ざまあようそ1 ねんごろ♡ごろつき

ごろつき視点。ざまあパートです。嫌な人は飛ばしてOK!

※暴力・性描写・尊厳破壊注意

そういうのが好きな方だけどうぞ


― ― ―


「はあっ、はあっ、くそっ、痛えええ!痛えよおお!!!」


「兄貴ィ!しっかりしてくっさい!」


「んだとテメエ!俺は臭くねえ!」


「ちっ、違えます!ちょっと間違っただけです!

ええと、ええと、あっそうだ!しっかりしてダサい!!」


「んだとテメエ!」


「あっ、違う!しっかりした死体!

じゃなくて、しっぽりきも司祭!!じゃなくて...」


「ふざけやがって...本当は女捕まえてしっぽりするつもりだったのによお...」


俺は取り巻きの頭を掴んで、持ち上げた。


「や、やめてください、兄貴ぃ」


「うおおおおお!!!兄貴の久々の"生搾り"だああああ!!!!!!」


「やめろ、兄貴ぃいいいいいいい!!!!!」


「うおおおおおおおおおおお」

怒りのままに頭を握り潰す。


ブチャビチャグちゃあああああ!!!!


破裂し、血が飛び散り、滴る。


それを俺は飲む。


「うおおおおおおおおおおおお!!!!!!!!!」


液体を飲んでるのに喉が乾く感覚。

血の匂いが口、鼻を通って、目の奥までまで染み渡る。


この感覚が最高にぞくぞくしてたまらない。


いつもは女に"飽きた"ら最後はこうしているが、今日は取り巻きで我慢、我慢。


くそっ...男の血は臭えな。

「クソがっ!!」


そう言って首のない食べかす元取り巻きを地面に叩きつけた。


その思った時だった。


「うぎ、うがっ!?」


俺の体に謎の痛みが起き始めた。


「うぎゃぎゃががががが」


「どうしたんですか兄貴ぃ!?」


「うぎゃっ、おい、テメエら、水もってこい!!!早くしろ!!!

早くしねえと全員ぶっ殺すぞ!!!!」


「は、はいいいいい!!!!!!」


そう言うと、全ての取り巻きが水を探しに去っていった。


「くそ!男の血なんか飲むんじゃなかったぜ!...ああああああ!!!!」

痛みで頭がおかしくなる。


「あああああああああ!!!!!!!」


そして俺は、気を失った。


そして、目が覚めた。


「兄貴ぃーーー!!!水持ってきましたああ!!!!」

鉄バケツに入った大量の水。


「おう、早くかけやがれ!」

なんか声の調子が悪ぃな...


「兄貴ぃーーー!!どこですかーーー!?」


「ここだあ!!おい!!早くしろ!!」


「兄貴ぃーーー!!どこですかーーー!?」


「おい、テメエ!見えてねえのか!?早く水を渡せゴラア!!」


「んだとテメエうっせえんだよ!!!」


「う゛っ!?」


強烈な蹴りを腹に喰らった。

俺は地面に倒れ込んだ。


くそっ、起き上がれねえ...俺、こんなに脆かったか...?


「兄貴ぃーー!!」

他の取り巻きがやってきた。


「おい、お前!早く水をよこせ!!

そいつおかしいんだよ」


「何だこいつ」


「知らねえよ、ほっとけ。

なんかさっきから兄貴いなくなってたんだよ」


「は...?」


他にも取り巻きたちが集まってきた。


俺の前で、取り巻きたちが俺を探す。


意味がわからねえ、ふざけやがって。


「おい!!テメエら!!さっきから何言ってやがる!!俺はここだ!!」


そう言うと、取り巻きの1人が言った。


「くんくんくんくん、おい、こいつ女だ!!」


「女!?」


「本当だ!!女だ!!」


「きっと兄貴が俺たちのために探してきてくれたんだ!!!」


取り巻きたちは俺に近づいてくる。


「おい、テメエら、ふざけんな、離せっ!!やめろ、やめろおおお!!!!!!」


...


...


...


<条件を達成しました。>

<サキュバスに転職可能になりました。>


...


...


...



———


名前:記憶領域が破損しています

種族:サキュバス

年齢:記憶領域が破損しています

職業:サキュバス(変更不可)

カルマポイント:記憶領域が破損しています


適正職業:

記憶領域が破損しています(記憶領域が破損しています):記憶領域が破損しています

サキュバス(A):Lv66


保有スキル:

パッシブ:感度上昇VI

アクティブ:握力強化IV、経験値吸収VI


———


「ふーん、なるほどね。

まあ名前はこっちで用意するから、全然問題ないよ。

サキュバスって基本みんなプライド高いから、 こういうところで働いてくれるのは貴重で助かるよ」


「えぇ、ありがとうございますぅ♡」


「採用だ。今日から早速働いてもらうよ」


「はぁい♡」


あたしは記憶喪失。

何も覚えていない。名前も、素性も。


ステータスを見てもわかるのは、経験豊富なサキュバスということ...それだけ。


「まあ、このステータスの破損具合じゃ、ここくらいしか来るとこ職場なかったんだろうな...」


...


...


...


「ゴロッキーちゃんの生搾り、すごいっ、おっ、全部絞られるっ!」


「んぐっ...」


液体を飲んでるのに喉が乾く感覚。

口、鼻を通って、目の奥までまで匂いが染み渡る。

この感覚が最高にぞくぞくしてたまらない。


「まだ...できるよね?だって...勇者、なんだもんね?」


「あはは、もちろん。

でもさすがの僕も、君みたいなサキュバスとこんなことできるなんて、思ってなかったよ

だっててっきり僕、すごいお婆さんとか、何なら男の人が来るのすら覚悟してたんだよ?」


「ふふっ...そんなわけないじゃないですかぁ」


「そ、そうだよね。僕ったら相変わらず、用心深いなあ」


「はやくっ、はやくして♡

はやくしろ...♡」

あたしは勇者の耳元で囁いた。


ブチャビチャグちゃあああああ!!!!

そんな、前に何度も聴いたことがあるような、そんな音と共に。


破裂し、飛び散り、滴る。


あたしの...俺の中の何かが。


破裂して、どこかに消え去った。

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