第146話
◆
――黒の曲芸団が姿を見せた。至急応援に来てください。
その報告を聞いて、スカビオサは駆けた。
雨上がりの路上は足を取られそうになる。
しかし、そうも言ってはいられなかった。必死に足を踏みしめて、報告のあった場所へ。
そこは下町の広場。祭の際には演劇が行われることもあるために広大。戦闘があったからだろう、心配そうな顔をした国民が周りを囲んでいた。
観客が注目しているのは、横に並んだ五人の悪役。
スカビオサが足を踏み入れると、観客に笑顔が戻った。
「……スカビオサ様」
五人と対峙していた騎士団員が息をついた。
傍には倒れている騎士団員が四人いた。気を失っているだけのようだ。唯一残って戦線を維持していた残りの一人も満身創痍。スカビオサを見ると安堵と共にその場に膝をついた。
「おつかれさま。簡単に状況を説明して」
「巡回中、黒の曲芸団に属する五名を発見。戦闘となりました。しかし、やつらは相当に腕が立ち、手に負えませんでした。申し訳ございません……」
「わかった。休んでて」
スカビオサは一歩踏み出す。
霊装エクスカリバーを引き抜いて、眼前の五人に向かい合った。
「スカビオサ様だ……」「スカビオサ様なら……」「あいつらをなんとかしてください」
周囲で事の次第を見守っていた国民たちから歓喜の声が上がる。
しかし、それを素直に受け取ることはできなかった。
――うるさいな。
私はそんなんじゃないのに。
あわよくば世界の崩壊すら願っているというのに。
何も知らない人間が簡単に沸くな。
「来たか」
そして、安堵の息を漏らしたのは何故か敵側も同じだった。
中心に立つ男が一歩踏み出した。
「我らは黒の曲芸団。おまえは四聖剣、スカビオサ・エクスカリバーだな」
「そうだけど」
「我らが望みは人類の滅亡。魔王の一撃により、国と共に沈むといい」
魔王だと。
何を言っているんだこいつは。
嘆息するスカビオサの眼前に、ナイフが差し迫る。
首を振って躱すが、同時、思い至る。これは、躱してはいけないナイフだった。何度見たことか。何度煮え湯を飲まされたことか。
ナイフが通り過ぎた方向に振り返ると同時に、エクスカリバーで男の一撃を受ける。斧の振り下ろし。彼の得物はナイフであり、斧であった。多くの種類の霊装に成り代わるそれは、スカビオサに唯一土をつけた人物のもの。
「――何のつもり」
霊装フォールアウトを使用しての移動。
取り回しのしやすい霊装バルディリスを用いての一撃。
こんな戦闘方法を用いるのは、一人しかいない。
「もう一度おまえには負けてもらおうと思ってな」
そして、相手の方も正体を隠すつもりはないようだった。
「意味が分からない。何のつもり? あれほどまでに魔物の討伐に拘っていた男が、今は何をしているというの?」
「魔王の考えに傾倒してね。人類は滅ぶべきだと考え直したのさ」
「世迷い事を」
スカビオサは自身の霊装を惜しみもなく展開する。
先日の敗北はスカビオサにとっては記憶に新しい。
そのための対策も練ってきた。
「以前披露会で有していた二本のフォールアウトというのは嘘でしょう。貴方は結局、一本しか霊装を有していない。今回は騙されない」
手にできるのは一本だけ。
だったら、慎重になる必要はない。こちらの優位は物量。優位なステージで押し切ればいいのだ。
霊装セクエンス。小ぶりの短刀を放り投げる。
同時に。
霊装グングニル。槍の霊装を、投擲する。
同時に。
霊装カラドボルグ。曲がった刀身を左手に構えて。
同時に。
霊装エクスカリバー。リーチのある純白な剣を右手に。
同時に――走り出す。
リンクは飛来するセクエンスを斧で弾いた。少しだけタイミングを遅らせて投擲したグングニルは転がって避ける。転がった先に、スカビオサは詰める。両腕に構えた剣を、そのまま振り下ろす。
リンクは霊装フォールアウトを横に放り投げた。
彼の基本戦法。どこに移動するかを目くらます戦術。移動するかしないかの二択を強いてくる。
普通の相手なら、武器が一本の相手なら、それで良かった。でも、スカビオサには多くの手段がある。
「それ、もう、効かないから」
ナイフに構わず霊装を振り下ろす。体勢が崩れた状態かつ霊装を手放している彼は、ナイフのところに移動するしか選択肢がない。
彼の姿は消えて、カラドボルグは地面を叩き割る。
が、見えている。
一本しかないナイフの場所は、わかっている。
