「茅の輪くぐり」櫛田神社。「神社で、茅の輪、くぐってね」




櫛田神社「茅の輪くぐり」その一


前日、富山見にある、櫛田(くしだ)神社に行ってきました。

鳥居をくぐり、石の階段をのぼり、本殿へ向かおうとした時。

なんと、目の前に、不思議なものがありました。

大きな、輪っかです。


どこからか、太鼓の音がきこえてきます。

輪っかのそばの立札に、「茅の輪くぐり」と書いてありました。

その時、私は思いだしました。

もう、六月下旬、今年、令和五年、2023年が半分、終わることを。


つづく




「茅の輪くぐり」について


六月下旬に、神社へ行くと、不思議な大きな輪っかを見かけたことはありませんか?

それは、茅の輪(ちのわ)です。

茅の輪は、茅(ちがや)という草で編まれた輪です。

これは何か知っていますか?


『夏越の祓』(なごしのはらえ)


それは、『夏越の祓』です。

六月末(6月30日)に行う、祓(はらえ)の行事です。

神社の境内につくられた、茅の輪をくぐります。

「茅(ち)の輪くぐり」とも呼ばれている、神事です。

一年の半分にあたる、6月30日。

半年の間に、心身に溜まった穢れを落とし、残り半年の息災を祈願する神事です。


「茅の輪くぐり」のくぐり方法


8の字に、3度くぐり抜けるのが一般的です。

基本的なくぐり方は、

1周目。

正面でお辞儀、左足で茅の輪をまたぎ、左回りで正面に戻る。

2周目。

正面でお辞儀、右足で茅の輪をまたぎ、右回りで正面に戻る。

3周目。

正面でお辞儀、左足で茅の輪をまたぎ、左回りで正面に戻る。

正面でお辞儀、左足で茅の輪をまたぎ、参拝へと進みます。 


『夏越の祓』は、昔から夏の風物詩になっています。

茅の輪を見ると、今年も半分過ぎるのかと、感じますね。

最寄りの神社で、茅の輪をくぐってみたら、いかがですか?





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