第16話「クソ担任」

現在俺こと徳川秀吉は

教室で化学の授業を受けていた。


「え~、で、あるからして~」


(フンッ、相変わらず

つまんねぇ授業しやがるぜ"長野")


長野……長野和子(ながの かずこ)(42)

俺が属する1年A組の担任であり

担当教科は化学。

佐藤騒動の時も話したが

俺はこのババアを恨んでる。

それはなぜかと言うと

前にコイツにいじめの相談をした際に

「いじめられるあなたが悪い

というかこんな事で

いちいち相談しに来るな」と

俺に言ってきたからだ。


それだけじゃない。

ある日俺が廊下でDQN軍団から

リンチされているのを

その時たまたま通りかかったコイツが見つけ

助けてくれるのかと思いきや

そのまま素通りして行きやがったのだ。


要するにね、コイツはアレです。

絵に描いた様な典型的公務員思考教師です。

決められた業務だけやって

さっさと家に帰りたいんです。

生徒の未来やらそんなのは

どうでもいいんです。クズです。ゴミです。

ババアです。生き遅れです。


(さ、そんな腐れ老害売女を

どう凄惨な目にあわしてやろうか……)


俺はチートリストを表示し指で漁る。


するとその様子を見ていた

ある2名の男子生徒が

ヒソヒソと俺に向かって言う。


「プッ!おい見ろよ、狸猿が変な事してんぞ

きめぇwwww」


「へへwww何だありゃ?統失の症状か?」



今更だが

チートリストは俺と寧々以外には

見えないのだ。

だから周りのゴミカス達からは

俺が何もないところで

指で空を切ってる様にしか見えないのだ。

ちなみに今言ってた奴らは

"田中"と"玉木"だ。

俺はこの2人の事はクソ程嫌いなんで

今日中に八つ裂きにしてやる。


(よし!これ使ってみるか!)


長野に使用するチートを決めた俺。


(チートON"脱糞")


そのチートを使用した瞬間

教室全体に異臭が放たれる。


「な、なぁ……なんか臭くね?」


「誰か屁した?」


「いや、これもう屁って次元じゃねえだろ」


「"ブツ"だよ"ブツ"

"ブツ"の臭いがする………」


ザワめき出す教室内の生徒達。

そして俺はふと長野の方を見ると

奴は何事もないかの様に

冷静な表情をして授業を続けていた。


「え~……この場合ここは………」


(………なるほどな………

下手に取り乱したら

自分だってバレるから

そうやって平静を装って

授業を最後まで続ける気か………

けどな長野……そんな努力は無駄だって事

俺が教えてやるぜ!)


(チートON"リズミカル屁")


ブビィッ!!ブビビッ!!ブッビビ!!


教室内にリズミカルな屁が響き渡る。


「な、何今の音!?」


「屁………じゃない………?」


「えらいリズミカルだったな」


「なんか長野の方から聞こえなかった?」


またザワめき出す生徒達。

そして俺はまた長野の方を見る。

すると先程と違い

奴はかなり青ざめた表情をしていた。


「………で、こうなった時ここは~……」


この状況でもまだ授業を続ける長野

しかし声はかなり震えている。


(フフフ………そろそろ限界みたいだな………

んじゃ、ここいらでトドメといきますか……

チートON"ケツだけ星人")


「ぶりぶり~!ぶりぶり~!ぶりぶり~!」


長野は突如ケツを突き出し

"ぶりぶり"を連呼しながら

左右に激しく動き出した。


「いやあぁぁ!?急に何!?」


「長野が壊れたぞ!!」


「薬やってんのか!?」


担任の突然の奇行にビビりだす生徒達。


「ぶりぶり~!ぶりぶり~!ぶりぶり~!」


ボトッ


長野が左右に激しく動く最中

奴の履いてるロングスカートの下から

人間なら誰しも見覚えのある

ある固形物が落ちてきた。


そう……う◯こである。


「ぎぃやぁぁぁぁぁぁぁ!!!

臭いの犯人はお前かぁぁぁぁぁぁ!!!」


「ヴォエッ!!!くっさ!!!!」


「窓開けろ窓!!!換気だ換気!!!」


「臭いが目に染みる~~!!!!」


「………………………」⬅️失神してる。


う◯こに騒ぎ出す生徒達。


「ぶりぶり~!ぶりぶり~!ぶりぶり~!」


そしてこの状況下で

まだケツだけ星人を続ける哀れな

お漏らしババア。


(ハッハッハッハッハ!!

マ~ジで最高!!)


俺は心の中で盛大に喜んだ。

ちなみにこの後に長野は

脱糞罪により懲戒免職処分となった。

アーメン。

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