スカビオサはエクスカリバーをそちらに放り投げた。激しい金属音は、エクスカリバーをリンクのアロンダイトが受けた音。「ぐ」投擲の勢いに押され、リンクの身体が地面を転がっていく。
「詰将棋と同じ。これを繰り返せば、貴方はいずれ終わる」
「さすがに人類最強だな。俺の様な紛い物とは違う」
「わかっているのなら、こんなことをしている理由を話しなさい。今回は諦めたの?」
「まさか」
リンクは立ち上がった。
仮面をしていて表情はわからないのに、何故だかいつものようにへらへらとしていることはわかった。
「俺は一度たりとも諦めたことなんかない」
「いい加減、この問答にも飽きてきた。聞くのは最後にする。どうしてこんなことをしたの。事と次第によっては、本当に殺しちゃうよ」
「ああ。俺じゃおまえには勝てない」
諦めた口調の割には、しっかりした声色だった。
「おまえが、英雄だ。魔王が認める、勇者だよ」
リンクは黒いフードを外した。
真っ白な仮面を取って、放り投げる。
乾いた音が路上に響いた後、周りからは驚嘆の声が上がった。
「あれは、王女の隣にいた護衛?」「披露会で優勝もしていたやつじゃないか?」「なんでそんなやつがこんなことを」
民衆の目に触れるリンクの素顔。
もう、ごまかしはきかない。
「何を――」
「俺は黒の曲芸団、ピエロ。同時に、リンクってもんだ。魔王の右腕を自負している。人類滅亡のための片棒を担がせてもらった。この世界を崩壊させる。俺の目的は他にはない」
堂々と宣言。
スカビオサだけではない、数十人の国民にもその声は届く。
「何をしているの。そんなことしたら、もう」
戻れないよ。
自分だけに言うのだったら目的を教えてくれさえすれば協力するのに。敵として民衆の前で仮面を外したら、彼はもう、国の敵だ。行く先は極刑しかない。
「どういうこと……。なんで、仮面を外す必要もないのに。何を考えて」
「うるさいよ、スカビオサ」
五人のうち、もう一人。
小柄な女性がフードと仮面を外した。
姿を見せるのは、アイビー・ヘデラ。
魔王。
「私が魔王だよ。これ以上の自己紹介がいらないくらい、スカビオサはよくわかってるよね。私がお願いしたんだ。リンクに魔王の私を手伝ってって。リンクは私に好意を向けてくれているから、簡単に頷いてくれたんだ。ここにいるみんなで、魔物を使役して、人類を滅ぼすことにしたんだよ」
アイビーの顔が顕になった際にも、民は驚きの声を上げた。彼女も彼女で、女王の隣に立っていた人物。中枢に裏切るものが出たということだろうかと、互いに引きつった顔を見せ合っている。
スカビオサも狼狽した。
アイビーが魔王であることはわかっている。リンクが彼女を守ろうとしたことも薄々とはわかっている。
けれど、こうも簡単に二人が繋がるとは思っていなかった。
リンクは魔王を憎んでいて、このトキノオリを壊そうと画策していて。
アイビーは魔王として人類を破滅に向かわせ、戯れに自分たちを閉じ込めて。
二人の目的は真逆。想いはあったとしても、こうなるとは思っていなかった。
公然と宣言するなんて。
「――私は」
信じすぎたのか、リンクを。
あるいは、アイビーを侮りすぎたのか。
スカビオサの悩みを置いて、状況は加速する。
「私は魔王として宣言する! 来たる破滅の日に、この人類を滅ぼすことを!」
アイビーの宣言に、国民たちから悲痛な叫び声が上がった。
「来たるとき、今までの十倍、百倍、千倍、それ以上の魔物が解き放たれることになるだろう! 魔の森から一直線だ。討伐隊なんか、目に入らない。すぐに魔物は王都を世界を寝食し、貴様らを食い殺すだろう! あはは! 全員死んでしまえ!」
アイビーの姿は人間そのもの。
だがしかし、見る人によってはその笑顔はバケモノにも見えた。狂気に包まれた人間は化け物と相違ない。
「ふ、ふざけんな!」昨今の魔物の襲来を乗り越えた民は声を上げる。
「俺たちは負けない!」虚飾でも、声を出す。
「おまえをここで殺せばいい――」むしろ殺意を高めていった。何人かが足を踏み出してもいる。
「馬鹿だなあ。一般人が茶々を入れないでよ」
「”転送”」
熱量に水を刺すように、黒の曲芸団の一人が羽根を振った。
広場に現れる魔物たち。その数、数十。それが一斉に解き放たれたのだから、絶望の声は一際だった。眼前にいる人間に襲い掛かる魔物たち。蜘蛛の子を散らすように逃げ惑う人々。
「で? 私を殺すって? 誰が? どうやって?」
アイビーは魔物に食いちぎられる人々を見て、せせら笑った。
スカビオサは襲い掛かってきた魔物だけを切り伏せた。目線はリンクから逸らさない。
