第5話:カテーテルのアトロト獣

チャプタ―1

ここは、病院である。

私は、点滴の交換を、牡吏は、脈を測定していた。

「牡吏は、相変わらず、素早いわね。」

「普通だと思うけど?」

「私、外へ行って来るね。」

「理解った。任せてくれ。」

チャプタ―2

ここは、銀座である。

そこには、スローガンとクライムが居た。

「今度は、カテーテルとステントだ。」

「んな物をアトロト獣にしてどうすんの?」

「とにかく、やってみようぜ。」

「ついていけないって・・・。」

チャプタ―3

私は、プフレーイーに乗って、怪我人を捜していた。

「今のところ、居ないみたいね。」

「この右の近くに五人も居るぞ。」

「応急処置レベルは、1。」

「ここら辺のはずだ。」

「どうやら、ここみたいね。」

私は、応急処置を開始した。

チャプタ―4

ここは、廃墟と化した病院である。

「師長。キエーレ剤とありますが?」

「どんどん、仕入れろ。クククッ。」

「何の目的で?」

「キエーレ製薬との取引さ。」

チャプタ―5

ここは、新富である。

そこには、アトロト獣「アトロトカテーテル」と十体ものデバッグが居て、

街を破壊していた。

「クククッ。膨幻衝。おらーっ。」

「アオ―ッ。」

「ウワーッ。キャーッ。」

「次は、このビルを。」

私は、そこへ辿り着いた。

「ここで待ってて。」

「任せときな。」

「アオ―ッ。」

「はーっ。でやーっ。おりゃーっ。」

私は、拳や蹴りで、デバッグ達を一掃した。

「キエーッ。」

「プフレーチェンジ。」

私は、哀願看護師 吏他に変身した。

チャプタ―6

「そこまでよ。」

「な、何者だ?」

「破壊を手当てする看護師。哀願看護師 吏他。御来院ですね。」

「クククッ。砕幻衝。」

アトロトカテーテルは、カテーテルで、ビルの壁を崩した。

「ウワーッ。」

「へへへーんだ。ステントの中に閉じ込めてくれる。」

「今だ。プフレーブラスター。狙幻衝。連幻衝。乱幻衝。シュート。」

私は、アトロトカテーテルを狙撃しまくった。

「ギャーッ。」

アトロトカテーテルは、爆発して消え去った。

「御大事に。」

チャプタ―7

そこへ、スローガンとクライムがやって来た。

「変身して戦う看護師ね。フフフッ。」

「あなた達は、何者?」

「俺は、スローガン。」

「私は、クライム。よろしくね。」

スローガンとクライムは、幻衝力を放った。

「ウワーッ。」

私は、変身が解けた。

スローガンとクライムは、笑いながら、

消えるように去って行った。

チャプタ―8

そこへ、ティタニィーがやって来た。

「幻衝力サプリメント。」

ティタニィーは、アトロトカテーテルを蘇生し巨大化させた。

「グオーッ。」

そこへ、プフレーロデンティアがやって来て、人型に変形した。

「プフレーフリート。」

チャプタ―9

「膨幻衝。」

アトロトカテーテルは、プフレーフリートの体内で、

ステントを膨らませた。

「ウワーッ。」

「砕幻衝。瓦礫の下敷きになるが良い。」

アトロトカテーテルは、ビルを三棟も崩壊させた。

「プフレーシールド。」

プフレーフリートは、アトロトカテーテルの攻撃を防ぎきった。

「あ、あれ? 通じてない?」

「プフレーファング。」

プフレーフリートは、プフレーファングを右手に装着した。

「拳幻衝。プフレーケアドライブ。」

プフレーフリートは、アトロトカテーテルに拳を決めた。

「ギャーッ。」

アトロトカテーテルは、爆発して消え去った。

チャプタ―10

ここは、廃墟と化した病院である。

「スローガンとクライム。見事ね。」

「ありがたき幸せ。」

「それ程でも、ありません。」

「止めは、刺したのか?」

「いえ。それについては。」

「申し訳ございません。今度は、必ず。」

チャプタ―11

ここは、病院である。

「吏他。御苦労さん。」

「牡吏。それは、言いっこ無し。」

「らしくて良いけどな。」

「どうかしたの?」

「いや、何でも無い。」

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