第30話「日本を舐め腐った迷惑系YouTuber」

ガヤガヤガヤ


賑わう休日の朝の東京駅周辺。

そこでアメリカから旅行で来日した

3人の白人男達が

YouTubeの動画撮影をしていた。


「Hey guys!

テイラー・ビーバーだ!

みんな!いつも俺の動画見てくれて

ありがとな!

それじゃあ早速なんだけど

今日は劣等な黄色人種が生息する

ジャップランドにやって来たぜ!

というワケでこれから暴れていくぜ!!」


その後ビーバーと

仲間達は街中へと移動し

奇行を繰り広げる。


「Yeahhhhhhhhhhh!!」


ベシャッ


その辺にあった店の壁に

スイカを投げつけて汚す。


「Fooooooooooooo!!」


ペタッペタッペタッ


街中を歩く人々の額に

Made in Chinaと書かれた

貼り紙を無差別に貼りつける。


「Yaaaaaaaaaaaaa!!」


道路を走行中の

トラックの後ろに勝手に乗る。


「Jaaaaaaaaaaaaap!!!」


ドカドカドカッ


街中を歩く人々を

次々と突飛ばしていく。


そしてその他にも

飲食店の店員や走行中の車に

野球ボールを投げつける

店のガラス窓に生魚をくっつける

葬儀場に侵入し棺桶の中の

遺体の頬にビンタを浴びせるといった

奇行の様子を動画に撮影し

それをYouTube上にアップロードした。

結果、ものの数時間でその動画は

世界中で大炎上する事となった。


それから1日後。


「……え~というワケでですね

今世界で大炎上中の

迷惑系YouTuberの

テイラー・ビーバー達ですが

半田さんはこれについて

どのようにお考えでしょうか?」


「いや~、ホンット

死ねばいいのにと思いますね~

平和な国でしかイキり散らせない

あの鼻デカ野郎共

メキシコやブラジルのスラム街で

同じ事やってみろって感じですよね~」


「……同感だぜ

あのメリケン野郎共……

完全に日本と日本人を

舐め腐ってやがる」


自宅のリビングのソファーに座り

テレビでビーバー達のニュースを

不快感丸出しの表情で観ていた秀吉。


「秀吉様、これを見てください」


右隣に座っていた寧々が

秀吉にスマホでビーバーの

例の動画のコメント欄を見せてきた。

そこには英語でこう書かれていた。


・良いぞテイラー!

東アジアの猿共に

もっと白人様の強さを見せつけてやれ!


・ざまぁ!!醜いイエローモンキー共!!


・クソジャップ共が突飛ばされるシーン

マジで最高(笑)


「メリケン共が……」


嫌悪感を示す秀吉。


「秀吉、これも見てよ」


同じく左隣に座っていた茶々も

スマホでTwitterの

海外ニュース速報という垢の

ビーバーに関するツイートの

リプ欄を見せてきた。

そこには日本人達により

こう書かれていた。


・こんな事で騒ぐとか

日本人てホント心狭すぎる


・器の小さいジャップ共が騒いでるけど

俺はテイラー達の味方だよ


・日本人てホント陰湿

これくらい笑って

許してあげればいいのに


「なんなんコイツら……」


先程よりも嫌悪感を示す秀吉。


「秀吉様、日本人で

アイツの事擁護してる連中って

なんなんでしょうかね」


「……多分アレだろう……

白人コンプ拗らせた連中だろう

擁護するってのは

白人様と同じ側に立ちたい

仲間だと思ってもらいたい

そういう心理からきてんだろうな」


「「なるほど~」」


「……なぁ茶々……

あの腐れメリケン達って

まだ日本にいるのかな?」


「うん、情報によると

後1週間くらい滞在するらしいよ」


「ほ~ん……」


「あ!秀吉様!

もしかして制裁加えるんですか!?」


「うん」


「侍舐めるとどうなるか

分からせてやるってワケ?」


「その通り」


「なるほど!じゃあ早速

あの低能メリケン野郎共の所に

行きましょうよ!」


「ああ、でもちょっとその前に……

アイツを擁護した白人コンプ共に

制裁を加えてやりたい」


秀吉はチートを使って

リプ欄でビーバーを擁護した

白人コンプ共をこの場に呼び寄せた。


「な!?ど、どこだここは!?」


「あれ?俺バスに乗ってて……」


「確か僕

散歩中だったはず……」


突如知らない場所に転送され

戸惑う3人。


「よぉクソカス共………

フン!!ハッ!!オルァ!!」


バコオッ!!バキィッ!!グシャッ!!


秀吉は近くにあった広辞苑で

3人の頭部を殴り付けた。

それにより地面に倒れ

頭から血を流しながら

体をピクピクさせる3人。


「お前らみたいな

侍魂の欠片もない白人コンプ野郎共は

この国にはいらねぇ、とっとと出てけ」


ブオンッ


秀吉はチートを使って3人を

アフリカのサバンナに転送した。


「二度と帰ってくんじゃねぇぞ

というか死ね、肉食獣に殺されろ

馬鹿共が」










クッチャクッチャ


「あ~、どうすっかな~」


あるホテルの部屋でドーナツを貪りながら

次にアップする動画の事を

考えていたビーバー。

つい先日あれほど炎上したにも関わらず

反省の色など微塵もない様子である。 


「なぁ、こんなのはどうだ?