「いいのか、英雄さん。守るべき民が襲われているぞ」
「……貴方は、これでいいんだ?」
「いいんだよ」
リンクはスカビオサに近づいていった。
その会話は周囲の喧騒に塗れて、二人以外には聞こえないものとなる。
「これで俺は何人殺しただろうな。三十二人だったか? それはもうとっくに越えてるんじゃないか」
「何の話?」
「乗り越えるためには、それが必要だということだ」
スカビオサはリンクの目を真っすぐに見つめる。彼は色恋に現を抜かす者ではなかった。現実を見て、覚悟を決めた男だった。
「おまえはもう、何人も殺していたな。そんなの、これから俺が殺す数に比べれば、数のうちに入らない。いちいちそれくらい殺したくらいでぴいぴい騒ぐな。人は死ぬ。目的のために殺されたのであれば、まだマシだろうよ」
スカビオサは困惑する。
「何を言ってるの」
「おまえが人を殺したことには意味がある。背中の十字架を気にせずに、眼前の敵をその十字架で叩き殺せ。蹲ってないで、剣を振るえ。今この瞬間に、今のおまえが必要なんだ。足を止めるな、前を向け。おまえは今回で殺した以上に人を救え。それが、唯一にして絶対の贖罪になる」
「……」
スカビオサは何がなんだかわからなかった。
なんでこいつは人を殺して、人を救えなどと嘯くのだろう。
いよいよ彼の思惑がわからない。なんで魔王に与しながら私のことを英雄だと呼ぶの。
「もしも貴方に人の心が残っているというのなら、正直に聞かせて。どうしてこんなことをしたの? わからない。貴方のことが、わからない」
「人が全力を出すためには痛みが必要だからな。一番強い目的意識は、憎悪によって賄われる。おまえに対するアイビーのように。アイビーが魔王じゃなかったら、おまえはここまで頑張れなかっただろう?」
「――」
スカビオサは息を飲む。
うまく息ができない。
「……なに、それ。あの子は魔王でしょう? 本当の、魔王でしょう?」
「あいつは本物の聖女だ。このトキノオリは、俺たちを閉じ込めてなぶるためのものじゃない。人類滅亡を回避するための救済措置なんだ。何度も繰り返して人類が救われる道を探す。そういう能力の霊装なんだよ。人の力なんだよ」
「ありえない」
「今更無知のふりをするな。おかしいと思うところはいくつもあっただろ」
なんでアイビーはあんなに優しかったのに急に魔王になったのだろう。
なんでアイビーは律義に私が殺しに行くのを待っていたんだろう。
なんでアイビーはいつも殺される時に嬉しそうだったのだろう。
「……嘘だって、言ってよ」
スカビオサはリンクの胸倉を掴んだ。
なんでここまで頭の回るリンクがアイビーに協力しているのか。
なんで今まで慣れさせるような頻度で魔物を小出しに出してきたのか。
なんで黒の曲芸団は人類を殺すと民衆の前でわざわざ宣言しているのか。
「嘘だって、言ってよ!」
全部、人類のためだとしたら。
そうしたら、自分は何なんだ。
友達だと思っていた子を延々と殺し続けて。
自分が強くなるためだと親族を殺し回って。
無為に何度も何度もこの世界を繰り返して。
ただの、阿呆ではないか。
馬鹿じゃないか。
「じゃあ、私は、何のために生きてきたの……」
膝が砕けそうになる。剣を取り落としそうになる。思考が消えそうになる。
胸倉を掴み返された。
「今のためだろ」
リンクが瞳を覗いてきていた。
真っすぐで、全力で、本気の目だった。
「やるのは、今なんだよ。おまえがおまえとして必要なのは、今なんだよ。最小の犠牲で手に入れたおまえの霊装、その力を使うのは、今なんだ。おまえが魔王を殺すために燃やし続けた闘志は無駄なんかじゃない。今ここで、魔物たちにぶつけるためのものだ」
「……」
私は、弱い。
これだけの霊装を有したって、結局自分は変わらなかった。
人を謝りながら殺して、次の世界があるからなんて言い訳して。前に進むために後ろばかりを顧みて。
初めて魔王の下にたどり着いたときだって、他の人が道を開けてくれたからなのだ。自分はいつだってなんだって、何もしていない。
だから、できない。
「できないよ……。今までできなかったんだもん」
「その理屈だと延々とできないことになるな」
「そう。だからもうおしまい」
「そうか。じゃあおまえのせいで更に人が死ぬな」
今もなお、響き渡る悲鳴は収まらない。
他から来た騎士団員が応援に来て、魔物と応戦している。それでも、守りきれたとは言い難い。血を流して蹲る者、一切動かない者、ただただ泣き叫ぶ者――犠牲者は増える一方。
