4th _2024.3

美をかなぐり捨てても、

人間らしさには、ほど遠い。

失望も、歓喜も、

何もかもが乾ききったこの街で、

いま君に会えないで一人泣いてる。


まだ見ぬことを知りたいと願うのも、

満たされていないから。

消費で埋め合わせられない愛なのに、

省みようとも考えなかったから。


飢えてたんだ。

でも、その渇きにさえ、

気付けなくなってしまったとき、

本当に欲するものと会えるのか?

なぁ、いままで誰かに会えたか?


会えてないことだけが分かってる。

このままでいいのかと、何度も問いかける。一人きりで。


君に会うその日まで、

俺はこのままだ。

それが耐えられない。

もう叶うはずがないから、

なんの手の打ちようもないのに後悔する。



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