第102話 キルギスの民

 階段を上り、下り、また上る。

 建物が氾濫しているとしか思えない【塔】の内部を進み続ける。

 もはや自分がどこを歩いているのかもわからない。


 案内人のメラニアは迷いなく進んでいく。

 ルシウスとローレンはその背中を追いかけるしかない。


 2人の背後を、メラニアが半身と呼ぶローブを着込んだ子供が音も無く付いてくる。まるで警護でもするかのように。


「まずはローレン様の砲魔を得たいと思います」


「ローレンと呼んで下さいね。私は貴族ではありませんので」


「え?」


「よろしくね」


 ローレンが再び手を差し出した。

 さきほど流れでした挨拶ではなく、本当の自己紹介のつもりなのだろう。


 だが、メラニアの腕は呪いにより鳥の羽となっており掌がない。

 握手を握り返すこともできない。


 羨ましそうにローレンの白い指先を見つめた。


「あ、ごめんなさい」


「いえ、慣れておりますから」


「なら、こうしましょう」


 ローレンはメラニアを抱きしめた。


「え?」


「これなら翼でも大丈夫です」


「は、はい。ロ、ローレン」


 メラニアがはにかみながら翼でローレンを抱きしめる。


 ――わかるんだろうな。人と違うことのつらさが


 ローレンの実父はかつて領民を迫害し、弑逆された。

 そのためローレンも市井では除け者にされ続けた過去がある。


 ルシウスも同じようにしたいが、それは領主として許されない。

 過度な区別は不要だが、領主が領民に呼び捨てでよいなどと言えば、統治に影響が出る可能性がある。



「行こうか」


 再び振り向むいたとき、何かが、目の前を通り過ぎた。

 家と家の間にある狭い階段を高速で通り過ぎる閃光。


 メラニアがサッと前へ出る。


「来ました。砲魔です」


 雷でできた蟲、というよりトンボだ。


 砲魔は実体を持たない意思ある術式。炎や氷等の体を持つ魔物であると本で読んだことがある。


「フルグフライですね。6級の魔物ですが、素早いので気を付けてください」


 ――6級なら少し脅せば逃げるかな


 ルシウスが宝剣へと手を添えた。


 その時、一番後ろを着いてきていた子供が駆け抜けた。

 子どもとは思えぬ俊敏さである。


「お、おい!」


 ルシウスが子供を引き止める。


「問題ありません」


 メラニアが、手で合図を送ると子供がフードを脱いだ。



 ――人形


 男子を模した人形だった。


 かなり人と似ている。

 一目では、人かとまがうほどに精巧だ。


 人形は短刀を手にしており、素早く近くの家屋の影へと入る。

 そして、何も居ない場所で空を斬るように刃を振るう。


 すると影がせり出しが、黒い刃が飛び出した。


 ――闇系の術式か


 黒い刃が、雷トンボを一刀両断したのだ。


 その人形が動きは俊敏で正確だ。

 よく見れば魔力を放っている。


「魔物……じゃない?」


 男の子の人形は静かにうつむいたまま。

 その横へと並ぶメラニア。


「ノクトといいます。私の傀儡かいらいなのです」


傀儡かいらい?」


「ええ、私達キルギス族は、もともと北の大陸のパンドラニア連邦の一族なのです。王国の方は魔物を式としますが、我々は傀儡かいらいを用いて術式を使うのです」


 嵌合傀儡かんごうかいらいの国パンドラニア連邦。

 3大国の1つに名を連ねる強国だとマルク近衛師団長から聞いたばかり。


 大陸が違うため、実際に目にするのは随分先のことだろうと思っていたが、まさか王都にいるとは思いもしなかった。


「パンドラニアの人は人形を操るの?」


「いえ、完全なヒト型はキルギス族だけで、他の支族は魔物の死体から剥ぎ取った体を組み合わせて傀儡かいらいとします。ヒト型は強襲ではなく、隠密や暗殺などに向いていたそうです」


 ――なるほど。だから嵌合キメラの傀儡か


「なぜキルギス族は、王国に、しかも塔にいるんだ?」


 メラニアが半泣きとなる。


「……政争に負けて国を追われました。もとは8大支族にも数えられた程の勢力を誇ったのですが、200年前のキルギス族出身者が総統そうとうになったのが運の尽き。敵対する勢力に向けて圧政に圧政を重ねて、最後は反乱軍に弑逆されました。結果、一族郎党、国外追放となってしまいました」


「あらら」


 その結果、王国で奴隷ような生活か。

 200年前なら、その時代を生きていないメラニアたちにとっては関係のない話だろう。


「メラニアさんは悪くありません」


 ローレンがメラニアの肩へと手を落とす。


「はい、でも私達の居場所はここしかありませんから。ともかく上にいきましょう! このあたりには6級しかいません。塔は上に上がればあがるほど強力な砲魔が居ますので」


 メラニアが気を取り直し、再び階段を昇り始めた。

 その後も、ひたすら壁から生えた建物の中を抜けていく3人と1体。


 うっすらと額に汗を浮かべるローレン。

 もともとあまり体を鍛えている方ではないため辛いのだろう。


「あと少しです」


 無言で歩くこと30分ほど。


 3人の目の前に現れたのは四角の箱のような大きな建物だ。

 素材や様式は道中に目にした家屋と代わりないが、ただただ大きい。


 建物への中へと入り込むと、1部屋しかなかった。


 ――魔法陣か


 その部屋の中央に巨大な魔法陣が書かれている。


「この塔は6層に分かれています。ここ第1層では6級しか出ませんから、今から第2層へ行きますね」


「これで?」


「そうです」


 ルシウスとローレンは物珍しそうに魔法陣の周辺を見て回る。


「急いで下さい」


 2人は促されるまま、魔法陣へと入り込んだ。


「行きますね」


 メラニアの人形ノクトが、床に魔力を流し込むと同時に魔法陣が光る。


 そして、体がねじれた。

 空間を跳躍する転移系の術式と同じ感覚だ。

 景色が一瞬だけ明転し、魔法陣の光が収まる。


 そこは先ほど居た同じような部屋だった。


 ――成功か?


 少しだけ魔力が濃いように思う。


「着きました。第2層です」


 メラニアへと促されるままに、建物の外へと出る。

 異様に明るく、思わず手をかざした。


「「うわぁあ」」


 ローレンと声が重なった。


 森だ。


 鬱蒼うっそうとした木々が生い茂る。


 壁から岩盤と森が迫り出し、それが何層にも折り重なっている。

 突き出た大地から、大量の水が流れ落ちており、虹を作る滝となっていた。


 そして、至る所から魔力を感じる。


 完全に魔物の領域であった。



「おい、早くしろ」


 突然、子どもの声が耳へと飛び込んだ。

 視点を下へと向けると、少し離れた所に数名の子供がいる。


「さっさと追い払えッ!」


 身なりからして西部の貴族の子供たちのようだ。


 なぜか3人の子どもたちはキルギス族に背負われている。

 背負っているキルギスの中には、まだ幼い子供もいるようだ。


 ――何で背負われてるんだ? 怪我でもしたのか?


 悔しそうに唇を噛み締めたメラニアを横目に、ルシウスは近寄り始める。


 通常、式は10才前後の夏の終わり頃に契約する。

 今、季節は春。

 北部や東部では種まきに大忙しの時期だろう。


 ――西部だと季節は関係ない?


 近づくと子どもたちの視線は1箇所に集まっているようだ。


 キルギスの男が1人で魔物と戦っていた。


 男と相対しているのは、木のツタでできた蜘蛛の群れであった。

 おそらく5級程度の魔物。

 下級とはいえ、群れで襲われれば傷を負うこともある。


 男のものと思われる女型の人形には至る所に傷があり、片腕は折れている。


 ――劣勢だな


 ルシウスは歩みを早めながら、注視する。


 対照的に背負われた子供たちは、あくびをしていた。


「もう飽きた、次に行こうよ」

「そうだね。戦ってる所見たかったけど意外とつまんない」

「あいつ残していきましょう。ほら行きなさい」


 子どもの1人が、キルギスの頭を叩いたとき。


「お父さん!」


 声をあげたのは貴族の子供を背負っている幼女だ。

 太った子供を、細い手足の幼女が震えながら背負っている。


 戦っている男は、幼女の父親なのだろう。


「急に動くなよッ!」


 馬に鞭を打つように、貴族の子供は、幼女の頭を手にした木の棒で思い切り叩く。


「きゃッ」


 キルギスの幼女は、驚いて転倒する。

 そして、太った貴族の子供は放おり出される形となった。


「こ、このぼ、僕を、お、落としたなッ!」


 ワナワナと肩を震わせて幼女を、木で叩き続ける貴族。

 まるで駄々をこねる赤子が棒を振り回すように。


「キャアッ」


 泣き叫ぶ幼女と、手を叩いて笑い会う子どもたち。


「きゃああ、だってさ」

「うけるっ」


 ルシウスの左手に魔力が宿る。

 そして竜炎を打ち出した。


 男と戦っていた、蜘蛛の群れを一撃で灰へと変えた。

 同時、駆け寄り、幼女の叩きつける棒を握り取る。


 冷たい目で子供を見下ろすルシウス。


「何をしている」


「は? 誰だよ、お前」


「ルシウス=ノリス=ドラグオン。君たちは何をしてるんだ」


「ノリス? お前の父親の爵位は?」


「男爵」


「ぷっ。男爵だって、しかも北部ノリスの!」


 10才の子どもたちが嘲るように笑い始めた。


「それと何の関係がある?」


 子どもたちが自慢げに話を始める。


「俺の父は西部ウェシテのシジク伯爵。つまり、この国で最も偉い伯爵家」

「私のお母様はラースロー子爵よ。当然、西部ウェシテのね」

「僕の父様はルクヴルール男爵だけど、西部ウェシテの男爵だからな。一緒にするなよ?」


 ルシウスは諭すように語りかける。


「爵位の序列は責任の重さだ。権力を振りかざす為にあるんじゃない。そんな事も知らずに何をしているんだ?」


 幼女を木の棒で殴っていた子供が、勝ち誇ったように胸を張る。


「お前、何も知らないのか? 式を得るために決まってるだろ」


「式を得るためなら、なぜ自分より幼い子を叩く必要がある? それにどうして自分の足で歩かないんだ? 怪我をしたなら治す」


 3人の子供はルシウスの言葉を理解できないかのような表情を浮かべる。

 そのうちの1人が思い出したように声を上げた。


「ああ、思い出した。北部ノリス東部エスタは、式を得るために賤民を使わないんだって。本当に貧乏くさい」


 他の2人も理解できないとでも言いたげなままだ。


「それ、どうやって契約するんだ? 魔物を押さえる奴が必要だろ? そうしないと我ら尊き青き血が流れてしまうじゃん」


 確かに契約にはリスクはある。

 ルシウスも村の子供達に契約をさせるのに邪竜を使ったのは事実だ。

 だが、何か根本から違う気がしてならない。


「てか、お前。後ろの女。お前は貴族か?」


 子供がローレンが指を差す。


「私は貴族では有りません」


 子供たちは鼻をつまむ真似をした。


「貴族でもない奴と会話したくない。おい、いくぞ、立て」


 倒れた父親の手を握る幼女に命令する子供。


「お父さん……大丈夫?」


「立てよ、こらッ! この役立たずが!」


 少女の腹を蹴り上げる子供。


「おい、やめろ! まだ話は――」


 3人は自分より下の者の話など聞く意味がないといった様子で、無視を決め込んでいる。


 幼女は咳き込みながら、自身の人形に支えられるように立ち上がった。

 その背中に無理やり乗る太った貴族の子供。


「さっさと行け」


「はい」


 乱暴少女の髪を引いた


「ははっ、馬みたいですね」


「俺もやってみよ」


 子供たちは馬の手綱を引くようにキルギス民の髪を思い切り引っ張る。


「おい! 待てッ!」


 ルシウスの声に対してニヤニヤと笑いを浮かべたまま、貴族の子どもたちは森の奥へと消えていった。


「……あれが……貴族……?」


 あまりのことに唖然とする。


 残されたのは傷だらけとなったキルギスの男1人だ。

 すぐに我に返り、影から1体の鎧兵を立ち上がらせる。


 鎧兵が手を男に当てて治癒の術式をかけると、傷が癒えていく。


「も、申し訳ありません。助けていただいた上に治癒の術式まで」


 治療が完了する前にキルギスの男は立ち上がり、壊れかけた人形を大事そうに抱えた。


「まだ治癒が終わっていない。あと少しだけ――」


 男はルシウスの声を無視するように足を引きずりながら、人形と共に、貴族の子どもたちを追いかけていった。

 おそらく一緒に行った我が子が心配なのだろう。


「いったい、あれは何だったんだ」


 メラニアが暗い顔で答える。


「いつものことです。貴族たちは平民以下として私達を酷使する。平民たちは日頃の憂さ晴らしで結局私達を酷使する。皆、同じです」


 西部は階級に対して特に厳格だと聞いたことがある。

 だが、あれは選民思想に支配されているといったほうが適切だ。

 自分より下の立場の者は、人間ではないと言わんばかりの態度であった。


 何より、それが子供であったことが、恐ろしい。

 つまり親や環境、全てがなのだろう。


「なぜキルギスの民は耐えるんだ。あそこまでされて」


 ルシウスは手を握る。


「このためです」


 メラニアは魔石をとった。先ほどルシウスが倒したツタの蜘蛛のものだ。


「……魔石」


「はい。我々が人形を作るためには、悪魔の心臓、つまり砲魔の魔石が必要です。砲魔は世界に6本しかない【塔】に住みます。国を追われたキルギス族が術式を維持するためには、耐えて生きていくしかありませんから」


