第8話Mの人間観察 I
《再教育施設》とは、社会生活に適応する事が出来ずに精神を病み、自殺未遂を含む自傷行為を犯した《特別出生児》が主に収容される施設である。それ故、この施設に暮らす居住者達には、陰鬱で寡黙な人が多い。だがよく見てみると、そんな彼らにも確かに個性がある事が判る。この何も成すべき事の無い《監獄》へやって来てから、早四年。私は退屈な日々を乗り切る為に、施設内の様々な人間を観察して来た。最初は、自分よりも長くこの施設で暮らしている人達が、どのようにしてこの暗鬱で無為な時間を生き抜いているのかのヒントを得ようと思って、人間観察を始めた。しかし、それによって得た結論は、【ただ何も考えずに時間に流されて生きる事こそ、ここでの生き方だ】と言う、酷くつまらないものだった。その答えに反駁の余地は微塵も無いと思うけれど、私は不服だった。どんなに味気無い世界にだって、何かしらの面白味を見出す事は出来るはずだと私は信じていた。そうして周囲の人間を眺め続けている内に、いつしか人間観察が私の趣味になっていた。そんな私が目下激しく興味を抱いた新しい対象は、未だ一度しか接触が無い謎多き人物、翡葉晃氏である。彼は、簡単に言えば靄繕少年の成れの果てを思わせる雰囲気を持っているのだが、靄繕君よりも更に口数が少なく、表情にも変化が殆ど無い。実はロボットなのではないかと疑いさえした。その翡葉さんが普段どんな生活を送っているのかは、私にとって大変興味深い。
私は彼の私生活についての情報を得る為に、彼と同じく施設職員である某教員に話を聞いてみた。
「翡葉君はねぇ、成人してからずっとここの施設の職員をしているそうよ。普段どんな事をしているのかはわからないけれど、ここに住み込みで働いているのは確かよ」
彼女は普段通りのおっとりした口調でそう言うと、「翡葉君と何かあったの?」と私に尋ね返して来た。
「いいえ。ただ、面白い人だなって思って」
「そうね。何と言うか……独特の雰囲気があるわよね」
「翡葉さんて、靄繕君に似てると思いません?」
「似ている、似ている」
先生は大きく首を縦に振りながら、楽しそうに笑って言った。私は彼女の笑顔を微笑ましく見つめた後で、隙を見計らって次の質問を繰り出した。
「ところで、外出時の監督官って、指名出来ますか?」
彼女は一転して真面目な表情を見せると、「どうかしらねぇ」と首を傾げた。
「居住者が施設の職員と仲良くなる事自体は、とても良い事だし、問題は無いと思うの。ただ、監督官となると……。変に親しくなりすぎるのも、何か不公平になるかも知れないでしょう?仲良しだからって、勝手に我儘を聞いてあげるようになったりしたら困るし……」
全くもって先生の言う通りだ。特定の職員と居住者が必要以上に親しくなる事は、依怙贔屓の誘因になりかねない。
「もし翡葉君ともっと話してみたいのなら、彼の所を訪ねてみたら?今の時間なら、食堂に居るのではないかしら」
先生のこの親切な助言に従い、私は早速食堂へ行ってみる事に決めた。
施設内の居室にはキッチンが備え付けられているが、包丁などの刃物は一切の持ち込みが固く禁じられている。居住者の安全を確保する為と言う名目であるが、要はそんな物を持たせたら何をするのかは分かり切っているので、監視カメラの無い個室内へは持ち込ませないのである。その為、売店で売っている生鮮食品は全て予めカットされている。そうまでするのならキッチンを付けなければ良いと思うかも知れないが、それでは社会に戻った時に自立した生活が送れないだろうとの過剰な配慮から、わざわざ設置してあるのだ。《再教育施設》からの社会復帰率は二割にも満たないとは言え、この施設がそれを目標に掲げた訓練施設であると言う体裁上、社会復帰後の生活についても当然配慮されなければいけないと考えられたのだ。