第50話 閑話 流星の夜

「どうですか? 変じゃないですか?」


 仮庁舎の一室。

 紫色の着物に似た服を着たローレンがユウの前で回る。

 長いそでと、黒く長い髪がひらりとなびいた。


「ああ、よく似合ってるぞ」


 ユウがうなずく。


「やっぱり少し恥ずかしいですね。初めて着ましたので」


「今までは雫夜しずくやに出ることがなかったからな」


「ええ、今年は行ってみようと思いました」


 優しくも、かすかに悲しみを帯びている瞳。

 ユウのいつもの視線だ。


「そうか」


 ローレンは微笑む。

 つい最近まで、ユウの視線に混じる悲哀ひあいが、心に突き刺さっていたが、今はそれほど感じない。

 自分を養うことへの後悔から来るものだと思っていたが、間違いであることに確信できたからだ。


 ――ルシウスさんのおかげですね


 心の中で呟いた。


「ルシウスさんも一緒に来てくれますかね?」


「……どうだろうな。本人に聞いてきたらどうだ?」


「そうですね」


 ローレンはかがみで最終確認をしてから、仮庁舎の広間へと向かった。

 広間の中は、扉の外へ声が漏れ聞こえるほど、雑然としている。


 息を飲んでローレンが扉を開ける。


 広間には人が詰めかけていた。

 ルシウスが蚩尤しゆうを式に降し、仮庁舎に戻って来てから徐々に人が増え、今では10人以上が、それほど大きく無い広間に押しかけている。

 中の人々は、見たこともない計器や本を食い入るように見つめていた。


 広間の中心には、老婆ともう一人。

 ルシウスである。

 全身を金属や陶磁器に似た何かで覆われており、体が殆ど見えない。また体を覆う何かから、いくつもの管が部屋中の得体の知れない計器へと繋がっていた。


 ルシウスの表情は見えないが、おそらく不快そうにしているだろう。


「いいねぇ、いいねぇ」


 ルシウスと対照的に、ご満悦な老婆は式の研究と記録を司る一族オルレアンス家の前当主グフェルである。

 笑みを浮かべた老婆へ、部屋中の人達がワッと群がった。

 ルシウス以外は、全員オルレアンス家に名を連ねる面々である。


「術式の制御神経回路について何か分かったのですか?」

「そんなことよりも特級式と契約できる魔力特徴量はどうです!?」

「そんな事とはなんですか!? 魔剣の術式を自身の術式へ組み込む汎用型自己学習回路など他に類を見ないんですよ!?」

「独自の術式を持つ式などいくらでもいる! それより圧倒的魔力保有量。特級の魔物である事こそ重要だ!」

「これだから脳筋はダメですね。魔力量の多寡たかだけでは何も決まらないです。魔力など所詮、燃料にすぎません。問題はそこで得られた魔力を変換する術式こそが――」


 かしましく意味の分からない会話を続けるオルレアンス家の者達。

 計器が出力する数値だけで、掴み合いの喧嘩になりそうなほど、なぜ熱中できるのかローレンには理解できない。


「……あのぉ、グフェル様」


 金属で羽交い締めにされたルシウスが、申し訳無さそうに呼びかけた。


「どうしたんだい? ルシウス」


「なんか、さっきから白眼魔核をかき乱されてるみたいで、すっごい気持ち悪んですが……」


「ああ、それはね。お前さんの魔力と式に魔力周波を当てて反響を見ているんだよ」


「そういうことではなくてですね」


「そうすることで、術式と魔力の特性を捉えようとしているのさ。素晴らしいだろ? この遺物を持っているのはオルレアンス家だけでね」


 グフェルが微笑む。

 まるで貴重な遺物を使われて光栄だろうとでも言いたげだ。


「いや、何をしているのかを、知りたいわけではなくて、気持ち悪――」


 ルシウスが反論しようとしたとき、一斉に歓声が上がる。


「おおぉぉおおお! 見てくださいッッ! この数値ッッ!」


 とっさにグフェルがルシウスとの会話を打ち切り、近くにあった計器に釘付けとなった。


「これはたまげたねッ! こんなに短い魔素波調が有り得るのかいッ!?」


 近くにいる他の女が声をあげる。


「魔素の励起関数は、あとどれくらいでわかりそう?」

「それはまだ見えておりません、なかなか反応を示しません」


 そんな中、1人の男がつぶやいた。


「……もっと強く照射してみませんか?」


