堀を掘り出してから４日目ついに堀が完成し、周囲に金網を張ることと橋を架けることができた。

「兄ちゃん、次は何するの？」

「次は何しようかな？」

「周囲を探索して今いる荒地の端を見つけることと海がどこにあるのかを確認する必要があるのではないでしょうか？」

涼子さんが真顔で言った。

「「なるほど。」」

「そうと決まれば、次は太郎トラックに乗って周囲の探索に行こうか。」

「兄ちゃん、それはいいけど。ここには人工衛星がないからナビが機能しないんだよ。どうやって家に戻ってくるつもり？」

「そこは太郎を信じてる。」

「はあ、ダメだこれ。兄ちゃん、そのタブレットって家の外でも使えるの？」

「さぁ。試したことないから分からない。」

「それじゃあ、少し貸して。それを持って過去に探索した場所とまだ探索していない場所に行って使えるか確認してくるから。その間に兄ちゃんは門扉とカーゲートを選んで付けといて。」

「分かった。それじゃあよろしく。」

「うん、行ってきます。」

「「行ってらっしゃい。」」

「史郎さんどうしますか？」

「門扉については両開きのこれにしようと思っているんですよ。カーゲートは跳ね上げ式かシャッター式かで迷ってます。涼子さんはどう思いますか？」

「私は、シャッター式がいいと思いますよ。外の様子は分からなくなりますけどその分防御力が上がりそうですし。」

「そうですね。では、シャッター式にしましょうか。」

「はい。」

ゴゴゴゴォォォォ～

メッセージ

門扉とカーゲートの設置が完了しました。

「よし、できたみたいなので遠征に行くためのお弁当などの準備を始めましょうか。」

「はい。」

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。（ログインが必要です）

新規登録で充実の読書を

マイページ: 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる; 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める; フォローしたユーザーの活動を追える
通知: 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴: 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい