暗君と暴君(後編)
三章 要約
三章まで読んだ方向けの要約です。
内容を覚えている方はスキップしてください。
前回から間が空いてしまった為、登場人物やストーリーの記憶が薄れていると思いますので、新章開始時の補完としてお使いください。(一章と二章の要約も消さずに残しております)
ネタバレ要素を含みますので、未読の方は一章から読んでいただけると嬉しいです。
特級の魔物である邪竜と契約を果たした転生者ルシウス。
式を司る一族オルレアンス家の前当主グフェルによれば、邪竜との契約で求められている対価は、”邪竜の進化”であった。
また、左手にある騎手魔核以外の残り3つの魔核にも、然るべき魔物と契約せよとの王命が下る。
ルシウスは出自である北部から離れ、一人、国の東部へと赴く事となった。
目的地はクーロン山という東部の魔物の生息地である。
道中、立ち寄った地方都市ホノギュラ領。
民は貧困に
困惑する中、決闘に遭遇するルシウス。
勝敗を決したと思われた時、一方の陣営の騎士が、背後から決闘者へ弓を引いた。
決闘のルールを守らせるため、弓矢を切り落とし、決闘に介入した事からルシウスはタクト領のユウという男と知り合う。
翌日、目的地であるクーロン山の麓町へ到着する。
麓町があるのはタクト領。
到着早々、目にしたのは焼け落ちた庁舎。
そして、町民たちに責め立てられる少女ローレンの姿。
話を聞くと、決闘で出会ったユウは麓町の代官であり、ローレンはその養女であった。
ルシウスは2人が住む仮庁舎で過ごすこととなる。
式を得るために、ユウと共に、クーロン山へ入るが、邪竜を制御できず式を得るに至らなかった。
式を得る為に、ルシウスは長期戦を視野に入れながら、仮庁舎へと戻る。
すると、仮庁舎には見慣れた少女がいた。
北部の盟主の長女オリビアである。
王位戦へ参加したオリビアは、自らの統治手腕を国内に示すため、奇しくもタクト領主と赴任していたのだ。
そこで語られる内容から、ユウは領民への圧政を強いた前領主を弑逆した本人である過去が明らかとなった。
更に、ローレンは前領主は娘であることを知る。
父を殺した男と、その娘が同じ屋根の下に住むという歪な関係。
当然、ローレンは町にも家にも、生きづらさを感じていた。
ルシウスはその姿に、かつての自分を重ねる。
前世の親たちのトラウマから、現世の親を信用できていなかった自身。
ルシウスはローレンを空へ連れ出し、ユウとの呼び方を変えてみる事を提案する。
養父と養女の関係が改善の兆しが見えた際に、突如、タクト領に現れた鎧兵たち。
ルシウスとユウは麓町の鎧兵を討ち倒していく。
翌日、帰宅するとローレンの姿がない。
すぐに隣領ホノギュラへ連れ去られた事が判明する。
すぐにタクト領を発ったルシウスとユウが、ホノギュラ領で目の当たりにしたものは、炎のに包まれている都市だった。
更に災禍の中、タガが外れた騎士たちが領民を襲う姿。
ルシウスは領民たちを守るため、騎士たちを手にかける。
混迷を極める中、ローレンが囚われている霊廟へたどり着いた。
霊廟の下では、決闘時にユウの背後から弓を引いた騎士ブルーセンが待ち構えていた。
帝国の武器を振るうブルーセンを、自らの剣で討ち倒したルシウスは、霊廟へと足を踏み入れる。
霊廟の中には、目覚めたばかりの特級の魔物が居た。
東部で恐れられる伝説の魔物、
蚩尤に囚われたローレンを守るため、ルシウスは邪竜の力に頼ることなく、蚩尤と対峙することを選ぶ。
模倣された宝剣の太刀筋を、読み切ることで、蚩尤を自らの式へと降すことに成功したルシウスだった。
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