 オルレアンス家一同の顔に緊張が走る。


「いや、だが……」

「いくらなんでもこれ以上は……」

「被験者への負荷が……」


 発案した男が、差し迫った表情で皆へ問いかける。


「我々はオルレアンスですよ? 知りたくないのですか? 蚩尤しゆうの秘密を」


 邪な心に突き動かされる者たち。

 好奇心という悪魔パンドラに良心を捧げた表情を浮かべる。


「……やっちゃうか、どうせなら」

「だな。せっかくだし」

「きっと、おそらく、たぶん、問題ないわ」

「そうよ。大丈夫な事にしておいた方がいい」


 不穏な言葉が口々に発せられる。

 たまらず管に繋がれたルシウスが口をはさむ。


「あのー、聞き間違いですかね。なんか只事ではない言葉が聞こえるんですが。あと吐きそうなくらい気持ち悪いです」


 グフェルがルシウスへ語りかける。

 その表情は初孫を愛でる御祖母のようでもある。


「いいかい? ルシウス。物事の発展の裏には、常に献身があったのさ」


 ルシウスは困惑しているようだ。


「うーん、一体何の話をしてます?」


「栄光と犠牲は常に表裏一体。歴史がそう、私に語りかけてくるよ」


「きっと、ただの幻聴です」


「……その献身に感謝するよ」


 グフェルは悲しさとあきらめを足して、10で割ったような表情を浮かべる。


「嫌です。献身なんかしま――」


 グフェルが我慢ならないとばかりに、ルシウスの頭に取り付けられた大きな遺物へと手を伸ばす。

 そして、装置の横に付いた丸い何かを、思い切りひねった。


 同時に、強い魔力がルシウスへと流れ始める。


「うえぉっッ」


 直後、ルシウスが堪えきれずリバース嘔吐した。



 ――――


「ひどい目にあった」


 自身の部屋で、胸を抑えるルシウス。

 その横に心配しながら背中を擦るローレン。


「大丈夫ですか?」


「うっ」


 ルシウスが手を口に抑える。


 このところ得体のしれない実験にルシウスは、付き合わされ続けている。

 式狂いの一族、オルレアンス家。

 聞きしに勝る異常者たちの集まりだと思う。


 しばらくして、落ちついたルシウスがローレンの姿を見る。


「その服は?」


「こ、これですね。雫夜のために着替えました」


 ローレンがユウに見せたように回るが、少ししおらしい。

 東部に伝わる、雫夜しずくよに女性だけが着る伝統衣装である。


「へえ、この世界にも【*******】なんてあるんだ」


 ルシウスが聞き慣れない言葉を口にした。

 抑揚のない平坦な単語であった為、何を言ったのか聞き取れなかった。


「あれ? この服を知っているのですか?」


「あ、いや。気にしないで。それよりローレン、その服、似合ってると思うよ」


 慌てて話を変えようとするルシウス。


「本当ですか!?」


「うん、もちろんだよ」


「あ、ありがとう……ございます。あと……お願いがあります」


 ローレンは大きく息を吸い込み深呼吸をした。

 たいしたお願いではないのに、鼓動が早くなる。


 目をつむって、意を決して言葉を吐き出した。


「し、雫夜しずくよを一緒に見に行きませんか!?」


 片目をあけてルシウスの表情をチラっと覗く。


「いいよ」


 いつものようにこげ茶色の髪が少し掛かった目が笑っていた。


 断られるはずがないと分かっていたが、それでも緊張はする。

 思わず胸をなでおろした。


「で、では、い、行きましょう」


 ガチガチな体を無理やり起こして、部屋を後にする。


 そして、ユウに見送られながら、2人で仮庁舎の門をくぐる。

 辺りはもう夕方。それも日は沈みかけである。


 通りを歩くと、町娘達も色とりどりの伝統衣装を身にまとっていた。

 まだ、蚩尤の分身達に破壊された建物は直っておらず、所々に瓦礫がれきが集められている。


 それでも皆の表情は明るい。

 年に一度の夜に浮かれているのだろう。


 ――不思議ですね 


 少し前ならこの時間に出歩くなど有り得なかった。

 いつ人に罵倒されるかもわからない。


 今でも少し怖い。

 だが、隣を歩く少年が居てくれるだけで、それがやわらぐのだ。


「ところでローレン、雫夜しずくよって何? 東部のお祭り?」


