僕のお友達

ミルクカフェ

短編小説

僕には、お友達がいる。

名前はユキ、からのお友達だ。


だけど、最近ユキちゃんの両親の様子がおかしい・・・


話を聞くところ、ユキちゃんの事で心配事があるらしい。

確かに、ユキちゃんも、今年で小学生になる。

そして、友達の僕から見ても、ユキちゃんはカワイイ。

そうなると、両親が心配なするのは当たり前だろう。

なら、ここは僕の出番だろう・・・


それからの僕は、出来る限りユキちゃんと一緒に行動を共にした。

たけど、ユキちゃんが小学校に入学を控えた日に事件は起こった。

それは、ユキちゃん一家が、突然失踪したのだった。


僕は頭が真っ白になった。

僕の唯一の友達が家族共々いなくなるとは、相当な事件に巻き込まれたに違いない。

これもどれも、友達の僕が不甲斐ないからだ・・・

だから、僕は次があるなら、絶対に守ろうと心に誓った。


あれから、しばらくたったある日。

僕は公園にいた。

そこで、僕は見てしまった

一人で寂しく遊ぶユキちゃんの姿を・・・

だから、僕は居ても立っても居られず、ユキちゃんに向かって走り出したが・・・

それは、かなわなかった。

そこには、怯えた顔のユキちゃんの両親が居たからだ。


どうやら、ユキちゃんが一人ぽっちに成ってしまったのは、僕のせいだったらしい。

引っ越し失踪したのも、僕をユキちゃんから遠ざける為だった・・・

だから、もうユキちゃんの為に近付かないでくれと、ユキちゃんの両親に頭を下げられた。


それからの、僕は生きる希望を失った。

何で僕は、生まれて来たのだろう、何の為に生きて要るのだろう・・・

もう、どうでもいいや、唯一の友達を無くした僕に生きる意味は無いだろう。

いっそう、目の前の道路にとび・・・


「やっと、見つけた!」


ユキちゃんだった。


「もう、何処に行ってたの?私の唯一の友達ってのは、嘘だったの?」


嘘じゃない!でも、ぼくは・・・


「はぁ~、パパとママに何言われたか、知らないけど、私の唯一の友達は君しか居ないんだから、一緒に帰るのよ」


笑顔で、手を差し出してくるユキちゃん。

それだけで、僕は嬉しかった。

だけど・・・やっぱり、僕は一緒に帰れない・・・







だから・・僕の分まで・・・生きて・・・






そう言って僕は、力一杯ユキちゃんを押した。

その次の瞬間に、ユキちゃんの真横を猛スピードで突っ込んできたトラック。

その、トラックは壁に突っ込んで止まった。


***


次のニュースです。

昨日、○○時ごろ、道路をはみ出しトラックが壁に衝突しました。

幸い、この事故による、怪我人は居らず、運転手も無事でした。

ただ、轢かれそうになった女の子の物と思われる。

が被害になったぐらいで・・・



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僕のお友達 ミルクカフェ @vtuber35

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