《契約とは》
「まぁこの子君に懐いてるから、契約してみない?」
何言ってんだ、この子?
「すみません、本当に。ちょっと、ミズキ。やめてよ。」
犬耳少女がきた。
「あの、私犬じゃなくて狼なんですよ。」
若干涙目で抗議された。えっごめんって、褐色系の狼っていたの!?※注:います。
「あっ!ごめん、名乗ってなかったよね。私はミズキ。こっちがスーちゃんことスフウ。よろしく!」
テンション高いな。
「絶対そういう問題じゃないと思う。ていうか知り合いでもない人の前で愛称で呼ばないで。あっよろしくお願いします。」
礼儀正しいな。スフウって子大変だな。絶対振り回されてるだろう。
「契約する?その子と。」
「契約しても大丈夫か?」
やっぱり本人?には確認しといた方がいいし。
「クァ〜。」
そういえば言葉分からん。
「やったほうが早いから。まぁやってみて。」
説明放棄した。やり方知らないんだけど。
「すみません。やり方分かりませんよね?」
そう言って確かスフウだっけ?その子が説明書かな?を渡してくれた。律儀だね。
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1, Mahojin wo kaku.←Girudoshokuin no kata ga shitekureru.
2, Keiyakushadoshi mahojin no naka ni hairu.
3, Jumon wo tonaeru.
“ichininsho,namae ha nanji to shin’na wo kokan shi,koko ni enishi wo kizuku.”
※Jumon wa hakkiri to iu.
4, Keiyaku shita akashi wo maryoku de kizamu.
※Tekito ni kaku to hoka to kaburu kanosei ari.
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ローマ字読みにくいな。まぁ翻訳すると
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1、魔法陣を描く。←ギルド職員の方がしてくれる。
2、契約者同士魔法陣の中に入る。
3、呪文を唱える。
『一人称、名前は汝としんなを交換し、ここに縁を築く。』
※呪文ははっきりと言う。
4、契約した証を魔力で刻む。
※適当に描くと他と被る可能性あり。
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こんな感じだろ。しんなって漢字に当てはめたら真名?これって
「たぶん大体分かったと思う。」
「ごめんなさい、ミズキが何にも説明しないで。あとインクに血垂らしてくれませんか?」
「分かった。これも契約に必要なのか?」
「はい、必要です。グリフォンの子の血も採取してるので。」
ナイフを渡され、手に押し当てる。そして血を垂らす。これでできるのか?いや、ことわざにもあるじゃないか。案ずるより産むが易しって。やってみるか、そして魔法陣の上に立つ。
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