「知らないんですか?」


「うん」


「今日は夜空に流星が流れる日ですよ」


「流星が? なんで知ってるの?」


「なんでって、一年のうち今日は必ず流星が降る日ですから」


「え? 流星が降る日が決まってるの?」


 ルシウスは不思議な顔を浮かべる。


「当たり前じゃないですか。星は、一年掛けて同じ位置に来るんですよ? だから星座もあるわけですし。流星も同じです」


 どうもルシウスの知識には大きな偏りがあるように感じる。

 大人でも知らない経験をしていると思えば、子供でも知っているようなことを知らないときもある。


「天体の動きと流星が同じ……どういうことだ?」


 ルシウスは1人考え込み始めた。


「ルシウスさんは変な人ですね。星の動きに人が文句を言っても仕方ありませんから」


「……そうかもね」


「このあたりの習慣では、雫夜しずくよに結婚式が開かれるんです」


「結婚式?」


「そうです。流れる星に2人の愛を誓うのです。この日に結婚する人は多いんですよ?」


「へえ、そんな習慣があるんだね」


「ほら、あそこです」


 指を指した先には、何本もの灯籠とうろうが周囲を明るく照らした場所がある。

 麓町の広場に人が集まっていた。


 中にいる人たちはに着飾っており、2組の新婚の男女とその親族が立食している。

 周囲には麓町の人々が、お祝いの言葉を投げかけていた。


「本当だ」


 そのうちの数人が、ローレンの存在に気がついたようで、邪険ににらみつける。

 お祝いに水を差されると思ったのか、手で払う真似をした。

 近寄るなと言うことらしい。


「……どうにかしてあげたいんだけどな」


 ルシウスは悲しそうな表情を浮かべる。


 ――本当に不思議な人


 ローレンの実父は、このタクト領の領主だったが、すべての領民に対して【授魔の儀】を義務付けた。それも複数回。

 生後間もない赤子へ魔力を宿すために、外部から無理やり魔力を込める儀式は1回だけでも命に関わる危険な儀式だ。だが、2回め以降の致死率は跳ね上がり、生き残る方が珍しい。


 当然、多くの嬰児えいじが命を落とし、領民の反感を買った。結果、弑逆しいぎゃくされるに至る。

 それでも収まらなかった怒りの矛先は、娘であるローレンへと向かい続けた。


 ローレンの脳裏に焼き付いた記憶が蘇る。

 先の蚩尤しゆうとの戦い。


『いいんです。私は……私は父とは違いますから』


 思えば、物心ついたときから自身へとまとわり付く黒い何かに支配されてきた。


 父と違い、領民を殺すのではなく、領民のために自身が犠牲となる。

 そうするべきだと考えた。

 それこそが自身を縛るとがみそぐ方法だと信じた。


 だが、蚩尤の盾に囚われた時、ルシウスはローレンを救うために、式の顕現を解いたのだ。

 竜の炎で、己ごと蚩尤を焼き尽くせば良かった。

 それが被害を最小限に留める最善であることは、貴族としての教育を受けてない自分でもわかる。


『我が名はルシウス=ノリス=ドラグオン男爵。お前を止める』


 相手は魔物。人語は理解しているかもしれないが、人の身分など意に介しないだろう。

 つまり自身の名を賭けたのだ。

 宣誓せんせい。覚悟の現れだとすぐに理解できた。


 一瞬の切り合いの末、ルシウスは弾き飛ばされる。

 そして、蚩尤は息の根を止めるために、渾身の一撃を振るおうとしていた。


 それでも、ルシウスは逃げない。

 むしろ視線は自身を絡め取る鎖のみに注がれていた。


 なんと優しい事か。

 なんと嬉しい事か。


 ずっとローレンは記憶にもない過去にとらわれて生きてきた。

 これからも、そうやって生きていく事を疑うことすらしなかった。


 故に、盾の鎖に囚われたとき、そのまま死を待つ事を素直に受け入れられたのだ。

 己を縛るものが、罪の鎖から術式の鎖に変わっただけ、死ぬまでの苦しい時間が変わっただけ、だと。


 ――私なんかのために、この人を犠牲にしてはだめ


 気がつけば叫んでいた。


『逃げて!』


 だが、人に死を与える一撃を紙一重でかわし、己の宿命と受け入れたものをルシウスは否定する。

 決して解けないと思った鎖を、光の刃が斬り裂いたのだ。


 ――えっ?