理由はどうあれ、キッチンはありがたい。飲み物を飲みたくなる度に部屋を出なければならなくなるのは、正直苦痛だからだ。しかし、幾らキッチンが付いているからと言っても、自炊は強制されていない。どう頑張っても自炊に向かない人間は存在するし、気分的に何も料理したくない時もある。そんな居住者向けに開かれているのが、居住棟共用棟一階にある食堂である。居住棟は男性用の北棟と、女性用の南棟の間に、両棟を繋ぐ共用棟がある。共用棟は一階しか無いので、二階建ての北棟と南棟に挟まれた全景は、凹型を思わせる形をしている。食堂はホールの真東、玄関の扉の真向かいに位置しており、季節の移り変わりを感じさせてくれる花々や樹木に彩られた小さな中庭に面していた。私がこの食堂に入ったのは、これが初めてだった。
外見的によく目立つ翡葉さんを見付け出すのには、全く苦労しなかった。彼は中庭が見渡せる窓際の席に深々と腰を下ろし、機械の如くブレない等速の手つきでカレーライスを口に運んでいた。私は彼に警戒される事が無いよう、なるべく不自然な状況を避けようと思い、恰も夕食を食べに来た風を装ってオムライスを注文し、その小道具を持って翡葉さんの向かい側に座った。
「こんにちは。よくここで食べるんですか?」
翡葉さんは、突如何の断りも無く席に着いた相席相手を一瞥すると、黙って僅かに頷いた。
「カレーライス、好きなんですか?」
無反応。たぶん、そうでもないのだろう。
「ここに来て何年くらいなんですか?」
左手が何やら数字を示している。十四?ということは、翡葉さんは現在三十二歳か。見た目より若いな。
「休日とか、暇な時は何をして過ごしてるんですか?」
スプーンを握った右手が止まる。
「何の尋問だ?」
ここで漸く言葉を発した翡葉さんは、えらく不機嫌そうな顔つきに見えた。
「ごめんなさい。ただ、ちょっと、翡葉さんてどういう人なのかなって気になって……」
私は苦笑いを浮かべると、放置していたオムライスに手をつけた。いきなり質問を連発しすぎてしまったせいで、明らかに警戒されている。ここはひとまず作戦を立て直そうと考えながら、私は黙って偽装用の夕飯を食べ進めた。思っていたよりも美味しかったので、また来ようかななんて気が逸れる。
「お前は変な奴に異常な興味を示すらしい」
いつの間にか大盛りのカレーライスを平らげた翡葉さんは、意外にもそのまま立ち去る事無く私に話し掛けてくれた。
「変な人の方が面白いからです。まあ、人間なんてみんな何処かしら変ですけど」
私は慌てて食べかけの一口を口の中へ放り込むと、彼が立ち去ってしまわない内に言葉を返した。
「そう言うお前が、一番変だ」
「靄繕君にもよく言われますよ。私は断固として同意しませんけど」
「……」
「そう言えば、園田先生も翡葉さんと靄繕君は似てるって言ってましたよ」
「……」
「確かに、施設出身の人って寡黙な人が多いですけど、翡葉さんと靄繕君の場合は、彼らとも何か違う気がするんですよね。靄繕君は、基本的には何事にも興味を示さないから、何考えてるのか掴みにくいし。翡葉さんは……靄繕君よりも喋らないし……。何かもう、謎しかないですね」
「……よく喋るな」
「翡葉さんは無口すぎですよ」
