第3話 涙の味

神山かなり)お兄ちゃんから離れてください!

真島日奈)嫌よ。あなたこそ離れてよ。

神山かなり)絶対に離しません!

真島日奈)じゃあ、力ずくで奪うしかないようね……。

神山かなり)望むところです!

二人は睨み合っている。

神山綾斗)二人ともここ玄関だから喧嘩やめて。

真島日奈)そうだよ。とりあえず中に入れてよ。

真島日奈がそう言った。確かにそうだと思った。

僕は、真島とかなりを連れてリビングに向かった。

僕は、真島にコーヒーを出した。

すると、真島はいきなり僕のことを押し倒してきた。

神山かなり)ちょっと!なにしてるんですか!? そう言って、かなりは僕の手を引っ張って助けてくれた。

神山綾斗)ありがとう……。

そう言うと、かなりは微笑んでくれた。

しかし、すぐに真島の方を向いた。

神山かなり)ちょっと!何やってるんですか!? すると、真島はニヤッと笑って、僕の耳元で囁いた。

「私、あなたのことを愛しているわ。もちろん性的な意味でね。」

そう言って、僕の頬っぺたに軽く口付けをする。そして、僕の耳元囁いた。

「ねぇ、私のものになりなさいよ。そしたら気持ちよくしてあげるから。」

僕は、頭が真っ白になった。

すると、かなりが怒り出した。

神山かなり)お兄ちゃんから今すぐ離れなさい! と言って、かなりは僕から引き剥がした。

かなりは、僕を守るようにして立った。

真島日奈)あらら〜。嫉妬深い女は嫌われるわよ? かなりは、そんなことは気にせず言い返した。

神山かなり)うるさいです!! 僕は、二人のやり取りを見ていて思った。この2人は仲が悪いなと……。

そしてこの喧嘩は18:00まで続いてた。

僕は、かなりと真島の仲裁に入った。

神山綾斗)もういい加減にしてよ……。疲れた……。

2人には仲良くしてほしいな……。

しかし、なかなか上手くいかないようだ。

僕は諦めて、夕食の準備を始めた。

今日は豚汁を作ることにした。

具材を切っていく。

トン……トン……と包丁がまな板に当たる音が響く。

僕は、料理をするのが好きだから苦ではない。

そして、野菜を炒めていく。

ジュー……という音と共に、香ばしい匂いが漂う。

そして、味噌を溶かす。

ご飯も炊けたようで、ちょうど良いタイミングだった。

完成したので、盛り付ける。

テーブルに並べている時だった。

真島日奈)手伝おうかしら?

神山綾斗)えっ!手伝ってくれるの?ありがとう! 

神山かなり)お兄ちゃん!騙されないで!

真島日奈)大丈夫。私こう見えて結構できるのよ?

神山綾斗)そうなんだ。助かるよ。

そして、3人で夕飯を食べ始めた。

かなりは、まだ警戒心を持っているのか黙々と食べていた。

真島日奈)美味しい……。

そう言うと、彼女は僕を見つめてきた。

その目はまるで獲物を狙うような目だった。

僕は少し恐怖を感じた。

しかし、真島日奈は微笑んでくれた。

僕は、その笑顔にドキッとした。

そして日奈は帰った。

神山綾斗)もう喧嘩するなよ。

神山かなり)やだ。だってお兄ちゃんは渡さないもん。

そう言ってまた服を脱いだ。

僕は慌てて止めようとするが、かなりは聞いてくれない。

僕は、妹の裸を見るのは初めてだ。

かなりは、胸が大きくスタイルが良い。

僕は、恥ずかしくなって目を逸らす。

すると、かなりは僕の下半身に手を伸ばしてくる。

神山綾斗)おい!どこ触ってんだよ! かなりは、僕のモノを触ってきた。

そして、かなりは僕のモノを口に含んできた。

僕は、初めての感覚に戸惑っていた。

神山綾斗)あっ……ああっ……♡ かなりは、僕のモノを強く吸ってきたり舐め回したりしてくる。

僕は我慢できず、大きな声で喘いでしまった。

神山綾斗)あっ……ああっ……♡ かなりは、今度は自分のパンツの中に手を突っ込んだ。

クチュクチュと卑猥な水音が聞こえる。

かなりは自分の指を入れて動かしていた。

しばらくすると、かなりは絶頂を迎えたようだった。

神山綾斗)んんんんんん!!!! かなりは、ビクビクっと身体を大きく震わせながらイッたようだった。

かなりは、息を切らしながら言った。

神山かなり)はぁ……はあ……。お兄ちゃん……。

かなりは、そのまま眠ってしまった。

僕は、かなりが風邪を引くと思いタオルケットをかけてあげた。

僕は、かなりが寝ていることを確認してから風呂に入った。

僕は、湯船に浸かり今日のことを振り返った。

妹とあんなことをしてしまった……。

真島日奈が家に来てかなりと喧嘩してたな...

