寿命って

寿命は大きな大きな箱の中に大切なものをたくさん入れていくイメージ。小さなビーズばかり最初に入れてしまったら大きなものが入らない。まず、自分にとって一番大きなものを入れる。次に中くらいのもの、小さいものを入れる。そうやって、たくさんのものを大きな箱に詰めていく。最期に、自分の箱を見て、いい箱だといえればよいような気がする。


自分にとって大切なものは何だろう、と問うてみる。忙しくなると自分が一生涯大切にしていきたいことを見失いがちだ。忙しくても、せわしなさに気づき一歩引いて自問自答して、大切なものを守りながら生きていければそれでいい。


それでも、人生で一番大切なものがなにかわかる人はいない。一生涯を終えた上で今を生きてる人なんていないのだから。だから、目の前にあるものを大切にしてみる。分の気持ちに素直になってみる。今の自分はこれが好き、これがいい、それでいい。これが一生ものの何かになるかもしれないのだから。そうして長い年月の間、今の自分の元にあるものを大切にしていくと、終わった後にああ、大切なものはこれだったんだと気づく気がする。


  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る