第42話:レヒツァンフリート
チャプタ―1
ここは、事務所である。
「これで、後、一か月分。」
「早いな。さすが、咋巧。」
「空港だけに、ぷっ。」
「あ、の、ねっ。」
「ひーっ。御免なさい。」
チャプタ―2
ここは、上空である。
柔とティタニィーは、私に関する資料を見ていた。
「こいつが、咋巧か。」
「はい。この新米弁護士です。」
「ここまで、成長したのか。」
「もしかして、御知り合い?」
「ああ。私の教え子の一人だ。」
「何ですと?」
ティタニィーは、一瞬、寒気を感じた。
チャプタ―3
ここは、大森東である。
そこには、エスカレートとターゲットが居た。
「次の手は?」
「本なんてどう?」
「本か。騙しの力を集めて。」
「一冊の本に。」
エスカレートとターゲットは、騙しの力を吸収し始めた。
「ウワーッ。キャーッ。」
「貰ったぞ。」
「まだ、足りないわね。」
チャプタ―4
ここは、事務所である。
私は、焼き肉を食べていた。
「うまい。この焼き肉くふふーっ。」
「また、焼き肉か。」
「良く、飽きないね。」
「普通だよ。365日。」
「えっ、本当なのか?」
「普通じゃないって。」
チャプタ―5
ここは、久が原である。
そこには、エスカレートとターゲットが居た。
「ここで良い。」
「出でよ、アッファ獣「アッファブック」。」
ターゲットは、アッファ獣アッファブックを誕生させた。
「何で、ございますか?」
「騙しの力を集めて来い。」
「出来るだけ、多くね。」
「それなら、本を開くまで。吸幻衝。」
アッファブックは、本を開いて、騙しの力を吸収し始めた。
チャプタ―6
ここは、事務所である。
「咋巧。裁判所から、怪人退治命令が出ているぞ。」
「はい。それじゃ、行って来ます。」
私は、現場へ向かった。
「何で、裁判所が?」
「私にも理解らん。」
チャプタ―7
ここは、平和島である。
そこには、アッファブックが居て、騙しの力を吸収していた。
「ウワーッ。キャーッ。」
「あれ? こんだけか。ちえっ。」
そこへ、私は、辿り着いた。
「レヒツァンチェンジ。」
私は、異彩弁護士 咋巧に変身した。
「次の街へ。」
「そこまでよ。」
「な、何者だ?」
「破壊を裁く弁護士。異彩弁護士 咋巧。あなたを提訴します。」
「オマエタチ。」
アッファブックは、十体ものオマエタチを召喚した。
「アキ―ッ。」
「はーっ。でやーっ。おりゃーっ。」
私は、拳や蹴りで、オマエタチ達を一掃した。
「キエーッ。」
チャプタ―8
そこへ、エスカレートがやって来た。
「アッファブック。ここは、任せろ。」
「す、済いません。」
アッファブックは、消えるように去って行った。
「公務執行妨害よ。」
「おかしな事を。炎幻衝。」
エスカレートは、炎を想像して術を放った。
「ウワーッ。」
「クククッ。まだ、その程度か。」
「狙幻衝。レヒツァンブラスター。フルパワー。」
私は、幻衝力をレヒツァンブラスターに注いで、
エスカレートを狙撃した。
「ウワーッ。くっ。まあ、良い。ティタニィー。」
チャプタ―9
そこへ、ティタニィーがやって来た。
「はいはい。破壊の炭酸。」
ティタニィーは、アッファブックを巨大化させた。
「グオーッ。」
「召幻衝。レヒツァンカプリ。」
私は、召喚したレヒツァンカプリに飛び乗った。
「カイザーモードと言ってくれ。」
「理解ったわ。カイザーモード。」
すると、レヒツァンカプリは、人型に変形した。
「レヒツァンフリート。」
チャプタ―10
「風幻衝。」
アッファブックは、風を想像して術を放った。
「ウワーッ。何て風力。」
「咋巧。レヒツァンファングだ。」
「レヒツァンファング。」
レヒツァンフリートは、右手にレヒツァンファングを装着した。
「刃幻衝。」
アッファブックは、鋭い紙を想像して術を放った。
「ウワーッ。でも、ひるまない。」
「そ、そんな。」
「咋巧。決めるぞ。」
「拳幻衝。レヒツァン二ヒツドライブ。」
レヒツァンフリートは、アッファブックに拳を決めた。
「せ、せめて、騙しの力だけでも。」
アッファブックは、爆発して消え去った。
チャプタ―11
ここは、上空である。
「騙しの力がこれだけあれば。」
柔は、西大井へ降りた。
「クククッ。早速、始めるわ。フフフッ。」
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