僕は憂鬱になりながらも、浴室から出た。

脱衣所に行くと、そこには全裸の妹がいた。

僕はびっくりして声が出なかった。

そして、かなりの方から話しかけられた。

神山かなり)お兄ちゃん♪一緒に入ろうよ〜。

僕は焦る。

神山綾斗)さっきまで寝てたはずなのに!?

僕は、かなりがいつの間にか起きていたことに驚いた。

僕は、なんとか誤魔化そうとするが、かなりは僕と一緒に入りたいらしい。

かなりは、僕が着ているTシャツをめくろうとする。

神山綾斗)ちょっ!何してるの! 僕はもう入ったよ。だからいいよ……。

かなりは不満げだったが、渋々納得してくれた。

かなりは、髪を洗っているようだ。

僕はその間に、体を洗い終わった。そして浴槽に入る。

かなりは、シャワーを浴び終えると僕が入っているところに入ってきた。

神山綾斗)狭いんだけど……。妹は足で僕の下半身を刺激させてきた。

神山かなり)ふーん。お兄ちゃん興奮しちゃうんだ? 神山綾斗)別にそういうわけじゃないけど……。

神山かなり)じゃあさ、もっと足コキして欲しい? 僕は困惑した。

確かに気持ち良いかもしれないが、これ以上続けたらまずい気がした。

僕は、妹の足をどけようとした。

しかし、なかなかどいてくれない。

それどころか、さらに強く押し付けてくる。

神山綾斗)あの……そろそろやめてくれないかな……?

神山かなり)え〜?なんで?お兄ちゃんのここ大きくなってきたよ? そう言って、僕の大きくなったものを足の親指でグリッとされる。

神山綾斗)あっ……ああっ……♡ 僕は、変な気分になってしまった。

すると、かなりは僕の耳元で囁いた。

神山かなり)ねぇ、私のこと好き? 僕は、一瞬ドキッとした。

僕は、答えられなかった。

すると、かなりは続けて言う。

神山かなり)私はね、大好きだよ。

そして、かなりは再び僕を刺激し始めた。僕は、我慢の限界だったのでかなりを止めようとしたが遅かった。

僕は、妹の脚に射精してしまったのだ。

僕は、急いで謝ろうとした。

しかし、かなりはニヤリと笑っていた。

神山綾斗)ごめんなさい!! 僕は、かなりに頭を下げた。

しかし、かなりは怒っていない様子だった。

むしろ喜んでいるように見える。

なぜだ……。

神山かなり)あらら……。出しちゃったのね……。まあいいわ……。私が綺麗にしてあげるわ。そう言って、かなりは僕の出したものを手に取り舐めたり口に含んで飲み込んだりした

神山綾斗)ちょっと!やめてくれよ! 僕は恥ずかしくなって、顔を赤くする。

すると、かなりは僕のモノを掴んで上下に擦ってきた。

神山綾斗)あっ……ああっ……♡ かなりは、僕のモノを口の中に入れてきた。舌を使って器用に動かしたり吸ったりしてくる。

僕は、快感に耐えられずまた出してしまいそうになる。

僕は、かなりを引き剥がそうとしたが力が入らない。

僕は、限界を迎えそうになった。

神山綾斗)あっ……ああっ……イク……♡ かなりは、口を離すことなくそのまま受け止めてくれた。そしてゴクンと音を立てて飲んだようだった。かなりは満足そうな表情をしていた。

その後はかなりは、自分の身体を洗っていたので僕は先に上がった。

脱衣所に行き着替える。

僕は、自分の部屋に戻った。ベッドの上で横になる。

今日は色々あったな……

真島日奈が来たり、かなりが僕のことを好きだと言ったり……。

それにしても、真島日奈は可愛かったな……

僕は、彼女のことを考えていたら眠ってしまった。

朝になり、僕は目を覚ました。

すると、かなりの視線を感じた。

見ると、かなりが僕のことを見ていた。

神山綾斗)おはよう……。

僕は、かなりに向かって挨拶をした。

すると、かなりも笑顔で返してくれる。

神山綾斗)どうしたんだ……? 僕は、かなりがいつもより上機嫌なように見えた。

神山かなり)ううん。なんでもないよ。ただ、昨日のことが嬉しくてさ。

僕は、少しだけ不安になった。

僕は、かなりに聞いてみた。

神山綾斗)何か良いことでもあったのか?