マクドで英語で注文頼んで

英語が分からずオロオロする

ジャップの様子を撮影するってのは」


同じ部屋にいた

仲間の1人のマイクが

ビーバーに

そう提案を出した。


「お!いいな~!

よし!次はそれでいこう!」


「おいおい大丈夫かよ

そんなんやったら

また炎上しちまうぜ?」


やや心配気味の

ケツアゴが特徴的な

もう1人の仲間の

動画撮影担当のジミー。


「平気だよ

俺達は人種カーストトップの白人だぜ?

だから何やったって許されるんだよ」


「それもそうだな」


「おい、それよりかよ~

動画撮影する前にまた昨日みたいに

ジャップ女でもナンパして

大◯交スマッシュブラザーズS◯Xでも

するとしようぜ」


「おお!いいなそれ!」


「へへ!だろ?」


「……しっかしよ~、アイツらって

噂に聞いてた以上に股緩いよな~」


「ああ、あのマ◯コ共

俺達が白人って理由なだけで

お目目キラキラ尻尾フリフリで

すぐにすり寄ってくるからな

マジでチョロいぜ

本国の女なんかより簡単に落とせるぜ」


コンコンコン


3人が会話してる中

部屋の扉がノックされた。


「ああ?何だ?」


「ルームサービスです」


「チッ、めんどくせぇ

誰か出てくれよ」


「しゃあねぇな、俺が出てやる」


ガチャ


ビーバーに代わり

マイクが部屋の扉を開けた。

すると目の前には

ビキニを着た日本人女性が立っていた。


「……ルームサービスってS◯Xか?」


「YES」


「OK Let's play 4P

Come on」


マイクは

女性を部屋の中へと入れる。


「おいお前ら!

ヤリマンジャップマ◯コ確保!

早速4Pしようや!」


「………な、何言ってんだ……?」


「お前……頭沸いてんのか?」


妙に乗り気じゃない2人。


「んだよその反応はよ~!

お前らがヤらないってんなら

俺が先にヤっちまうぜぇ!?」


マイクは服を脱いで全裸になり

女性をベッドへと寝かせる。


「じゃあまずは前戯から」


そう言ってマイクは

女性の全身を舐め回し始めた。


「レロレロレロレロレレロレロ」


「……ッッ!!!

何やってんだてめぇ!!??」


女性を舐め回すマイクを

怒鳴り付けるビーバー。


「ああ!?

何だようっせぇな!!

混ざりてぇのか!?

ならとっととこっち来いや!!」


「違う!!!そうじゃねぇ!!!

お前今自分が何を舐めてるか

分かってんのか!?」


「え?」


ビーバーの発言に

マイクは改めて女性を視認する。

すると目の前にいたのは

ビキニを着た女性ではなく

競パンを履いた

毛むくじゃらのデブのオッサンだった。


「!!??!??!?

がぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!

ヴォエエエエエエエエ!!!!

ゲェェェェェェェェェ!!!!」


マイクはあまりのおぞましさと

気持ち悪さに

ゲロを床にぶちまける。


「ハァ……!ハァ……!

どうなってんだ……!?

俺が扉を開けた時にいたのは

確かに女だったぞ!?」


「フフフのフ~

今流行りの幻覚ってやつさ」


突然室内から聞こえてくる謎の声。


「What!?だ、誰だ!?」


ビーバー達は部屋中を

キョロキョロと見回す。


ガチャ


「Konnichiwa」


部屋にあった冷蔵庫の中から

着物を着て腰に日本刀を差した

秀吉、寧々、茶々の3名が出てきた。


「な、何だこのジャップ共は!?」


「見て分からねぇか?

侍だよ腐れメリケン」


「ッ!!

お前英語話せるのか!?」


英語での質問に

英語で返してきた秀吉に

驚くビーバー。


「フン、俺は英検1級で

TOEICとTOEFL満点だからな

お前よりも英語ペラペラだぜ」


「ハッ!そうかよ!

で?ここに何の用だ

黄色猿共が!!」


「お前らに制裁を与えに来たんだよ」


「なにぃ!?制裁だとぉ!?」


「……てめぇらの例の動画見たぞ………

てめぇら、随分日本と日本人を

舐めまくってるみたいだな

街で好き放題暴れまくりやがって……

そんなモラルもクソもない

ゴミ外国人は

この場で八つ裂きにしてやるってんだよ」


秀吉がそう言うと

全裸のマイクが秀吉に近づき

胸ぐらを掴んだ。


「HEY!HEY!HEY!

