第11話 慈善活動に向けて
マリーは、叔父と別れて、食堂から急いでジャックを追いかけた。
「ジャック!待って!」
マリーは、ジャックの腕を掴み振り向かせる。
「お願いよ。絶対危険なことしないで!」
マリーは、必死に頼んだ。なんだかとても危険なことにジャックが関わる気がして心底心配した。
「マリーに言われなくても、分かってるよ。知り合いに頼んだら、もう関わらない!」
「絶対よ!」
「絶対関わらない。それより明日から、教会で外壁の修復作業するんだろう。言い出しっぺなんだから、しっかりしろよ。」
そうなのだ。やっと修復作業に入るのだから、叔父様には、悪いけどジャックを渡すわけにはいかない。
「そうよ。ジャックにはしっかり働いてもらうわ!」
マリーは、ジャックの背中を押しながら、やっと笑顔を見せた。
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