変化
まさかの出来事…
それは…
なぜかクラスの女子がオレを見てざわついている。
少し前までも悪い意味でざわついていた。
しかし‼︎
今は、いい意味でざわついているみたいだ。
女子たちの顔つきや、目つきが全然違う。
眉間にシワがよっていない。
なんなら、目がキラキラしてる気がする。
え…?
そんなに違います⁇
髪切っただけですよ?
ん?
んんん⁇
隣の席の子…
めっちゃこっちみてるよ?
はじめて目あったわ。
「あ、おはよう」
と一応挨拶してみるとまさかの
「あっ、おはよ♡」
パチンと、ウインクつきで返された…。
昨日までがっつり机離されて汚いものをみるような感じだったのに、いきなりウインクって…
どうなっているんですか⁇
てかさ、他のクラスからもオレをみたさに
はるばるやってきておりますよ⁉︎
驚いたわー…。
とりあえずトイレに行こう。
立ち上がると、
「あ、トイレ?」
と友達に話しかけられた。
「うん」
と返事すると、一緒に行きたいというので一緒に行くことにした。
「てかさー、なんでそんないきなりイメチェンしたわけよ?」
と友達がいうから、
「枕人間になりたくなかったから」
と答えておいた。
は?
みたいな顔の友達をみながら仲良くトイレへゴー。
で、トイレの帰り道。
…向こうから艶元さんが歩いてきた。
きっとオレの事隣の隣人って覚えていないんだろうな。
と横をスッと空気みたいに通り過ぎようとした途端…
バサバサっと艶元さんが両手に持っていたノートと筆箱を豪快に足元に…
えっ⁇
足にノートと筆箱がー…
痛くないの?
てか、オレを見て固まってるよ⁇
オレって髪切ったら特殊能力発揮できるようになりました?
短髪にすると人を固められる…みたいな?
「おーい、艶元さーん」
一緒にいた友達が話しかけるも魔法が解けず…
…
どうせオレなんか気にもとめてもらえないんだからせめて高校時代こんな人もいたなとおぼえておいてもらえるようにとキャラ変をしてみた。
「はぁ〜い、つやもっちゃ〜ん」
と目の前でおててフリフリしてみた。
すると、
「えっ…、まって…ゆいちゃんのお隣さんのえっ…まさかの…あの…」
と、混乱していた艶元さん。
続く。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます