第82話 魔剣

「ううぅー、さっぶっ」


 声を上げたのはルーシャル。


 4人は、夕日の中、都市を見渡せる岩へと登っていた。

 比較的緩やかな斜面ではあるが、それでも、前屈みで、周囲の岩を掴みながらよじ登る。


「今、魔物に襲われたら大変です。早く上がりましょう」


 ルシウスが先頭から下を行く3人へと声をかけた。


「このあたりには魔物は出ません。竜騎士の亡霊に、術式を使う魔物は狩られてしまいますから」


「よかった……本当に」


 ほっと胸を撫で下ろす。

 もちろん四大貴族の跡取りであるディオンとルーシャルが魔物に襲われないか心配だからである。

 岩山をよじ登っている時だけが、安心できるというのはおかしな話だ。ヤモリかな?


「でもドワーフに会っちゃうかもよ?」


 一番下にいたルーシャルが冗談交じりに話しかける。たしか先日、シュトラウス卿もオルレアンス家の領地にドワーフがいると言っていた。


 珍しくディオンが口を挟む。


「裏切り者どもだ。この都市の厄災は、ドワーフが共和国を手引し、引き起こした」


 共和国とは、王国の南にある国であり、国力は帝国と並ぶほどの大国である。

 名に共和国とついているものの、実態は宗教国家。


 世界で最も信仰されている【ノアの浸礼】という宗教がある。王国の騎士団にも司祭が常駐していることもあるほどだ。

 その【ノアの浸礼】の総本山がある国こそ、共和国なのだ。


 圧倒的な信者の多さを背景に、大国として盤石ばんじゃくな体制にあると聞く。



「ディオン殿下。それは……ただの噂です。死人がよみがえり魔物となった理由は、オルレアンスにもわかっておりません」


 ディオンが吐き捨てるように反論する。


「ドワーフたちが共和国と繋がりがあったことは史実であり、共和国には人を魔物にとす術があることはよく知られている。状況証拠的に誰が見ても明らかだ」


 道中、あまり口数が多くなかったディオンが、やけに話す。

 王国への裏切りは、許せないのか。あるいは他に障ることがあったのか。


 嫌な雰囲気が流れる。


 ――よくないな


 ルシウスが話を切り上げる。


「そこまでにしましょう。もう頂上です」


「賛成ー」


 ルシウスが平らとなった頂上へ足をかけた時、背後から小さな声が聞こえた。


「そうやって全部ドワーフのせいにして、皆、考えることを止めるんだ」


 振り向くと、クレインが、くやしそうに顔を歪めていた。

 ルシウスの視線に、ハッとしたクレインは貼り付けたような笑みを浮かべる。


「ははっ、お恥ずかしい。さて、行きましょう」




 4人は岩山の頂上に立つ。

 そこからは、死霊都市ブルギアが一望できた。


 平野の中にある、堅牢な城壁に守られた巨大な白い都市。

 そして、都市の背後には、緑一色の広大な森が広がる。


 日は今にも落ちそうで、都市から吹く風が一層、冷たい。

 昼間、炎天下で流した汗が冷え、体温が徐々に奪われていく。


 吐いた息が真っ白になる。

 息苦しいほどの魔力と相まって、肺の奥から凍りつきそうだ。


「上着持ってくればよかった! ディオンが急かすからよー!」


 ルーシャルは近くにいたルシウスへと抱きついた。


「ルーシャル殿下……離れてください」


「なになに? 本当は嬉しいくせにー」


 ルシウスの頬を指でつつくルーシャル。


 ――この人、絶対わざとだな


 そう感じる。

 現状を理解してなお、まだ冗談が言えるのであれば、相当な胆力を持っているのかもしれない。


「ともかく――」


 抱きつくルーシャルを押し返そうとしたとき、突如、悪寒が走る。

 周囲の温度が一気に下がったように感じる。


 次の瞬間、ルシウスたちの前に何かが降り立った。



 ――竜騎士ッ!?



 亜竜に乗った騎士である。


 ワイバーンは所々、肉が削げ落ち、骨がむき出しとなっている。

 骨がむき出しになった顔で、ルシウスたちを確認しているようだ。


 騎士の様子は、全身、鎧に包まれているためわからない。

 強い魔物特有の威圧や焼け付くような生命力を、全く感じない。それどころか目前にいるのにもかかわらず、存在感もない。


 ただただ不気味な魔力の塊が、そこにあるだけ。


 ルシウスは静かに宝剣へと手を伸ばす。

 その手を抑えたのはクレインだ。


「魔剣の術式もダメです」


 竜騎士がルシウスの動きを察知したのか、振り向いた。


 ――ドクロ……


 顔の肉は全く残っていない。骸骨そのものである。


 眼球があった窪みには、青白い光がゆらゆらと光っていた。

 その青白い炎が冷気を放っているようだ。


 よく見れば騎乗しているワイバーンの方も同じよう、体のうちに青白い光がみてとれる。


 その光がチラつく度、寒気さむけが走る。


 ――冷気の正体はこれか


 寒さというより、まるで生命の温もりを奪われるような感覚。

 死した騎士と亜竜が、今なお、生命力を欲しているようにも感じる。


 その後も、ルシウスたちを舐めるように観察する竜騎士と亜竜の亡霊。


 一通り確認し終えると、翼をバサバサと羽ばたかせ、空へと舞い上がっていく。

 竜騎士の亡霊は、城の上空を旋回する他の竜騎士たちと合流すると、四方へと散らばっていった。



「怖っ! 何アレ!?」


 冷静なディオンにも少しの安堵を浮かべていた。


「確かに不気味だ……。だが魔力の強さは思った以上ではなさそうだ」


 クレインが首をふる。


「あれは影のような存在です。粉々に吹き飛ばしても、すぐに元に戻ります。それに、恐ろしい所は、個ではなく群れです。亡霊たちは、今でも驚くほど統率されていますから」


「……忌々しいものだ」


 都市の上を、我が物顔で飛び回る亡霊たちをにらみつける。


ときが惜しい……魔剣はどこだ?」


 都市をにらみつけたままディオンが尋ねる。


「あそこです」


 クレインが塔の1つを指す。


 塔の先端に止まった、際立って大きな亜竜が2体見えた。

 竜騎士達が周囲を飛び回っているが、2体だけは座している。


 ――竜騎士達は、あの2体の周りを飛んでる?


 常に竜騎士団の中心にいるようにも思える。


「あれねー。うん、剣、持ってるね」


 目を凝らす。

 ルーシャルの言う通り、亜竜に乗った2体の騎士は、剣を握っている。


 他の竜騎士団の装備は槍である。亜竜に騎乗したまま相手を攻撃する際、剣よりも槍のほうが都合が良いのだろう。


「そうです。あれが魔剣です」


 ――2本……あったのか


 一振りは、両刃の大剣。

 びているのではないかと思うほど赤みを帯びた刃だ。


 もう一振りは刺突剣。

 青白い刃が特徴的な、まっすぐと伸びた刀身である。


「剣の形が、竜騎士団の団長と副団長が所持していた魔剣の記録と一致します。2週間前に、大規模な崩落があったのですが、崩落した地下からでてきました。2人は長い間、地中に閉じ込められていたようです」


 長い間、地下に押し込められていた剣にしては、保存状態が良すぎる。普通なら、錆びて朽ちている。

 いや、武器の手入れは騎士たちなら基本中の基本。死した今でも生前の通り、手入れを怠っていないのかもしれない。400年以上、繰り返され続ける日常にあるように。


 意識を魔剣から、持ち主へと移した。


「ということは、彼らは……」


「そうです。あれは最強と言われた竜騎士団の団長と副団長の亡霊です」


 騎士の階級は概ね強さで決まる。家柄、換えのきかない特殊な術式、軍略の巧緻こうちなども勘案されるが、組織長ともなればやはり力は必要とされる。


 つまり、竜騎士団でも最も強い2人から魔剣を奪う必要があるのだ。


「クレインさん。作戦があると言ってましたが、どんな作戦ですか」


「簡単です。少数をおびき寄せて……奪います」


 ――随分と粗い計画だな……


 だが、クレインは大真面目である。


「どうやってです?」


「それが、ルシウスさんに直接、来ていただいた理由でもあります。そして、砲魔と詠霊の式を持っている方にも。まさか、両殿下がいらっしゃるとは思いませんでしたが……」


 砲魔は西部特有の式、詠霊は南部特有の式である。

 ルシウスも対応する魔核は持っているが、まだどちらも式として契約していない。


 どうやら砲魔と詠霊の使い手も、あらかじめクレインが手配していたようだ。

 おびき寄せた死霊を叩くのはルシウスの役目であることは明白。


「砲魔と詠霊の役割はなんですか?」


 ディオンが簡潔に横から答える。


「私が砲魔で2体を狙撃する。そしてルーシャルが――」


「詠霊で、他のザコたちを足止めするんだよー」


 ルーシャルは笑みを浮かべてる。


「そうです。ともかく、この作戦の肝はルシウスさんです。邪竜と蚩尤の突破力がなければ、魔剣は誰も手に入れられません」


 ルシウスは首肯する。


「確認が終わったならば始める。時間がない」


 辺りは宵闇よいやみに染まりつつある。

 まもなく暗闇に覆われるだろう。


 確かに、それもあるのだが、違和感もある。


 ――時間……を気にしている?


