5th_2024.5

友との旅。

家族の轍。

己の違和。


激しく問うた。


完成させられたら、叩き壊す。

ひざまずいて、あらゆるものを呪う。

壊した事実より、

そこに愛着をもう抱けないことへの苦痛が、

時折、自覚される。


大切なものを失う。

だから、ここに生きる意味がないと感じる。

そんな悲観主義も明日には忘れる。


意味を他者に求めるが、

望んだ答えは全く返ってこない。

そもそも理解できず、またされることもない。

結局、自分で意味をつけていくしかない。

意味が無いからこそ。


善悪を含みながらあがく、凡夫の己を、

見せることなど許しちゃいけない。

完璧にならなきゃ、愛はないのか。

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