※6フィートもないような

下等なヒョロガリイエローモンキーが

190cm100kg越えの俺達白人を

どう八つ裂きにするってんだ!?」


※182.88cm


「フン、今に分かるさ……

チートON"マラマラのガトリング"」


ドガガガガガガガガガガ

ガガガガガガガガガガガ

ガガガガガガガガガガガ!!!!


秀吉のチ◯コが

目にも止まらぬ速さで

伸び縮みを繰り返し

マイクにラッシュを浴びせる。


「がっ!!ごっ!!

がっ!!ごっ!!がっ!!」


「いくぞトドメだ……!

"マラマラのバズーカ"!!」


ドゴォン!!!


マイクは渾身のチ◯コ攻撃を喰らい

部屋の壁を突き破り

自国にあるホワイトハウスまで

吹き飛ばされた。

仲間達より一足早い帰国となった。


「「What the fuck!!」」


現実とは思えない出来事に

ビビるビーバーとケツアゴ。

そして秀吉はケツアゴの方を

ギロリと睨む。


「ケツアゴォォォォ

次はお前だぁぁぁぁぁ~」


「うっ……!!」


「チートON"ガスマスク"」


秀吉一行の顔に

ガスマスクが被された。


「な、何だそれは!?」


「フフフ……今に分かるさ

チートON"ガス爆発"」


「うぐぅ!?な、何だ!?

腹が急に痛く………!!」


突然の腹痛に

床にうずくまるケツアゴ。


「お、おい!!どうした!?

しっかりしろ!!」


心配するビーバー。


「あああああああ!!!

もう無理だぁぁぁぁ!!!

出る!!!!」


ブバァァァァァァァァァァァァァ!!!!


ドガァァァン!!!


ケツアゴは巨大な屁をかまし

その勢いで壁を突き破り

空の彼方へと消えていった。


「ヴォエ!!!くっさ!!!

ゲッホ!!!ゴッホ!!!」


ケツアゴの屁を

至近距離で直に浴び

咳き込みながら

苦悶の表情を浮かべるビーバー。


「ひゃ~、くっさそ~

大丈夫でっか~?」


「ゴッホ!!ゴッホ!!

ハァッ……!!ハァッ……!!

このための……

ガスマスクだったのか………!!」


「Exactly(その通り)

さてと……次はお前の番だな」


「……このジャップがぁぁぁぁぁ!!!

舐めんじゃねぇぇぇ!!!」


ビーバーは秀吉に

右ストレートを放つ。


「フン、くだらん」


サッ


スパァン


秀吉は攻撃を華麗に避け

そのまま日本刀を抜き

ビーバーの右腕を斬り落とした。


「Noooooooooooooooo!!!!」


悲鳴をあげるビーバー。


「寧々、茶々

追撃よろしく!」


「「は~い」」


秀吉の指示で2人も

日本刀でビーバーを攻撃する。


「え~い」


ズバッ


「おりゃ~」


ズバッ


「がっ……!!!!」


ドサッ


胴体に追加で斬撃を喰らい

床に倒れるビーバー。

そんなビーバーに秀吉は

ゆっくりと近づき言った。


「日本を……

侍を舐めるとこうなるって事だよ

理解できたか?鼻デカ野郎」


「黙れクソアジア人!!!

くたばりやがれ

マザーファッカー!!!」


「……反省の色なし

お前ホントクソ野郎だな」


「てめぇよくも……!!

よくも俺の腕を斬りやがったな!!

どうしてくれんだ!!」


「うるせぇなぁ~

元に戻せばいいんだろ?ほい」


秀吉はチート"人体用接着剤"を使い

斬った右腕をビーバーの額にくっ付けた。


「……ッッ!!!

そこじゃねぇ……!!!」


「さて、腐れメリケンtuber

そろそろフィナーレといこうぜ

チートON"大物スラッガーゴリ"」


「ウホウホ」


野球のユニフォームを着て

右手にバットを持った

1匹のゴリラが出現した。


「ゴリさん、あの野郎を頼む」


「ウホ(OK)」


秀吉の指示で

ゴリラは床に倒れている

ビーバーの頭を掴んで持ち上げる。


「ぐっ……な、何をする気だ!?」


「ウホウホウホ(強制送還だ)」


「!?

何言ってるか分からん!!」


「ウッホホー!!(いっくよー!!)」


カキィンッ!!!


ゴリラはビーバーに向かって

バットをフルスイングした。

それにより先程のケツアゴと同様

壁を突き破り

空の彼方へと吹き飛んでいった。


「……秀吉様、終わりましたね」


「ああ、気分爽快だよ」


「ぶっちゃっけアイツら全員

殺しても良かったんじゃない?」


「ハハハ、俺はそこまで鬼じゃないよ」


「ウホウホウホ(マジで優男)」


「へへ、よせやい」


その後ホテルを後にした秀吉一行。

一方でビーバーの方は数時間後に

自由の女神像の顔に

めり込んでいるところを発見された。

それに対してケツアゴの方は

未だに行方不明である。

今もまだ屁でどこかの空を

飛んでいるのかもしれない。

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