 思えば、ずっとディオンは何か、焦っているように思える。

 その理由はわからないが、真っ暗闇の中、亡霊と戦うのは遠慮したい気持ちは同じだ。


 ディオンが一歩前に出た。


 2体がいる塔までは、直線距離でも数キロメートルは離れている。

 邪竜のブレスでも当てるのは至難の技だろう。


「ディオン殿下、もう少し近寄りましょうか?」


「問題ない。砲魔は遠距離の術式に特化したものだ」


 ディオンが右手に魔力を込める。


「ディオンがやるなら、私もやるかー。めんどいけど」


「ルーシャル殿下も」


「いいのいいの。もともと、このために来たんだもの。ルシウスくんほど魔力は多くないから道中は戦ってもらったけど。ずっと見てるだけだと、誰も褒めてくれないしー」


 ルーシャルが口を閉ざし、魔力を集めているようだ。

 最後に、クレインへと目をやると、慌てながら手を振る。


「ぼ、僕は無理ですよ! 鑑定用のセイレーンですし!」


「オルレアンスに武力を求める者などいない。背後に隠れていろ」


 ディオンは簡潔に指示を出すと、おもむろに右手をかざす。


「現われろ。フォルネウス」


 ディオンの右手から赤い水があふれ出た。

 こぼれ落ちた赤い液体が線型の姿とる。


 ――ウミヘビ、か


 ウミヘビ、もしくはウツボに似た形をしている。

 フォルネウスは、赤い水で出来ており、生物というより精霊や悪魔に近いように思う。


 右手から現れ出た巨大なウミヘビが、ディオンの右腕から肩へと絡みつく。


穿うがて」


 ディオンの声と共に、赤い水で出来たウミヘビが駆けた。

 2体の竜騎士へ向かっていく。


 一筋の赤い線が空間を走るようだ。

 周囲を飛ぶ竜騎士へも当たるが、そのまま貫通して進み続ける。


 ――かなりの威力だ。さすが1級の式


 数体の竜騎士の亡霊を貫通したのち、またたく間に団長へと到達した。

 掛かった時間はわずか一瞬。


 赤いウミヘビが団長へと衝突する瞬間、団長が赤い魔剣を力いっぱい振るう。


 すると、赤い一筋が斬り裂かれ、2本の線となって、周囲の塔へと激突する。

 寸秒置いて、城の塔が轟音を立てて崩れ落ちていく。



「……来るぞ」



 ディオンの言葉通り、30体程度の竜騎士が、こちらへと向かってくる。


 先頭を行くのは、大きな亜竜に乗った2体。

 団長、副団長である。


「はぁー。ディオン、全然ダメ。沢山引き連れてるじゃん。もっと絞れないの?」


 ルーシャルの言葉にディオンは何も応えない。


「いえ、十分ですよ。見事な狙撃です」


 ルシウスが蚩尤を発現させながら前へと出る。

 実際、あれほどの距離を、竜炎で狙撃できるかと問われれば、無理と応えざるをえない。


「あ、ルシウスくん。私は期待しないでね、3級の詠霊だから」


「分かりました。ルーシャル殿下も。前には出ないようにしてください」


「はいはいー」


 ルーシャルが鼻歌を歌うと、横に卵型の異形が現れる。


 ――鬼?