「貴方がやったことでしょう。人のせいにしないで」
「違うな。力ある者はそれを振るう”義務”がある。守り切れなかったおまえのせいだ。また背負うべき墓標が増えていくな。いつになったら償い切れるんだ、この馬鹿野郎」
「――!」
スカビオサはリンクの手を振り払った。
こいつは自分のやったことを棚に上げて、何を言うんだ。
リンクの口角が上がった。
「言い方を変えるよ、スカビオサ。過去、おまえが殺した人たちの思いはなくならない。おまえは一生、それを背負い続ける。そして、それはどんどん増えていくんだ。失敗するたび、息苦しくなっていくなぁ」
「やめてよ」
「防ぐには、ここで終わらせるしかない。重責に押しつぶされたくなかったら、ここで民を救え。おまえが剣を取らなければ、この何百倍ものやつらが死ぬ。おまえが自死を選んでも、俺はおまえの墓の前でずっと言い続けてやるからな。おまえのせいだって」
「悪趣味が過ぎるよ」
「おいおい俺に倫理を説くつもりか? 俺は使えるものはなんでも使うぜ」
むかつく。
この軽薄な顔を殴りつけたい。
スカビオサは目を細めた。
こいつは何なんだろう。
過去、アイビーを殺そうとしていたリンクの顔は本気だった。あの時、きっと彼は真実を知ったのだろう。だから魔王として殺そうとした。けれど、思いとどまった。それから先、アイビーを憎んだというのも、演技。自分とマーガレットを上手く誘導するためにしたこと。
なんで乗り越えられたんだろう。魔王アイビーを殺す手を、彼はどうして止められたのだろう。自分もマーガレットも、ずっと止めきれなかったこの殺意の流れを、彼だけが止めたのだ。
――勝てないな。
スカビオサは息をついた。
今だって、なんだかんだと言いながら、自分の胸中も推し量ってくれている。自分の心が砕けないように、火を灯そうとしてくれている。行動は軽薄なくせに、考えと言葉はいつだって重かった。
「貴方は――馬鹿だね」
自分よりも。マーガレットよりも、アイビーよりも、誰よりも。
きっと、馬鹿だ。
「馬鹿だからできることもある」
「ああ言えばこう言うんだね」
リンクは自分の道を決めている。
自分は何がしたいんだろうか。
人を殺したことへの贖罪か。
この檻から逃げ出すことか。
人類を救済し世界を救う事か。
どれもが異なる目的のようだったが、それらは統合され、同じ未来へと向かう。
自分が剣を握ること。――それが、未来を掴み取る方法だと知った。
「魔王を殺す。それが私の使命ってことね」
「わかったならいい。俺に英雄は似合わないんだ。じゃあな、英雄。後は頼んだぜ」
リンクはすっきりとした顔で笑った。
その顔が憎たらしくて、少し、泣いてしまった。
「ばか」
「はいはい、馬鹿ですよ」
「ばかばかばかばかばかばか」
「何度も言わなくたってわかる。皆に言われてきたからな」
「……今回で終わらせるから」
頭の中にかかっていた霧が晴れていくようだった。
そう、ここで終わらせる。
自分の意義は、意志は、ここにしかない。
何よりも。
自分よりも多くの業を背負った人間が、ここまでの覚悟を有しているのだ。
自分だけ立ち止まるのは違う。
スカビオサはエクスカリバーを握り直した。
リンクはアロンダイトを構え直した。
エクスカリバーを横なぎに振るうと、アロンダイトで受けたリンクは受けきれずに地面を転がっていく。
その様を見た人々は歓喜に沸き上がった。
憎き魔王の手下に対し、四聖剣であるスカビオサが押している。
彼女なら彼らを倒すことができる。
人類を破滅の未来から守ってくれる。
スカビオサはエクスカリバーを天に向けて掲げた。
「私はスカビオサ・エクスカリバー。我が名において、魔王アイビー、そしてリンクを打ち滅ぼす。私についてきなさい! すべてを薙ぎ払ってくれよう!」
自分で何を言っているんだという気持ちもあった。
しかし、英雄という肩書も、十分に重しである。これはこれで、一生背負わなければいけない十字架なのだ。
私には、重い。
でも、背負うと決めたのだ。
「ち。分が悪いな」
「どうする、リンク」
「逃げるぞ! 本拠地である魔の森まで行く!」
リンクたち五人は背を向けて駆けだした。
スカビオサはそれを見送って、残っていた魔物たちを狩りにかかった。
もうその剣に迷いはなかった。
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