第3話

近所に蜂旗ミートという肉屋さんがある。スーパーができても、昔からある老舗店で、繁盛している。


コロッケやメンチカツなども店の前で食べることができ、学校帰りの学生や主婦で夕方は混んでいる。


ぼくが幼稚園から、大学卒業までつるんでいた友達がハッチで、高校や大学は違えど、心を開ける仲間なのかもしれない。


ハッチがこの店の長男だ。ぼくの勝手なイメージだが、肉屋さんは身体がでかくて元気な人が多そうだが、ハッチは身体はでかいが、控えめで、話を聞いてくれるし、優しい。


だけどメチャクチャよく食べるし、よく飲む。小さい頃やっていた大食いテレビチャンピオンってよくからかってたんだ。 いつも優しいから笑いで返してくれている。

小学校、中学校が一緒だったが、高校からは別々で、会う回数は減ったけど、友達だと思っている。

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