 角の生えた鬼である。無数に生えた腕で体を余すところなく抱きかかえている。

 そのまま背後に現れた魔法陣へと吸い込まれていった。


「準備、完了ー」


 詠霊特有の発現方法である。

 ルシウスの母の式が、同じように発動するのを何度も見た事がある。


 見届けたルシウスは左手の騎手魔核に魔力を込めた。

 魔核の中にある邪竜の息吹を感じる。


 左手から粒子が吹き出すと、三ツ首の黒銀竜が形づくられた。


「目前よッ」


 ルーシャルから別人のように緊張感がこもった声が響く。


 突如、降り立ったのは亜竜と騎士。

 真っ白い冷気と雪が舞い降りる。


 先兵として、送り込まれたものだろう。


「竜炎!」


 黒い鎧に覆われたルシウスの左手から炎が立ち上る。


 炎は間髪入れず、竜騎士の亡霊を飲み込んだ。

 そして、粉雪とともに灰が散らばった。


 だが、それも束の間。


 ――戻っていく


 灰が寄せ集まり、冷気を帯びた青白い炎が灯る。

 炎が消え去ったときには、また竜騎士が立っていた。


「傷……1つ無い」


 向かってくる竜騎士たちの亡霊がもう間近に迫る。

 その全てが、一糸乱れぬ統率された動きである。


 ――これが、竜騎士


 想定以上だ。

 ルシウスは邪竜へと飛び乗った。


「行きます」


 邪竜が飛び上がるとともに、6体の竜騎士たちが一斉に襲いかかる。

 一個小隊だろう。


「ルシウスくん! サポート行くよ」


 ルーシャルの掛け声と共に、背後の魔法陣から白く丸い刃が無数に放たれる。

 チャクラという武器だろうか。

 独りでに飛び回る、大量の白く光る刃が一帯を埋め尽くした。


 広域に展開された刃により、竜騎士団の亡霊が足止めされる。


「助かります」


 動きが鈍くなった他の竜騎士を無視し、ルシウスは邪竜をばす。


 向かう先は、2体の竜騎士。

 魔剣を手にした団長と副団長だ。


 ――ボルケーノワイバーンとライトニングワイバーンか


 ともに1級の亜竜である。

 目的はこの2体の竜騎士が持つ武器だ。それが目の前にある。


 刃の海から離れていた他の竜騎士たちが行く手を阻む。


「邪魔だッ!」


 邪竜が3本のブレスを放つと同事、一瞬で、5体ほどの竜騎士がき消える。


 竜騎士を飲み込んだブレスは、団長と副団長へも襲い掛かるが、赤と青の亜竜は、素早く避けた。


 わずか一瞬の動作。

 それはルシウスに相手の力量を測らせるに十分なものであった。


 ――この人たち、上手い


 巨体の亜竜が、木の葉のように舞う。

 にもかかわらず、乗っている騎士は、体の一部のように全くブレない。


 騎獣に人が乗ることで、騎獣は強くなるのか――。


 強くなる。


 接近戦において多くの場合、直線的な移動よりも機動性、つまり旋回性能や急制動が重要とされる。

 人は動く振り子のように重心をずらすことで、騎獣単体よりも素早い旋回を可能とする。


 さらに、騎手と騎獣、両方の感知を使うことで索敵や攻撃の察知が早くなる。得られた情報を魔核を通じて、ほぼタイムラグなく連携し合うのだ。


 当然、騎獣も騎手も術式を使う。

 熟練した騎手に駆られる騎獣の式は、その力を何倍にも増すのだ。



 だが、それでも。


 ――問題ない


「こっちには蚩尤しゆうがいる」


 騎獣に乗っていても人は生身である。弱点をさらけ出しているようなもの。

 だが、最上級の白妖をまとうルシウスには、その制約など無いに等しい。


 一気に、邪竜に騎乗したルシウスと2体の亜竜が肉薄する。

 蚩尤の黒い鎧が、亡霊が放つ冷気で、白く染まる。


 その冷気を切り裂くように、下から粘性ねんせいを帯びた火柱が上がった。

 炎のブレスだ。


 ――ボルケーノワイバーンか


 だが、邪竜には亜竜のブレス程度は効かない。

 邪竜が鬱陶うっとうしそうに前腕で、炎のブレスへと手をのばす。


 そして、握り潰した。


 炎が消えると、先程までいた2体が、目の前にいない。


 ――どこだッ!?


「ルシウスさん、背後ッ!」


 クレインの声に、振り向くと、剣を振り上げた2体が視界に写る。


 腰をひねりながら、寸秒を惜しみ、すぐに盾を顕現させた。

 現れると同時、2本の剣と盾が交わる。

 ぶつかり合う魔力が、火花となって飛び散った。


 反撃を加えようとしたとき、団長の剣先が曲がった。


 ――魔剣が、折れた!?


 違う。

 鞭のように大剣がしなり、盾をすり抜けてルシウスへと襲いかかったのだ。

 それを光の宝剣で払いのける。


蛇腹剣じゃばらけんか」


 まるで剣自体が、腕の振りなど全く関係なく、生きているかのようにしなる。

 

 だが、団長は、判断を誤った。


「まずは1つ」


 切り合った直後に、追撃などせず、距離を置くべきだったのだ。

 過ちに気がついたのか、赤い亜竜が翼を羽ばたかせる。


 もう遅い。



 邪竜の首が曲がり、至近距離から黒いブレスを放つ。



 団長は亜竜と共に、真っ黒い虚空へと飲み込まれ、消失した。

 同時、欠け落ちた腕と共に、赤い大剣が落ちていく。


 落ちた剣は、後から回収すればいい。


 亡霊たちに感情があるのかはわからないが、ルシウスが放つ威圧に竜騎士達が、一斉に距離を取り、隊列を組み直した。


「あと、1つだ」


 ルシウスは、4つの目で、隊列の中心にいる青い亜竜を睨む。

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