暗君と暴君(前編)
一章&ニ章 要約
一章と二章を読んだ方向けの要約です。
内容を覚えている方はスキップしてください。
前回から間が空いてしまった為、登場人物やストーリーの記憶が薄れていると思いますので、新章開始時の補完としてお使いください。
ネタバレ要素を含みますので、未読の方は一章から読んでいただけると嬉しいです。
銀条余一という青年は、旧華族であるという事を至上とする両親から愛されない生活を送っていた。
死んだ兄が持っていたゲームで遊ぶため、雪が降る中、家を出た時、体が消失するという不可解な現象にあう。
気がつくと、ルシウスという名の赤子となっていた。
すぐに左手に劇痛を伴う謎の儀式を施され、魔力を宿したルシウスは、恐怖から右手、目、口にも魔力の源である魔核を自ら開発していった。
生まれた家は田舎の男爵家。
父ローベル、母エミリー、侍女マティルダの愛を一身に受けながら育つが、愛を知らないルシウスにとって、それは理解できないものだった。
3歳となった日、ルシウスは北部の盟主シュトラウス卿の城で、鑑定を受ける。
結果、初の4つの魔核を持つ四重唱である事が判明。
周囲を驚かせ、観閲に来ていた王から王の獣グリフォンの力を宿した宝剣を下賜される。
帰り道にゴブリンに襲われ、生まれた世界の厳しさを知ると同時に、自身が既に認められ、求められていた事を理解し、宝剣の力を発揮。
これを撃退。
ルシウスは決意した。
立派な男爵となる、と。
10歳になったルシウスは、魔物と契約し、式とするために、シュトラウス卿の娘オリビア、幼馴染たちと森へと入る。
森には異変が起きており、普段現れない上級の魔物が村の近くまで来ていた。
しかし、王となるためにグリフォンとの契約したいオリビアが、1人森へと入っていく。
オリビアの後を追い、森に入ったルシウス。
さらにルシウスを追ってきた侍女のマティルダと共に3人森の中で遭難してしまう。
数日、森を彷徨ったルシウスたちは、森の最奥までたどり着き、上級の魔物たちに襲われる。
その時グリフォンと遭遇する。
圧倒的な存在にうろたえていると、更に森の異変を起こした原因が訪れる。
黒銀の竜。
逃げ出そうとした中、唯一、式をもつマティルダは、隔絶された力の差を感じ取れてしまい動けなくなってしまう。
かつての父ローベルの姿を思い出し、マティルダを救うため竜へと立ち向かったルシウス。
本当に自分が譲れないものの為に、命をかけるルシウスの姿を見て、オリビアも自分の中途半端な姿を自覚し、グリフォンへ王となることを宣誓した。
グリフォンを降したオリビアは、ルシウスを竜のブレスから救い出す。
地上のはるか上空でルシウスは竜へ、力を与える事を約束し、契約を果たした。
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