第8話「陰険爬虫類」

無人島から学校へと着いた俺。

時刻は既に9時を過ぎていた。


(あ~、もう1限始まってるのか……

面倒くさいしサボるか~

"アイツ"への復讐は

昼休みにでもやるか………)


そう思いながら廊下を歩いていると

後ろから1人の男教師に声をかけられた。


「ねぇ、授業は?」


「ん?」


振り返ると爬虫類顔の

ブサメン中年教師が立っていた。


(川崎………)


川崎……川崎宏一郎(43)。

担当科目は数学。担当クラスはA、B、D組。

ちなみに俺はA組。

この男を一言で表すなら"陰険野郎"だ。

ネチネチネチネチとものを言ってくる。

なぜかこの学校で

俺に対してだけ非常に厳しい。


例えばある日の数学の授業中

俺が学ランの第1ボタンを

開けた状態でいると

わざわざ黒板の方から

俺の席へと向かって歩いて来て

「何でボタン空いてるの?やる気ないの?」

とか言ってきやがった。

いやいや、そこは普通に

「閉めろ」の一言で済むだろ。

なぜわざわざネチッこい言い方をするのか?

というか意味不明にも程がある。

なぜボタン開いてる=やる気ないなのか?

それに他にも開けてる奴はいるのに

なぜ俺だけに言ってくるのか?

ヤバい……思い出してきたら

殺したくなってきた。




「ねぇ、聞いてるんだけど?

何でこの時間にここにいるの?

他のA組の生徒は教室で

授業受けてんだけど?」


はい出ました。

"何で~なの?

~なんだけど"

コイツ特有のいや~な喋り方だ。


「ねぇ、聞いてるの?」


「……チッ……うっせぇな爬虫類……」


「はぁ?」


「聞こえなかったか?

うるせぇって言ったんだよ陰険爬虫類」


「何その態度」


川崎はガッと俺の肩を掴んできた。

その瞬間俺は川崎の喉を潰してやった。


ズビシッ


「こっ………!!」


ドサッ


廊下に両膝を付ける川崎。

そんな川崎に俺は耳元で囁いた。


「爬虫類先生……

他の連中に見られると面倒なんで

場所………変えましょうか」


俺はチートを使って

富士の樹海にワープした。


「さて……と、ここなら邪魔が入らないな」


「こっ………!こっ………!」


喉が潰れて

上手く言葉を発せない川崎。


「ん~?何て?」


「こっ………!こっ………!」


「日本語喋れや!!!」


バキィッ!!


俺は川崎の顔面に

バックスピンキックをお見舞いした。


「日本にいる以上は日本語を話す!

常識でしょうが!

全く……いい歳した大人が

そんな事も分からんのですか!

まぁ無理もないか……

教師ってのは社会経験がないからな

学校という狭い世界から

出た事がないから……」


(それにしても……

どう調理してやろうかコイツの事……)


「まぁとりあえず"チートリストオープン"」


ブオンッ


俺の目の前に

チートリストが表示される。


「さてさて……

何かコイツにピッタリなのは……むむ?」


俺はこのチ◯カス野郎に

ピッタリだと思うチートを見つけた。


「よし!チートON"コモドドラゴン化"」


ボフンッ


「コッ!?」


川崎はコモドドラゴンになった。


「ハハハ!!

マジで爬虫類になっちまった!!

超ウケるんですけど!!」


「コ~!!コ~!!」


コモドドラゴンこと川崎は

俺の方を見て必死で鳴いている。

元に戻してくれとでも

言っているのだろうか。


「悪いけど川崎、他の奴への

復讐で忙しいから俺学校戻るわ」


「コ~!!コ~!!コ~!!」


「バイビー」


ブオンッ


俺は川崎を樹海に放置し、学校へと戻った


「コ~~~~~~~~~!!!!」



ブオンッ


学校へと戻った俺。

昼休みまで暇なんで

とりあえず屋上で時間を潰す事にした。


「さ~て……何すっかな~……」


「きゃはははは!やだ~!」


「ん?」


屋上で寝っ転がっていると

下の方から女子達のハシャギ声が聞こえた。


(何だ?)


気になって覗いて見ると

他クラスの女子達が

プールで水泳の授業をしていた。


「ヒュ~!こりゃたまらんね!」


もっと近くで見たいと

思った俺は即座に

あるチートを使用した。


「チートON"千里眼"」


俺の目の前に

VRゴーグルでも付けたかの様に

プールでハシャぐ女子達の

光景が映し出された。


「おいおい……こんなんアリかよ……」


目の前に広がるのは

スク水女子達の

はち切れんばかりの巨大な胸。

股関部分のドエロな食い込み。

そしてハミ尻。


「かぁ~!!ったく、けしからねぇな~!!

最近のJKは!!

あまりのエロさにオラ股関がムズムズすっぞ!!

あ!そうだ……!」


俺はもう一つ

あるチートを使う事にした。


「チートON!"ハイグレ人間"!

対象はプールにいる"女全員"だ!」


「きゃははは……あれ?