翡葉さんの指摘には咄嗟にこう返したものの、思えば自分でも喋りすぎているような気がした。この調子で沈黙の人を質問攻めにしたところで、嫌われるのは目に見えている。靄繕君なら嫌味を言ってくるので揶揄いがいがあるが、目の前の人の場合は駄目だろう。顔色こそ変わってはいないけれど、彼が纏った空気は着実に悪い方へ変化して来ている。この辺で解放した方が良さそうだ。私はそう判断すると、話すのをやめて再びオムライスを食べ始めた。私が黙ったのを見て取るや否や、直ぐにでも彼は席を立つに違いないと私は踏んでいた。しかし、その殆ど確信に満ちた私の予想を裏切り、彼は一向に席を離れようとしなかった。食事の直後には動かないと言う習慣でもあるのだろうか?私は予測不能な翡葉さんの行動に注意を払いつつも、遂には自分の食事を終えてしまった。だが彼はまだ依然として私の前に座っており、真一文字に口を結んだまま、ぼんやりと中庭の方を見つめていた。完全に思いもしなかった状況に突入して困惑した私は、口を開いたものか、それとも閉ざしたままでいるべきか分からず、結局は口を噤んでいた。こうして黙ってみて初めて、私はこの食堂内が話声一つ聞こえない静謐な空間である事に気が付いた。周りを見回してみても、そもそも二人が席に座っているテーブルなど一つも無い。
「ここの連中は、自分以外に興味が無い」
まるで私の心を見透かしたかのように、翡葉さんが言った。
「だから、お前はここでは異質なんだ」
毅然として明言する彼の言葉に、私は返す言葉が思い付かなかった。彼は私が無言になっているのをよそに立ち上がると、食べ終わった自分の食器を持って席を離れようとした。私はほぼ反射的に彼の顔を見上げ、宝石のような翡翠色の両目と目が合った。
「お前は、この場所に居るのが相応しくない」
彼は最後にそう宣告すると、くるりと背を向けてその場を後にした。私は彼が残した言葉を何度も何度も頭の中で再生しながら、その後もしばらく、空っぽになった向かいの席を見つめて座っていた。
変人だとか、よく喋るとか、そう言った評価を下された事は、これまでにもよくあった。だから、自分が他の《特別出生児》達からすると何処かズレているということは知っていたし、その原因が幼少期を外の楽園で過ごした事にある事も理解していた。だけど、
――お前は、この場所に居るのが相応しくない。
翡葉さんが言ったあの一言の真意とは、一体何なのだろう?
私と言う人間は、この施設に順応していないということなのか?
それとも、私が居るべきはこの施設の中ではなく、外の世界だということなのか?
確かに、「施設に順応しているか?」と問われれば、必ずしも「そうだ」とは頷けない。私は他の居住者達に比べて感情表現が豊かだし、他人にも、未知の物事にも強い興味を示す。自殺願望の発露は確認されていないだろうし、自傷行為も行わない。表面上は、心身共に極めて健康な優良児だ。少なくとも、施設内の大多数よりも限りなく健常者に近いと思っている。そんな私がこの施設の中で生活しているのは、不自然と言えばその通りだろう。だが仮に私が施設には不釣り合いな存在だったとしても、私の存在によって施設の風紀が乱れているわけではないし、施設の運営に何らかの害を与えているわけでもない。それなら、私一人が施設に馴染めていなかったところで、特に問題は無いはずだ。それでは、そんなこれと言った欠陥が認められない私は、外の世界に居るべきだと言うのか?その考えは、議論の余地なく誤謬だと断言出来る。何故なら、私は一度外の世界へ行ったが、そこでは生きて行けなかったからこの施設に収容されているからである。《再教育施設》がそう言う施設として存在している以上、翡葉さんがその厳然たる道理を弁えていないはずはない。まぁ、靄繕慧奴は例外だが、彼ほどに粋狂な人間はそういないだろうから、彼の例は除外して差し支えない。
「『この場に居るのが相応しくない』って事は、何にせよ、私はここに居るべきではないって事よね?」
でも、もし翡葉さんのその考えが正しかったとして、それなら私は何処へ行くべきなのだろう?
