アーク刑事 激フレンズ ＳＥＡＳＯＮ５

第39話：破壊から助ける救助士

チャプタ―１

ここは、山のふもとである。

「これで、片付け完了。」

「後は、現場へ。」

「って、何も起きていませんよ。」

「それで、良いんだよ。」

「銛。力抜き過ぎ。」

「のんびりですね。ふあああーっ。」

チャプタ―２

ここは、スカイツリーのてっぺんである。

亥詞は、そこで、腕を組んで立っていた。

「フフフッ。今の私なら、この街くらい簡単に吹き飛ばせるわ。」

亥詞は、アンフェアルに変身した。

「フフフッ。ティタニィー。実行よ。」

「では。ヒトデナシ。」

ティタニィーは、無数のヒトデナシを召喚した。

「アキーッ。」

チャプタ―３

ここは、港南である。

私は、そこで、ヒトデナシ達と戦っていた。

「はーっ。でやーっ。おりゃーっ。」

「キエーッ。」

だが、いくら倒しても、湧いてくるのであった。

「きりが無い。召幻衝。レテンＧ。」

私は、召喚したレテンＧに乗って走り出した。

「何で、あんなにヒトデナシが？」

「理解らない。あるとすれば、ティタニィーが亥詞の仕業かも？」

「まっ、今は、逃げるしかなさそうだ。」

チャプタ―４

ここは、東上野である。

そこには、ティタニィーとアンフェアルが居た。

「ここも、吹っ飛ばしましょう。」

「良いわ。もっと派手にね。フフフッ。」

「アキ―ッ。」

「ウワーッ。キャーッ。」

私は、そこへ辿り着いた。

「この状況って？」

「まるで、廃墟だ。」

「来たわね、銛。」

「ここで、仕留めてあげる。」

「そういう訳には、いかない。レテンチェンジ。」

私は、偉観救助士　銛　ラクシュミモードに変身した。

「乱幻衝。レテンブラスター。シュート。」

私は、ヒトデナシ達を一掃した。

「キエーッ。」

チャプタ―５

「ティタニィー。奴を倒せ。」

「は、はい。闇幻衝。」

ティタニィーは、闇の力を想像して術を放った。

だが、私には、通じなかった。

「な、何ーっ？」

そこへ、新たな正義の味方がやって来た。

名を、異彩弁護士　咋巧という。

「私に任せて。レヒツァンブラスター。シュート。」

咋巧は、ティタニィーを狙撃した。

「ウワーッ。もう一人、居たのね。」

「あなたは、何者？」

「異彩弁護士　咋巧。」

「くうこう。空港？」

「違うって。咋巧。」

「何を話している。邪幻衝。」

ティタニィーは、邪気を想像して術を放った。

「それくらい、避けれるわ。レヒツァンジャベリン。

　斬幻衝。レヒツァンニヒツリバイディング。」

咋巧は、ティタニィーを一刀両断した。

「ウワーッ。こ、この次は、必ず。」

ティタニィーは、消えるように去って行った。

咋巧は、いつの間にか去っていた。

「あの人は、一体？」

チャプタ―６

その頃、アンフェアルは、高輪に居て、街を破壊していた。

「フフフッ。これが、見下しの力よ。はーっ。」

「ウワーッ。キャーッ。」

私は、レテンＧに乗って走って行き、そこへ辿り着いた。

「そこまでよ。」

「な、何者だ？」

「破壊から助ける救助士。偉観救助士　銛。任務遂行。」

チャプタ―７

「恐魔丸幻衝波。」

アンフェアルは、恐魔丸の刃先から、幻衝力を放った。

「ウワーッ。何て破壊力。」

「反撃して来ないの？　恐魔丸無双。」

「ブレードギラー。連幻衝。乱幻衝。」

アンフェアルと私は、互いに斬りまくった。

「ウワーッ。フフフッ。やるわね。」

「後、もう一回、耐えられれば。」

「恐魔丸不死鳥斬。」

「ブレードギラーエーアデフェニックス。」

アンフェアルと私は、突撃して行き、不死鳥に姿を変えて、互いにぶつかった。

その衝撃で、恐魔丸は、砕け散った。

「ヌオワーッ。くっ。破壊の砂。」

アンフェアルは、自分を巨大化させた。

「グオーッ。」

「召幻衝。レテンポディダエ。」

私は、召喚したレテンポディダエに飛び乗った。

「カイザーモード。」

私は、レテンポディダエを人型に変形させた。

「レテンフリート。」

チャプタ―８

「斬り刻んでくれる。」

アンフェアルは、チェーンソーのような左手で、

レテンフリートを斬りまくった。

「ウワーッ。」

「銛。三つの技を同時に決めるんだ。」

「うん。理解った。」

「ほざけ。はーっ。」

アンフェアルは、緑色のブレスを吐き出した。

「ウワーッ。一気に決める。」

「行くぞ、銛。」

「レテンエーアデトリプルディザスター。」

レテンフリートは、アンフェアルに拳を決めつつ、

斬り裂き、狙撃した。

「ウワーッ。こ、こしゃくぬわーっ。」

アンフェアルは、爆発して、元の大きさに戻った。

私は、レテンフリートから飛び降りた。

「レテンライフル。聖幻衝。レテンエーアデエーアリヒ。」

私は、アンフェアルを浄化した。

「何て、暖かいパワーなの。エーレン。」

「任務完了。」

アンフェアルは、人間に戻ってから気絶した。

チャプタ―９

「銛。早く乗れ。あの天体を倒すぞ。」