神山かなり)えへへ……。内緒♪

かなりは、ニコニコしながら言った。

本当に何があったのだろう? 僕にはわからない。

かなりは朝食を食べ終えると、学校に向かった。

僕は仕事場である「埴輪食堂」に向かった。

店長の僕はいつものように厨房に向かった。

今日は真島日奈と妹のかなりは学校だから休みでその代わり

原崎真希と真島美月が来てくれた。

神山綾斗)おっ!来たか!

原崎真希)お疲れ様です! 僕は二人に挨拶をする。

そして仕事に戻った。夕方になって、かなりと真島日奈は帰ってきた。

神山綾斗)おかえり〜。

真島日奈&神山かなり)ただいま〜。そして二人も加わって5人で仕事をしてやった。

かなりが僕に話しかけてきた。

神山かなり)お兄ちゃん、今日の夜ご飯は何がいい? 僕は、かなりが作ってくれるものなら何でも良かったので、適当に答えた。

神山綾斗)そうだなぁ……じゃあオムライスがいいかな。

すると、かなりは喜んだ。

神山かなり)本当!?私、お兄ちゃんのために作るね! そう言って、かなりは張り切っていた。

かなりは料理を作るのが好きらしい。

僕は、そんな妹を見て微笑ましく思った。

神山綾斗)楽しみだな。あ、いらっしゃいませ!

お客様が入ってきた。

かなりは接客をしに行った。

原崎真希が話しかけてきた。

原崎真希)あの子、かなりさんでしたっけ?可愛いですね。

僕は、正直に答えた。

神山綾斗)ああ、かなりは自慢の妹だよ。

すると、原崎真希は僕に質問してきた。

原崎真希)好きなんですか……? 僕が答える前に、かなりが戻ってきた。

神山かなり)どうかしましたか……?

原崎真希)いえ、なんでもありませんよ。

そう言って、彼女は去って行った。

かなりは不思議そうにしている。

僕は、原崎真希に聞かれたことについて考えていた。

好きかどうか……。

僕は、かなりに対して恋愛感情を持っているのだろうか。

確かにかなりは、とても魅力的だ。

しかし、それは兄妹としてなのか、それとも異性としての好きという気持ちなのだろうか。

僕は、かなりに聞いた。

神山綾斗)お前、僕のことどう思ってるんだ……? かなりは、少し考えてから言う。

神山かなり)えっと……好きだよ……? 僕は、かなりの顔を見る。

顔は真っ赤になっていた。

僕は、かなりを抱きしめる。

真島日奈)あー!!ずるい!!! 真島日奈の声を聞いて、我に帰る。

真島日奈と真島美月がいた。

僕は、慌てて離れた。

僕は、かなりから離れる。

真島美月)あら、見せつけてくれるわねぇ……。

僕は、恥ずかしくなって顔を赤くした。

真島日奈)お姉ちゃん、行こう。

二人は、どこかに行ってしまった。

僕は、かなりに謝った。

神山綾斗)ごめん……。

すると、かなりは笑顔で言った。

神山かなり)ううん。大丈夫だよ。お兄ちゃんが私のことを好きだってわかって嬉しいもん。

そして仕事は終わった。

神山かなり)お兄ちゃん、一緒に帰ろう。

僕たちは、二人で家に帰った。

家に着き、僕は夕食の準備を始めた。

今日はかなり頑張ってくれたみたいだし、腕によりをかけて作ることにした。

かなりは、ソファーに座ってテレビを見ている。

僕は料理を作りながら、かなりに話しかけた。

神山綾斗)おい、できたぞ。

かなりは、僕の方を向いて言った。

神山かなり)ありがとう。美味しそう……。いただきます! 僕も食べ始めることにした。うん、なかなか上手くいったと思う。かなりも満足してくれたようだ。僕とかなりは、食事を終えた後片付けをした。