――分からないな。
私はベッドの上に仰向けに寝転がると、思考を放棄して当ても無く天井を見上げた。そう言えば、少し前には自分が還る場所について考えていた気がする。私が居るのに相応しい場所とは、きっと私が還る場所の事なのだろう。こう考えると、謎と謎は繋がったけれど、肝心のその答えは更に見付けにくい靄の彼方に隠れてしまった。
――まぁ、良いか。焦ってみても、どうせ答えは見付からないし。
そう気楽に構えて頭を休めると、私はそっと目を閉じた。何故だか急に、ピアノの音色が聴きたくなった。
その翌日、私は海に行って以来一週間ぶりに靄繕慧奴の部屋を訪れた。彼は相も変わらずキチンと整理整頓された部屋の中で、自分自身も置物の一つのように同化していた。彼がやる事も無くつまらなそうにしているので、私は翡葉さんとの一件を彼に話してみた。靄繕君は気の無い様子で私の話を聞き流すと、翡葉さんが言ったあの一言には共感出来ると投げやりに言った。
「それってどういう意味?」
「言葉通りの意味だろ」
「相応しくないって、どう相応しくないの?」
「お前の存在は違和感があるんだよ」
「それって、私が他の人達と違うから?」
「まぁそんなとこ」
私が彼の返答に納得出来なくてむくれていると、靄繕君は淡々と言った。
「お前は、他人が言った言葉を変に解釈しようとする癖がある。他人は、お前が一生懸命考え込んでいるほどに面倒臭い事を、一々考えながら喋ってない。大抵は言葉通りの意味だ」
靄繕君のその指摘は、的確だと思った。彼の言う通り、私には他人の言動の裏に何か意図が隠されているのではないかと勘繰る嫌いがあるのかも知れない。私自身はその事についてあまり意識した事は無かったが、言われてみれば、誰かの言動の意味についてあれこれ答えの出ない憶測をしている事は多い。
「でも、言葉通りの意味じゃない時だってあるでしょ?」
そう言いながら、私は何か良い例が無いものかと考えてみたが、結局何も思い付かなかったので何も補足しないでおくことにした。幸いにも、靄繕君は私のその発言を敢えて否定しようとはしなかった。だがその代わりに、私に一つの疑問を投げ掛けた。
「お前はどうして、他人の言葉の裏に言外の意味があると思う?」
「それは……言葉だけでは、言い表せない感情や思いがそこにあると思うから」
「じゃあその言葉では言い表せない感情や思いと言うのは、それを伝えきれていない言葉自体を吟味する事によって理解し得るのか?」
彼のこの問いがきっかけとなり、私は漸く自らの過ちに気が付いた。彼のこの問いに対する答えは、否だ。言葉では伝わらないからその裏にあるだろう思いを探ろうとしているのに、その伝わらない言葉を解体する事でその答えを得ようとしても、理解する事など不可能に決まっている。
「言外の意図は、言葉ではなく、話者の態度に表れている。お前はただ、誰かが言った言葉を素直に聞き入れられないだけだ」
この一撃が止めとなって、閉口した私の胸に突き立てられた。
そうだ。私は他人の言葉を信じていないのだ。だから、言葉以上の何かがあるはずだと盲目的に信じ込み、文字通りの意味しか持たない言葉から、有りもしないはずの感情をでっちあげてしまうのだ。話し相手の事を心から信用しているのなら、そんな無駄な事をする必要など端から無いではないか。
「そっか。私って、結構嫌な奴だね」
自分で口にしてみると尚更惨めな気がしたけれど、私は敢えて思った言葉をそのまま口にした。
「他人の発言を鵜呑みにしないのだから、馬鹿ではないんだろう」
靄繕君はそう言うと、気怠そうに欠伸をした。彼があまりに自然にそう言ったものだから、私は危うく彼の言葉に騙されそうになってしまった。
「馬鹿ではないって何?」
「言葉通りだろ」
「馬鹿じゃないなら何なの?」
「捻くれ者」
こういうふざけた人間が存在するからこそ、私はきっと他人の言葉を素直に信じられないのだろう。してやったりと得意げにほくそ笑む彼を横目に見ながら、私はつくづくそう思った。