「あの天体は？」

「惑星型巨大獣帝テクノロジーだ。」

「理解った。行こう。」

私は、レテンフリートに飛び乗った。

そして、レテンフリートは、宇宙へ出た。

チャプタ―１０

やがて、テクノロジーの元へ辿り着いた。

「良く来たな。偉観救助士　銛。」

「あなたは、何者なの？」

「我が名は、惑星型巨大獣帝テクノロジー。

　ゲマトリアＧレベルの存在。」

テクノロジーは、全身から、破壊の波動を放った。

「ウワーッ。」

「ウワーッ。銛。大丈夫か？」

「どうにかね。」

「喰らうが良い。見下しの力を。」

テクノロジーは、見下しの力を幻衝力に変えて、両手から放った。

「レテンエーアデシェイカーフルパワー。」

レテンフリートは、テクノロジーを狙撃しまくった。

「これなら、どうだ？」

テクノロジーは、パワーを増幅した。

「ウワーッ。くっ。レテンフリート？」

「済まない。ウワーッ。」

レテンフリートは、レテンポディダエに戻って、

地球へ勢い良く落下した。

チャプター１１

「見たか。これが、見下しの力という無駄な力そのものだ。」

「確かに何の役にも立たない。見下したらいけない。その力を使うのもね。」

「何だと？　人間どもは、使っているではないか。」

「少なくとも、私は、そんな力は、要らない。」

「ならば、消えてしまえ。はーっ。」

テクノロジーは、黒色のブレスを吐き出した。

「くっ。浄化してでも、助けて見せる。」

「私を助けるだと？　ほざくな。」

「レテンエーアデレトゥングスアンカー。」

私は、ブレードギラーの刃先から、気と魔力と幻衝力を同時に放って、

テクノロジーの見下しの力を根こそぎ消滅させて、浄化した。

「わ、我は、何て愚かな事を。」

私は、テクノロジーの中へ入った。

チャプタ―１２

「お前なんて、使えねえな。」

「貴様のような奴は、要らん。」

「使えない役立たずね。」

「そんな事は、無い。」

「あなたは、誰？」

「正義の味方ってとこかな？」

「邪魔するな。」

「あなた方は、どうなんですか？」

「な、何だよーっ。」

「ありがとう。これで安心したよ。」

テクノロジーは、超新星爆発のように大爆発して、

完璧に消滅した。

チャプタ―１３

ここは、内藤町である。

私と芭喇と麻弛は、昼食を食べていた。

「ピロシキ、ピロシキ。ふふふーん。」

「銛。この話、知ってるか？」

「亥詞がらみの事件の真犯人。」

「この人物が？」

「一体、誰なんだか・・・。」

「銛。どうしたの？」

「行って来る。それでは。」

私は、支払いを済ませてから、レテンＧに乗って、

その人物を捜しに向かった。

チャプタ―１４

ここは、幕張メッセである。

そこには、真犯人である「首領」と呼ばれている人物らしき者が居た。

「キエーレ剤が、これだけあれば。クククッ。」

首領は、ライカン兵達に、次々とキエーレ剤をトラックに積ませ始めた。

「キエーッ。」

「後は、売るだけだ。クククッ。」

チャプタ―１５

私は、幕張メッセへ辿り着いた。

「レテンＧ。ありがとう。」

「礼には、及ばないって。」

「レテンチェンジ。」

私は、偉観救助士　銛に変身した。

「気を付けろよ。」

チャプタ―１６

「そろそろ、休むか。」

「そこまでよ。」

「な、何者だ？」

「破壊から助ける救助士。偉観救助士　銛。任務遂行。」

「ライカン兵。」

「キエーッ。」

「はーっ。でやーっ。おりゃーっ。」

私は、拳や蹴りで、ライカン兵達を一掃した。

「キエーッ。」

チャプタ―１７

「フハハハーッ。幻衝光線。」

首領は、右手から、幻衝力の光線を放った。

「ウワーッ。レテンブラスター。連幻衝。乱幻衝。シュート。」

私は、首領を狙撃しまくった。

「お、おのれ。喰らえ、必殺「藪知らず」。」

「あれ？　首領が居ない？」

「し、しまった。ここは、何処だ？」

首領は、走りまくって、自分の技から脱出した。

「はあはあぜーっ。どうだ、参ったか？」

「何とも無いよ。」

「そ、そんなバカな。」

「この技で。脚幻衝。はーっ。」

私は、飛び上がってから、一回転し、フルパワーの蹴りを決めた。

「ヌオワーッ。くっ。またな。」

首領は、二等辺三角形の飛行物体に乗って、空の彼方へ飛び去った。

「逃げるなーっ。」

エピローグ

チャプタ―１

ここは、訓練所である。

「銛は、何処へ行ったんですかね？」

「さあ？　でも、きっと戻って来るよ。」

「だと、良いんですけど。」

「早速、出動だ。急ぐぞ。」

「待って下さいよーっ。」

チャプタ―２

私は、レテンＧに乗って走っていた。

「レテンＧ。何処まで行ける？」

「何処までも、ついて行くよ。」

「それじゃ、とりあえず。」

「理解った。しっかり捕まってて。」

レテンＧは、加速した。

チャプタ―３

私が、何処へ行ったかって？

それは、想像に御任せします。

それじゃ、またね。

破壊から助ける救助士。偉観救助士　銛。任務遂行。

―　完　―