社長に物申す

事務所

真「社長!」

社長「どうした、そんな急いでる様子で」

真「話があります、お時間お借りしてよろしでしょうか?」

緑林「どうしたんですか?」

真「マネージャーさんには関係ありませんので業務優先にしてもらって大丈夫です。」

真さんは焦ったように

その場から離れた社長と共に

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社長室

社長「話ってなんだ?思っていたよりもライブに客が来なかったことか?」

真「違います。」

社長「じゃあ、、、次はいつか」

真「惚けないでください。すうはのことで話があります。」

社長「すうはのことか、同じ学校になって業務連絡等がしやすくなったろ?それに時間も合わせやすくなった。」

真「たしかに、そうかもしれませんね。」

社長「そうでしょ!」

真「でも、、そんなの社長の都合じゃないですか?」

真「すうは自身は了承出したんですか?」

社長「出したから学校に行ったんだろ?」

真「そうするしか無かったから行ったわけじゃないと」

社長「あぁ」

真「………もうひとつ」

真「すうはの両親は許したんですか?そもそも伝えたんですか?」

社長「伝えていない」

真「……あのですね。引っ越しって」

社長「正確には伝えられない状況下に居る。」

真「は?なに言ってるんですか?高校生はひとりで部屋借りれないですし、ここに入ってくるときの入所手続き書類にあった。保護者確認書は」

社長「あはは!」

真「なんで笑うんですか!なにも面白くない!」

広いとは言えない密室

机を挟み、社長と真との距離はあった

が、真は怒りに任せ

手を社長へと向けた。

社長「面白いわよ。とても」

真「は?」

社長「真ではなく桃が言い出すのはともかく、、ね」

社長は、強引に真の手を振り落とす

真「この際言いますけど、社長いやお前は僕たちをどんな目で見てるんですか。衣装の件だってスタイリストさんを雇えたはずですし、それに」

社長「戻りなさい、ここでの長話は時間の無駄

レッスンがあるはずだ。私の業務だってある。」

真「……分かりました、失礼しました。」

社長室から出ようとしたとき

社長「君たちだってそうだろ。親の承認を貰ってないなんてな、それで悪いことだと言えるのか。」

真「………………」

社長「図星か」

真「これ以上…問題を起こすなら僕たちはこの事務所から出ていきますから」

社長「勝手にしろ」

ガチャ

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社長「草木真……才能の持った姉を持ち、妹である真自身も確かなる才能を持っている。」

社長「佐久美桃……お金を持った良いところのひとり娘、佐久美家自体有名で知れ渡ればいい武器になる。」

社長「綺羅佐すうは……正直どう扱えばいいのかわからない、が体力はあり、、、例の話題も使える。」

社長「使えるうちは使わないとな」

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あいつが言っていた、伝えられないってなに

まるで、いないなんて言ってるように






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