学校に存在する女の子

(すうは目線です。)

彼女はいつもと変わらずに窓際に座っていた。

彼女を囲むように同級生がお話をしていた。

それに比べて僕は

ただ一人、机の模様を見ていた。

ここに来た当初は色んな人から声をかけられたが

数日経った今

誰も僕に興味を持たなくなった。

もし、僕に興味を持つようになったら

それはあのことを知ってからだろう。

僕にとっては悪い意味でみんなか僕を見る。

昔聞いたことがある

運動が出来れば人気になるだとか

僕には嬉しいことに運動だけは出来る

けど、それでも誰も僕を見ようとしなかった。

あ、彼女を囲んでいた同級生がいなくなり

すうは「あの、佐久美さん。」

佐久美「どうかしましたか?綺羅佐さん」

すうは「その、、お話が」

佐久美「お話ですか?なんなりと」

周りに人がいないことを確認して

すうは「昨日、、なんで事務所に来なかったの?」

彼女は暗い顔をし

佐久美「、、事務所?えーとなんのことでしょうか?」

え?何を言って


すうは「も、、」

「桃さーん、行こう」

佐久美「あ、はい。ごめんなさい。お話はまた今度でお願いします。」

彼女は立ち、生徒の方へと行ってしまった。

なにこれ、、、

桃さんは忘れてしまったのか

今までのことを

ーーーーーーーーーーーーーーーー

すうは「ということがあって」

緑林「そんな、、こと」

真「そんなこと、、あるはずがない」

すうは「真さん?」

真「桃がアイドルを忘れれずはずがない。

だって、桃が初めてアイドルを観たときあんなに目がキラキラしてた、、そんな、、ことあるわけがない。」

緑林「、、、、、、」

すうは「これからも頑張って声をかけてみるよ。」

真「なんか、ありがと。」

すうは「なんで?」

真「桃のこと」

すうは「桃さんもいないと僕達は僕達はじゃない気がするんだ。」

真「そうだね。絶対に桃を戻そう。」

すうは「うん!」

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