武芸者〜勇者召喚された高校生は隣国で出会った仲間と一緒にのんびり冒険者ライフを送りたい〜

レオマール国編

《ギルドで冒険者となる》

さっきの店主が教えてくれたギルド“天空の覇者”にやってきた。冒険者になるにはどうするのか訊くとどうやら試験を受けなければいけないらしい。

#１つ目筆記試験

いざ解いてみたら

「えっ？」

なぜかこんな声を出したのかそれは難しかったからではなく簡単すぎたからだ。小学校で習う四則計算かよ。楽勝すぎる。

「どうした？」

「終わりました。」

「えっ、はい？」

#２つ目スライム10匹討伐

スライムを叩き潰す。やりづら。とにかくコアと呼ばれる場所を潰す。

「えっあいつまじかよ、叩き潰してるけど。」

「普通あんな風に倒せるのか？」

他の、試験を受けている人たちが何か言ってるが聞き取れない。10体倒したので報告する。

「終わりました。」

「えっ早っ。」

そうなのか？

#３つ目Aランク冒険者と闘う

相手はアルフレッド＝ジーニスさんである。

「おい、坊主かかってこい。」

「分かりました。」

俺は木刀をとる。

ー始め！！！ー

まず仕掛けたのは俺、アルフレッドさんに斬りかかる。

「いい太刀筋してるじゃないか。」

そう言いながら剣で止められる。当たり前だけどこの人、とてつもないくらい強い。

そして30分ぐらい打ち合っていると

「もう大丈夫です。実力は分かりましたから、もうやめてください。」

焦ったように男性が止めにきた。

「「ちぇっ」」

いいところだったのに。

「何故舌打ちをする」

突っ込まれた。しかし無視した。

「お前強いな。次も手合わせ頼むよ。」

「分かりました！」

心の中でガッツポーズをする。

「おい、坊主。お前の名は？」

そういえば名乗ってなかった。

「俺の名前は海です。」

「カイか。いい名前だな。」

「ありがとうございます。」

何はともあれ試験は無事？終了したのであった。

そしてギルドカードを発行してもらう。見た目は手帳ぐらいの大きさの鉄の板だが使用者が触れると使用者の情報が見れる。また、使用者が許可しないとその情報は他人は見れない。ちなみに俺のステータスは

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港川海　L v.3 　Eランク

職業･･･武芸者

種族･･･人間族

年齢･･･17歳

身長･･･183cm

属性･･･水

装備･･･冒険者の装備、リュック（アイテムボックス効果付き）、カグラ刀、木刀（水龍の加護）、籠手

契約獣･･･なし

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L vが上がっている！

あと冒険者の装備って説明もはや放棄してないか？

本当はFランクから始まるはずだったけどAランクのアルフレッドさんに大きな怪我せず闘ったかららしい。ギルドカードもランクが上がるごとに材質が変わるらしい。お察しの通りEランクは鉄です。Fランクは銅らしいけど。