《顔合わせ》

フェザーと契約して次の日...

「ああー、あのクソジジイー!」

叫んでるなぁ。スフウめっちゃアルフレッドさん嫌ってない?

「そういえばカイって言ってたよな。オレはアルフの兄貴の従兄弟のエルノルク=ジーニス。名前長いからエルクって呼んでくれ。」

よっしゃ男子だ。

「よろしく、エルク。」

「ああ、こっちこそ。」

がしっと握手する。

「ふざけんな、あの野郎!」

まだ言っとる。

「落ち着こう、スーちゃん。とりあえず深呼吸。あっスーちゃん、アルフさんといろいろあって。」

えっガチですか。何やったんだ、アルフレッドさん?

「アルフの兄貴そういうとこあるよな。」

「あのクソジジイー!マジでふざけんなー!」

また叫んどるがな。本当に何あったんだよ。

「と、とりあえずみんなで自己紹介しよ。知ってると思うけど、私はミズキ。職業ジョブ竜騎士りゅうきし。この子が契約している月竜げつりゅうのルナ。」

銀色の鱗のドラゴンだ。人1人は乗せられる大きさだな。

「えっ!月竜ムーンドラゴンって一生に会えたら運使い果たすっていう神獣と同じぐらいすごいやつじゃん。竜騎士ドラゴナイトも珍しいじゃん。」

えっそうなの?

「だから私は竜騎士りゅうきしだって。」

不満顔で言う。どうやらミズキには呼び方にこだわりがあるらしい。意味おんなじだろうし、どっちでもいいんだけどな、俺は。

「じゃあ、次オレな。オレはエルノルク=ジーニス。知ってる人しかいないと思うけど、アルフの兄貴の従兄弟。エルクって呼んでくれ。職業ジョブ斥候スカウトで探索系は任せてほしい。次カイな。」

「俺?!えっと、俺の名前はかいで...」

「苗字ない所からきたのか?」

苗字あるのが当たり前なのか。

「苗字は港川で職業ジョブは武芸者。で、この子がグリフォンのフェザー。よろしく。」

「えっ、ちょっと待ってくれ。グリフォンと契約してるの?滅多に出てこないんだけど。それにブゲイシャって何?」

「俺も職業ジョブのこと全然分かんないんだよな。」

「なんか踏み入って悪かったな。職業ジョブについてはまだ詳しくわからないところあるしな。」

「大丈夫、大丈夫。気にしてないって。」

最後は

「スフウです。職業ジョブは双剣使いです。よろしくお願いします。」

「双剣使い!?剣士の上位職業ジョブじゃねえか。そういえばみんなってどれくらいのレベルなんだ。カイはどうだ。」

「7だけど。」

「「えーーーーーーーーーーーーー!?」」

「えっ...」

めっちゃ驚かれた。1人絶句してるし。

「ちょっと待って。えっ?かいくん、レベルってそこまで上がらないものなの?」

「本当だよ、お前どんだけ低いんだよ。普通この歳だったら40前後だぞ。」

俺めっちゃ低いじゃん。ちなみに他の3人は

ミズキ・・・Lv.44

スフウ・・・Lv.39

エルク・・・Lv.41

「俺低っ!」

「だから言ったじゃねえか。」

呆れ顔でエルクが言った。

「次、戦闘力見よう。」

ミズキがそういうのだった。

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