 魔石を道具として使うのは、帝国の魔道具くらいしか知らなかった。

 もしかすると、王国以外ではよくある方法なのかもしれない。


 疑問を覚えならがらも周囲を見回すと、森が少し騒がしい。

 先程の戦いに釣られ、砲魔が近づいているのだろう。


 その様子を感じ取ったメラニアも人形のノクトが背負った袋から、何かを取り出した。


「ローレン、これを」


 メラニアが翼を器用に動かし、何かをローレンの右腕にはめた。

 腕輪に鎖が付いた遺物である。


「これは【砲魔の手枷てかせ】と呼ばれる遺物で、砲魔との契約に使うものです」


「あのメラニアさん……」


 ローレンが悲しそうにメラニアの羽を握る。


「大丈夫」


 笑顔を作ったメラニアの気持ち察するように、ローレンも気持ちを無理やり切り替えた。


「……分かりました。では、砲魔を得ましょう。これはどうやって使うんですか?」


「お二人とも重唱ですので、既に式を得たことがあるかと。ほとんど違いはありませんが、他の式と異なり、砲魔には実体がありません。先程のウドモスという砲魔も木で作られた体は仮初かりそめの肉体です」


 道中、簡単な身の上話はしてはある。

 本当に簡単ではあるが。


「つまり触れられない?」


「そうです。ですので、鎖で一時的に繋がることで契約します。できるだけ私とノクトが壁になりますが、砲魔は存在自体が術式です。近寄るだけで死ぬこともありますので、お気をつけて」


「いや、それは俺がやる。メラニアはサポートで」


 メラニアがきょとんとした表情を浮かべた。


「でも、それは……」


「メラニアの傀儡って防魔系の術式も使えるの?」


「いや、そういう、ことではないですが。貴族の方は、自分の手を動かさないと思って……いたので」


「俺は自分の力で式を得るよ」


 ガサガサと草が揺れ、先ほどと同じツタの蜘蛛が現れた。

 仲間の死に怒っているようだ。


「ローレン、あれはどう?」


「く、蜘蛛ですか……」


 明らかに気乗りしていない。


「無理なら他の奴でも」


「いえ、私は式にはこだわりがありませんので」


「なら試してみようか」


 ルシウスの影から3体ほどの鎧兵が立ち上がる。


「押さえろ」


 鎧兵がのしかかるように蜘蛛ウドモスを押さえつけた。

 蜘蛛もツタを伸ばし、鎧兵へと絡みつかせ反撃はしているようだが、階級が違いすぎる。


「今だよ」


「は、はい」


 ローレンが手を振り、腕輪についた2mほどの鎖が蜘蛛へと当たる。


 だが、何も起こらない。


「相性は良くないようですね」


「残念」


 ルシウスは鎧兵に命じて蔦蜘蛛ウドモスを奥へと運ばせ始めた。


「倒さないのですか」


 メラニアは首をかしげる。


「いいよ。魔物にも命があるから」


「砲魔は執念深いです。一度戦いになった相手を逃しません。だって悪魔ですから」


「それでもなぁ」


「それに砲魔は死にません。魔石を落として消失しますが、時間が経てば顕現できますから」


 ――だから強気なのか


 蔦蜘蛛は鎧兵へと蔦を絡ませ、ルシウスへと威嚇を続けている。

 戦い抜くつもりなのだろう。


「仕方ないな」


 左手へと魔力を込めるが、何も起こらない。


 ――やっぱり無理か


「ルシウスさん? どうしたんですか?」


「【遠隔のたい】の練習。できる気がしないけど」


 ルシウスは気を取り直し、普通に左手をかざすと、鎧兵が消え失せる。

 同時、左手から吹き出した炎の渦が、蔦蜘蛛を飲み込んだ。


 残ったのは焼け焦げた地面と、緑色の魔石である。


「……さっきもですが、もの凄い威力の火の術式ですね」


 メラニアが目を丸くする。


「大分、抑えてるけど」


 ルシウスが自身が燃やした砲魔の魔石を埋め始めた。

 魔石は大地に還すべし、という父の教えである。


「一体どんな式と契約を……あ!」


 メラニアが叫び声に、次の魔物かと思い咄嗟に身構えるルシウス。


「そ、その魔石、もらえませんか!?」


「人形の核だっけ? あんまり魔石を使うのは良い気はしないな」


「一時的に借りるだけです。使い手が死した後、人形と共にあるべき場所に還すのが我々の習わしです」


 感覚としては、最終的に丁重にとむらうのだから、人の亡骸を道具にしてよいのか、というようなものである。


 だが、キルギスにはキルギスのやり方があるのだろう。

 ルシウスの価値観ばかりを押し付けてはいけない。

 

「……どうぞ」


 ルシウスが譲ると嬉しそうにメラニアは、風切羽ですくいあげるように魔石を拾い集めていった。

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