食堂の食事が思いの外気に入った私は、再びそこへと足を運んだ。ついでなので靄繕君も誘ってみたのだが、「共用の場所には極力近付きたくない」と言われて断られた。彼の人間嫌いと神経質は、もう十分に病的な域に達していると思う。とは言え、どうせそんな事だろうととうに予測済みだったので、特に落胆する事も無かった。注文した料理を手に食堂内を見回してみると、前回と同じ窓際の席に、黙々と食事をしている翡葉さんの姿を発見した。
「今日もカレーライスですか?」
彼は私の声を耳にすると、手を止めてゆっくりと顔を上げた。私はまた勝手に彼の向かいに陣取ると、「いただきます」と手を合わせてから、自分の食事に手を伸ばした。
「お前はまたオムライスか」
私の前に置かれた卵料理を見つめながら、翡葉さんが呟く。
「前回はトマトソースだったので、今回はデミグラスソースです」
私は満足げにそう説明すると、幸せそうに一口目を頬張った。翡葉さんは何を思ったやら一時自分の手を休めて私の方を見つめていたかと思うと、再び何も言わずに食事を再開した。
食事をする間、私達は何も会話を交わさなかった。前回話してみた印象からして、翡葉さんは自分から他人に質問を投げ掛ける事はほぼ無さそうだ。こちらの質問には大体素直に答えてくれるようだが、彼自身の口から自分自身についての何かしらの話題を提供させる事は至難の業と見える。そうなるとどうしても質問攻めになってしまうから、こちらとしても具合が悪い。こちらが一方的に質問をして、あちらがそれに答えるだけなら、それは質疑応答であって、会話ではない。そしてもちろん、私がしたいのは会話である。だが、残念ながらそれを実現する為には、恐らく計り知れない時間と労力を要することだろう。
「一つ、聞いても良いですか?」
私達二人共が食事を終えた頃、私は翡葉さんに尋ねた。
「翡葉さんは、前に『私がここに居るのは相応しくない』って言いましたよね?それなら、私が居るのに相応しい場所って、一体何処だと思いますか?」
彼は無表情のまま目だけを瞬くと、
「お前が居たいと思う場所が、お前にとって最も相応しい場所だ」
私が想定していたよりもずっと曖昧で、ロマンチックな回答を私に告げた。
「少なくともそれは、ここではないだろう」
堅物な外見とはまるで対照的な彼の言葉に面食らった私は、呆気に取られてしまってその場に固まっていた。翡葉さんは、そんな私の様子を少しの間観察すると、何事も無かったかのように食べ終わった食器を片付けて帰って行った。
――翡葉さんて、案外ロマンチスト……?
そんな馬鹿げた囁きが、真っ白になった頭の中にこだましていた。
結論から言って、言外の意味を推し量る事など、無意味で不可能な所業でしかないのだと、私は今回の一件でそう痛感した。私の周囲を取り巻く人間達は、殊に厄介な奇人変人が多いので、彼らの真意を言葉の裏から探ろうなどと言う試みは無謀と言う他は無い。そんな徒労に心血を注ぐよりは、はっきり「意味が分からない」と問い質した方が簡単で確実だ。靄繕君によって私の悪い癖が一つ摘発された事には感謝するが、その同じ人物のせいで、かえってこの悪癖が悪化しないものかと心配でならない。
「ああ、そうか」
一つ思い付いた。靄繕慧奴と翡葉晃は似ているが、決定的に違う所が一つある。
「靄繕君は捻くれ者だ」
その点では、まだ彼の方が翡葉氏よりも人間味があるかも知れない。今の所、翡葉氏の方はまだ【生きるロボット】だ。しかし、そんな彼がくれたあの言葉は、実に人間臭かった。
そこに居たいと思う場所が、自分にとって最も相応しい場所。
月並みな表現ではあるけれど、私はこの言葉を胸に刻んでおきたいと思う。
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