💖第7話 『愛し合っている人同士が同意の上でする行為』
2023/06/09 追記
なんとえっちすぎてついにカクヨムガイドラインに抵触してしまいました……!
💖付きの回をマイルドな内容に変更し、今後カクヨムでは💖付きの回は全体的にもう少し控えめにするとともに、新たに『ミッドナイトノベルズ』にてR18版を投稿しようと思います!
URLはこの小説の説明文か、私の作者ページまで!
これに伴い、そちらではこれまで公開していた内容よりもむしろ強化した加筆版を公開する予定ですので、すでに読んだ方にもさらに喜んで頂けるようにしました!
差があるのは描写の細かさのみで、展開そのものは極力どちらも同じになるように調整します!
お手数おかけしますがよろしくお願いします!
────────────────
「誰もいないってことは今日はお風呂で歌っても怒られないじゃん!」
私はぽいぽーいと服を脱ぎ捨て、上機嫌に浴室に入った。
そのすぐ後に入って来た
「今日はここでキスしてもいい?」
まだお風呂の蓋を開けてすらいないのに、いきなり?
「えー……」
そんな私の不満が滲み出てしまった。
でも、これまで浴室では音が響いてバレそうだと思っていたのか、求められたことが無い。
それでも私は「いいよ」と一言。
ていうかちょっとだけ期待してたから、結局ね。
「ん……」
千賀の唇が一瞬だけ触れた。
それを皮切りに、2人で夢中になってキスをする。
「
「え?……そりゃまぁ、ちょっとは……ね」
「ふぅん、ちょっとなんだ」
だんだんエスカレートした私たちはついに初めて舌まで絡めあう。
「彩朱花。今度からもこのキス、してもいい?」
「それは……ダメ、だよ……」
「どうして?」
……どうして?
断るならそれらしい理由を考えないとと思って、ふわふわした心をなんとか呼び戻して考える。
「だって私たち、付き合ってないじゃん。
こんなことは愛し合ってる人同士が同意の上でする行為なんだから、私たちがするのはおかしいよ」
……なんて言おうかと思ったけど、流石に言えない。
だって『付き合っていない』ことはダメな理由とは関係がないから。
付き合っていない=お互いのことが好きじゃないとは限らないし。
それに私は、あんなキスは『愛し合っている人同士が同意の上でする行為』だと思っていて、それを満たして無いならしちゃダメだと思っていて。
だとしたら私たちがするのは──。
ううん、それよりもなんて答えよう。
本音を言えば、ただ怖いだけ。
千賀と深くキスをするのがこんなにも気持ちいいものだなんて知らなかった。
それでもし自分で歯止めが効かなくなって千賀を傷つけたり、嫌われたりしたら最悪だ。
どう答えようか迷っている私より先に千賀が更に言葉を重ねる。
それを聞いた私は衝撃を受けた。
「こんなに気持ちよさそうな顔をしてるのに」
「え……?」
鏡を見て自覚する。
千賀の言う通り、鏡の中には完全に気持ちよくなってだらしなくとろけた顔をした女の子がいた。
「あ、ああぁ……」
とんでもなく恥ずかしい表情をしていたことに気が付いた私の顔は、一気に熱くなった。
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