な、何これぇぇぇ!?」


"ハイグレ人間"を発動した事により

プールにいた女子達全員は

学校指定のスク水姿から

きわどいハイレグ姿になった。


「いやぁぁぁぁ!!!ハレンチィィィ!!!」


「恥ずかしぃぃぃぃ!!!」


「超股関に食い込むぅぅぅぅ!!!」


(フフフのフ~!

レディ達よ、本番はこれからだぜ!?)


「あ、あれ!?何これ!?

体が勝手に…………ハイグレ!ハイグレ!

ハイグレ!ハイグレ!」


水中にいた女子達は

プールサイドに上がり

コマネチポーズを繰り返しながら

"ハイグレ"を連呼し始めた。


「ハイグレ!ハイグレ!

ハイグレ!ハイグレ!」


「うひゃひゃひゃ!!!

マジエロエロだぜ!!!

この光景を千里眼の"録画機能"で録画して

今晩のオカズに………ん?」


千里眼でプールサイドを見回していると

若い女子達の中に

1人だけ全身シワだらけの

ババアも混じって

一緒にハイグレしているのを見つけた。

女子の体育を担当している三井だ。


「ヴォエッ!!!!!」


俺は三井のハイグレ姿に

あまりに気持ち悪くなり

たまらず嘔吐した。


「ハァ………ハァ………

あんのババア~………!!

不快なもん見せつけやがって~………!!

………あ……ちょっと待てよ……」


気持ち悪さの中

俺は三井に対して

ある恨みがある事を思い出していた。


実は高校に入学して1週間目に

俺はあのクソババアに

奴が顧問をする女子バレー部の部員の

試合用ユニフォームを盗んだ

容疑をかけられたのだ。

俺は当然そんな事やっていないし

その時に盗んでいないと必死に釈明したが

あのマ◯カスは一向に信じず

俺を生徒指導室に軟禁して7時間も尋問した。


それで、結局後日になって

真犯人が見つかり、俺の容疑は晴れたが

あの羊水腐敗系独身低能ババアは

無実の俺に対して謝罪するどころか

疑われるような人相をしているのが悪いとか

言ってきやがったのだ。


(許すマジ………!!!

今この場で復讐してやる………!!!)


「チートON"転送"」


ブオンッ


俺はチート使って

三井をこの場に転送させた。


「ハイグレ!ハイグレ!

ハイグレ!ハイグレ!」


俺を見るなり

やや驚き顔を見せるも

ハイレグ姿でハイグレを続ける三井。


「……………チートON"ゴボウ"……」


俺の右手に新鮮なゴボウが出現。


「ハイグレ!ハイグレ!

ハイグレ!ハイグレ!」


「気持ち悪いんだよ!!!!!!」


バコォッ!!!!


ズシャアッ!!


俺はゴボウをおもいっきり

三井の顔面にフルスイングした。

そして地面に倒れる三井。


「がっ……ハイグレ……ハイグレ……」


ゴボウしばきで意識が朦朧とする中

それでもなおハイグレを続けるババア。


「チィッ……ハイグレ解除」


三井は正気に戻った。

ハイレグ姿のままだが。


「ああああああああああ~!!!!!

痛い!!痛い!!痛い!!痛い!!

暴力よ!!暴力だわ!!

1年A組の徳川秀吉に顔をゴボウで

殴られたわ!!

誰か警察!!警察を呼んでちょうだい!!

このクソガキ!!絶対に人生破滅に

追い込んでやるわ!!」


「黙れババア!!!!!」


バキィッ!!!!

バキィッ!!!!

バキィッ!!!!


「いだい!!!!いだい!!!!

いだい!!!!」


俺はゴボウで三井を三発殴った。


「よぉババア……!!

お前が俺にユニフォーム盗みの

容疑をかけた事忘れてねぇからな……!?

今ここで復讐として

血祭りにあげてやる……!!」


「い、いやぁぁぁぁぁ!!!!

誰か助けてぇぇぇぇぇ!!!!」


「るぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!」


俺はその後30分に渡り

三井をゴボウしばきした。


「う……うぐぅ…………」


「ハァ………ハァ………

へへっ、原型ないやん」


三井の全身は青紫色に変色していた。


「さてと三井……フィナーレといこうか……

チートON"ロケット"」


ボフンッ


目の前にロケットが出現。

そして俺は

ロケットの中に三井をブチ込む。


「な………何をする気……!?」


「ん~?お前にはこれから

宇宙旅行をしてもらうのさ」


「な、何を言って……!?」


「それじゃあババア!!

また会う日まで!!

運が良ければNASAが発見してくれて

地球に帰れるかもな!!

ほいじゃ、まったの~う!!」


ポチッ


ゴオオオオオオオオオオオオオ!!!!


「あああああああああああああああ!!!」


三井を乗せたロケットは

空遠くへと消えていった。


そして、その後俺は

チートで透明人間になり

プールでハイグレをする

女子達の元へと行き

昼休みになるまで

至近距離でハイレグ姿の女子達の

エロエロボディを堪能した。

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