 地面に落ちるかと思ったローレンの体をルシウスが一瞬ですくい上げた。

 そして、次に振るわれた蚩尤の一撃を、ユウが受け止める。


 そのすべてが、己を絡め取る、息苦しくドス黒い何かを、断ち切っていくように思えてならなかった。


 初めてローレンは感じたのだ。


 ――私は生きていいのかもしれない


 その後、ルシウスは信じられないことに蚩尤しゆうを式とする。

 確かに蚩尤という特級の魔物を降せたことは驚くべきことなのかもしれない。


 だが、ローレンにとっては己を縛り付けていた鎖を、断ち切ってくれたことの方が鮮烈に心に残っている。



「……あなたはもう救ってくれましたよ」


「ん? 何のこと?」


「ふふっ」


 ローレンが笑った時、少女の声が響いた。


「あら、ルシウスじゃない」


 振り向くと、白い伝統衣装に身を包んだ新領主がいた。

 名は確かオリビア。

 薄青色の髪をなびかせて立っている。


 ――綺麗な人


 昔、ユウを訪ねて来た新しい領主。

 どこまでも自信に満ち溢れ、たいして年も違わないはずが、すでに威厳いげんの片鱗をまとっている。

 自分とは真反対の人間。


「やあ、オリビア。麓町までどうしたの?」


「今日は雫夜しずくよでしょ? 結婚式がある村や町へ、領主が巡るのがタクト領主のお役目らしいの」


「オリビアも大変だね」


「これも仕事よ……それより、どう?」


 オリビアが垂れるそでを細い指で持ち、両腕を軽く広げた。


「綺麗だと思うよ」


「初めて着たから、よく分からなくて」


「いや、似合ってると思う。色も髪に合ってるし」


「……ありがと」


 領主オリビアとルシウスは仲が良い。

 タクト領に来る前から面識があり、同じ北部出身というだけでは無いようだ。


 そして、オリビアがルシウスを見る目は、ただの同郷を見る目ではない。


 ――オリビア様も……


 意識すると、自分の服とオリビアの服を見比べてしまった。

 ユウがこの日の為に買ってくれた衣装。

 決して安物ではないのだが、領主が着る服とは比べられるはずもない。


 ローレンは恥ずかしくなり、ルシウスから一歩離れる。

 それが余計に目についたのか、オリビアが話しかけてきた。


「ローレン、だったかしら?」


「は、はい。ローレンと申します。ご挨拶が遅れ、申し訳ありません、領主様」


「いつか、あなたには言わないといけないと思ってたの」


「何をですか?」


「ごめんなさい」


 急にオリビアが頭を下げた。

 そのことに酷くうろたえる。本来、領主は軽々しく頭を下げるものではない。

 自身を尊大に見せるためではない。軽々しく下げた頭が、回り回って領民の不利益にならないためだ。


「どうしたのですか!?」


 オリビアの深く蒼い目が、ローレンの瞳を凝視する。


「本来であれば、この領の領主となっていたのは貴女。クラーク子爵家の唯一の生き残りだもの。だけど、私が領主になってしまったから」


「いえ、私には生家の記憶はありません。それに、私は貴族でも何でもありませんから」


「これはケジメみたいなものよ。後悔はしてないわ。私が王となるために必要な事」


「……私は、オリビア様で良かったと思ってます。新しい領主様が」


 本音である。

 風の噂ではオリビアは次々に家臣たちの信頼を得ているらしい。

 事実、燃えたままとなっていた庁舎再建の話が上がっているとユウから聞いた。


「そうあるように努力するわ。これからも」


 2人の少女の視線が交わったままとなる。

 お互いの牽制であり、ある種の意思表示でもあった。


 その時、ルシウスが空を指す。


「あっ、流れ星。本当だったんだ」


 見上げると星がいくつも流れ始めていた。

 空全体を染め上げるような星々が織り成す白い糸。


 しずくというよりも流れる河のように思える。


 町人たちも一斉に星空を見上げた。

 所々で、ため息のような声がこぼれる。


 ルシウスの横へと、オリビアがスッと並んだ。


「…………」


 本音を言えば、今夜、に居たかった。

 しかし、直後それを否定するように、ローレンは1人首を振る。 


 ――欲張り過ぎですね


 代わりに、後ろから2人の背中を見つめることにした。

 秋夜の冷たい風をほほに感じる。


 悪い気はしない。

 過去に囚われたままだったときに比べれば、ずっと今の方がいい。

 そう自身に言い聞かせる。


「後ろじゃなくて、ローレンもこっちにおいでよ」


 だが突然、ルシウスがオリビアとは反対側の手を差し伸べた。


 少し不満そうにルシウスの後頭部を見たオリビアと、視線が合う。

 次の瞬間、オリビアが呆れたように笑い、ローレンへと手招きした。


 心がざわつく。

 ほんの少しだけ、潜めていた本音が顔をのぞかせる。


 ――少しだけ……わがままを言ってもいいでしょうか


 ローレンは星降る夜空の下、一歩前へと踏み出そうとした。


『いいんですか? 傷ついちゃうかもしれませんよ?』


 背後から声を掛けるのは、かつての自分。

 ただひたすら耐えるだけだった少女。


 ローレンは誰にも聞こえない程、小さな声で呟いた。


「いいんです。だって、私をしばる鎖はもう無いんですから」


 ルシウスの横に並んだローレンは屈託なく笑った。



 

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