9話目
「さぁ、どうするか」
(しっかり監視役つけやがって。ずるはさせないってか?)
横目で駐豪の入り口の方を見るとそこには二人の執事と夜桜家の料理長が立っていた。料理長に限ってはじっくりとこちらの様子をみているためやりにくくて仕方がないだろう。
(まぁ、やるしかないか。幸い食材はたくさんあるし)
(まぁ、とりあえず主菜から作っていきますかね)
そうして黒神が作り出した一つ目の料理の主菜のペルーで食べられている【セビーチェ】。刺身も使うため雅空にも食えるだろう。
(まぁ、美人が二人もいるから美容にいいものを作らないとな)
そう思い次に取り掛かった料理は副菜にトルコ料理である【アックア・サーレ】。主菜にない色の食材を使い少し華やかさを足す。
野菜系はこのぐらいでいいと思い今度は雅空のための肉料理。女子にはまた違うの作るとして。雅空の主食は【甘辛ソースの漬け込みステーキ】。味濃い目にするか。
女子のほうは、脂肪が少ないく高級肉であるシャトーブリアンを作った【シャトーブリアンの赤ワインソース】。これを細かく切ったもの。
スープは、ウクライナ料理の【ボルシチ】。飲む血液ともいわれる栄養価のたかいスープ。
ご飯は、、、、コシヒカリでいいか。え~と雅空もいるからすこし多めにっと。
「よし!できた!ふぅ、久しぶりに料理したぜ。呼びに行くか」
コンコン
「お嬢様、夕食の用意ができました。」
扉を開き片膝を地面につける。
「ええ、お疲れ様、黒」
「では、ご案内させていただきます。四宮様、朝田様、こちらに」
「あーい、よろしくな、黒羽」
「楽しみですわ」
この二人は夢にも思わないだろう。黒神がこんなにも料理ができるのだと。
「「え?」」
と食堂についた瞬間、四宮と雅空はそんな素っ頓狂な声を出した。
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