その後、僕とかなりはリビングでゆっくりしていた。

僕は、かなりに聞いてみた。

神山綾斗)今日は楽しかったか? すると、かなりは嬉しそうな表情で言う。

神山かなり)もちろん!お兄ちゃんと一緒だったし!それに……

お風呂ではあんなことやこんなこともしたよね〜♪ あれは、かなりが勝手にしたことであって……。

でも、かなりは僕のことを好きだと言ってくれている。

僕は、かなりをどう思っているんだろうか? 僕は、かなりが好きだ。

これは間違いないと思う。

だが、それがどういう意味のものなのかが分からないのだ。

僕はかなりについて考えることにした。

まず最初に思い浮かぶのは、かなりが僕に好意を持っていて、さらにエッチなことまでしてくることだ。

そして、かなりと二人で出かけたり、一緒に寝たりした。

さらには、かなりに告白された。

その度に僕の心臓はドキドキしていた。

僕は、かなりを女性としても意識しているということなんだろう。

僕は、かなりをそういう目で見ているんだ。

そして、昨日はかなりからキスをされたり、僕のモノを舐められたりした。

かなりは、僕のことを好きだと言っていた。

つまり、かなりも僕のことを男性として見てくれているという事なのではないのだろうか。

だとしたら嬉しいな……。

僕は、かなりが好きだ。

この想いは本物だと思う。

だからこそ、僕はかなりと付き合ってみたいと思った。

もちろん、いきなり結婚とかではなくて恋人同士になりたいという意味だけど。

僕は、かなりの身体に触りまくるんだ。

「あん♡」なんて声を出すかもしれない。

想像するだけで興奮してしまう。

そして、もっと先へ進みたいという欲望もある。

真島美月が僕に話しかけてきた。

真島美月)店長、大丈夫ですか?

神山綾斗)え?何のこと?

真島美月)「え?」 じゃないですよ。 さっきからボーッとしているようですけど。

僕はハッとした。

今は仕事中なのに何を考えているんだよ!

神山綾斗)ごめん! ちょっと考え事をしていて……。

原崎真希)何か悩みでもあるんですか? 私で良ければ相談に乗り「ますよ」と言いかけたところで、 原崎真希は、かなりに呼ばれて行ってしまった。

僕も仕事に戻った。

お昼になり、僕は休憩に入った。

僕は、外に出る。

近くの公園に行ってベンチに座った。

空を見上げる。

雲一つ無い青空が広がっていた。

風が心地よい。

僕は目を閉じていた。

すると、誰かが僕に声をかけてきた。

???)あのすみません、求人募集を見て来て来ました。

僕は、ゆっくりと目を開ける。そこには日焼けした女性がいた。

髪はショートで茶色っぽい色をしている。顔立ちは整っていて美人だ。

服装は、上はTシャツで下はジーンズだ。

僕は、彼女に話しかけた。

神山綾斗)あっ、はい! そう言って立ち上がる。

彼女は、笑顔で言った。

??)私、高梨夏海って言いまーす!よろしくね! 元気な人だな。

僕は思った。「めっちゃどタイプ///」

僕は、彼女の容姿に一目惚れしてしまったようだ。

僕が黙っていると彼女が心配そうな顔をした。

高梨夏海)あ……あの……? 僕は慌てて返事をした。

神山綾斗)あ、はい! 僕はここの店主の神山綾斗です。彼女は嬉しそうに笑みを浮かべた。

高梨夏海)やっぱりそうだったんだ〜。

私は、この店で働きたくて来たんですよ〜。

彼女は明るく言う。

僕は、彼女を雇うことにした。

彼女から話を聞くと、一人暮らしを始めたらしい。

それで、お金を稼ぐためにアルバイトを探していたそうだ。

僕は、彼女と連絡先を交換した。

そして、夕方になった。

家に着いた。

リビングに行くとかなりが真面目な顔で「大事な話があるからここに座って」と言った。

神山かなり)あのさ、私さ彼氏できたの。その言葉を聞いて、僕はショックを受けた。

僕はかなりが好きなんだ。だからショックが大きかった。

でも、僕にはどうすることもできないのだ。

僕は、かなりに祝福の言葉をかけた。

神山綾斗)良かったじゃないか。おめでとう。僕からも話あるんだ。

実は明日、この家から出ていって高梨夏海さんの家で同居するんだ。

今までありがとう妹。僕は、かなりにお礼を言われた。

かなりは泣きながら喜んでくれた。

かなりは、僕のことを好きだと言ってくれている。

しかし、僕はその気持ちに応えることはできないのだ。

なぜなら……僕は妹のことが好きだから。

僕は、かなりを抱きしめる。

そして次の日、家から出ていった。

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る