転校生は身近な同業者

初ライブが終わり

落ちつきいつもどおりの日常が戻る。

ーーーーーーーーーーーーーー

「真ちゃーん!」

真「なに?」

「ここ教えて」

真「えぇ、こんなの暗記だよ。」

「真ちゃんは勉強出来るから、そう言えるんだよ。」

真「ほんとに暗記だよ?パズルみたいな」

「それが出来ないから聞いたの!」

真「〇〇だって、点数低いわけじゃないでしょ」 

「真ちゃんよりは全然」

真「平均点より上はいってるんだからさ」

「そうだけど、、」

ーーーーーーーーーーーーーーーー

「佐久美先輩」

桃「どうかしましたか?」

「この、本の場所って」

桃「その本は、、小説のわ行8なので窓側の棚です。」

「ありがとうございます!」

桃「いえいえ」

「本借ります」

桃「あ、今行きますね」

ーーーーーーーーーーーーーーーー

桃「まーこーと」

真「委員会お疲れ様」

桃「うん!」

真「帰ろうか」

桃「って言っても行き先同じですけどね」

真「まあね。」

桃「アイドルになってからずっと、」

真「桃、、学校ではアイドルの話しないって言ったでしょ?バレたら大騒ぎになるんだから」

桃「はーい」

ーーーーーーーーー

すうは「転校、、」

社長「そうだ、これから仕事が増えてくるだろ。それに伴い事務所の近くの学校に通ったほうが効率がいいと思ってな。安心してくれ、すうはひとりじゃない」

すうは「?」

ーーーーーーーー翌日 昼休み

桃「草木さん、いませんか?」

「真ならいるよ、まこと?」

真「あ、咲久美さん。」

桃「ちょっとお話が」

ーーーーーーーー

真「どうしたの、そんなに焦って」

桃「えーと、とりあえず私のクラスに来てください」

真「桃のクラス?」

桃「うん」

ーーーーーーーー

桃のクラスを窓から覗く

そこに居たのは

見覚えがあった人だった。

「ねえ、すうはくんってどこから来たの?」

すうは「えーと、、、町の近くにいたけどわけ合って」

「そうなんだ」

すうは、、、、なんで

ここに

真「戻る、、」

桃「え、あ、、うん、」

真「放課後すうはを焼却炉前に呼んで」

桃「わかりました。。」

ーーーーーーーー放課後

真「すうはって他人と話すとき案外冷静なんだね。」

桃「たしかに、そうですね。普段なら元気な方と思っていましたが、あそこまで静かなすうはさん見たことないですね。」

ほんとに

すうはと思えないほど、なんなら別人と言ってもいいほど

静かで冷静な男子高校生だった。

すうは「あの、、なんの呼び出し?」

あ、、、

真「なんの、、じゃないよ❕なんでこの学校に居るの」

すうは「転入してきた」

真「そうだね、それは分かる。聞きたいのは転入してきた理由」

すうは「社長が、2人と同じ学校の方がいいだろって言って書類とか全部用意してくれて」

なにそれ 

真「親は?」

すうは「え」

真「親はなんて言ったの」

すうは「親にはなにも、、はじめて言われたときにはもうここに来ることになって」

完全に社長の都合じゃん

真「早く事務所に行くよ。」

桃・すうは「え?」

一秒でも早く、あいつに話してもらおう

なにが狙いなのか


  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る