社長に物申す
事務所
真「社長!」
社長「どうした、そんな急いでる様子で」
真「話があります、お時間お借りしてよろしでしょうか?」
緑林「どうしたんですか?」
真「マネージャーさんには関係ありませんので業務優先にしてもらって大丈夫です。」
真さんは焦ったように
その場から離れた社長と共に
---------------------------
社長室
社長「話ってなんだ?思っていたよりもライブに客が来なかったことか?」
真「違います。」
社長「じゃあ、、、次はいつか」
真「惚けないでください。すうはのことで話があります。」
社長「すうはのことか、同じ学校になって業務連絡等がしやすくなったろ?それに時間も合わせやすくなった。」
真「たしかに、そうかもしれませんね。」
社長「そうでしょ!」
真「でも、、そんなの社長の都合じゃないですか?」
真「すうは自身は了承出したんですか?」
社長「出したから学校に行ったんだろ?」
真「そうするしか無かったから行ったわけじゃないと」
社長「あぁ」
真「………もうひとつ」
真「すうはの両親は許したんですか?そもそも伝えたんですか?」
社長「伝えていない」
真「……あのですね。引っ越しって」
社長「正確には伝えられない状況下に居る。」
真「は?なに言ってるんですか?高校生はひとりで部屋借りれないですし、ここに入ってくるときの入所手続き書類にあった。保護者確認書は」
社長「あはは!」
真「なんで笑うんですか!なにも面白くない!」
広いとは言えない密室
机を挟み、社長と真との距離はあった
が、真は怒りに任せ
手を社長へと向けた。
社長「面白いわよ。とても」
真「は?」
社長「真ではなく桃が言い出すのはともかく、、ね」
社長は、強引に真の手を振り落とす
真「この際言いますけど、社長いやお前は僕たちをどんな目で見てるんですか。衣装の件だってスタイリストさんを雇えたはずですし、それに」
社長「戻りなさい、ここでの長話は時間の無駄
レッスンがあるはずだ。私の業務だってある。」
真「……分かりました、失礼しました。」
社長室から出ようとしたとき
社長「君たちだってそうだろ。親の承認を貰ってないなんてな、それで悪いことだと言えるのか。」
真「………………」
社長「図星か」
真「これ以上…問題を起こすなら僕たちはこの事務所から出ていきますから」
社長「勝手にしろ」
ガチャ
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
社長「草木真……才能の持った姉を持ち、妹である真自身も確かなる才能を持っている。」
社長「佐久美桃……お金を持った良いところのひとり娘、佐久美家自体有名で知れ渡ればいい武器になる。」
社長「綺羅佐すうは……正直どう扱えばいいのかわからない、が体力はあり、、、例の話題も使える。」
社長「使えるうちは使わないとな」
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
あいつが言っていた、伝えられないってなに
まるで、いないなんて言ってるように
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます