石川県「倶利迦羅不動寺」について



前日、石川県、『倶利伽羅』へ行きました。

倶利迦羅不動寺がある所です。

とても自然が豊かな地域でした。

お寺の庭には、花が咲き乱れ、

極楽浄土のようでした。

日陰に入り、庭を眺めていると、

今、極楽浄土にいるような、感覚になりました。



『倶利伽羅』について


倶利伽羅(くりから)は、石川県、河北郡、津幡町にあります。

地名の「倶利伽羅」は、インドの古典サンスクリット語『kulihah』に由来します。

『kulihah』は、不動明王の化身とされる竜(竜王)の名です。

地名の由来が、サンスクリット語だなんて、ロマン感じますよね。


倶利伽羅には、倶利迦羅不動寺があります。

倶利迦羅不動寺は、約1,300年前、奈良時代、718年、建立されました。

元正天皇の勅願により、善無畏が倶利迦羅不動明王像を奉安したと伝えられています。


それから、812年に、弘法大師が諸国を巡る途中で、不動明王を拝されました。

本尊と同体の不動尊像を彫り、御前立(おまえだち)の不動尊として奉安されました。

倶利迦羅の竜王は、岩上に直立する宝剣に火炎に包まれた黒龍が巻きついています。

この竜王は、不動明王の化身として特に崇拝されています。


ところで、倶利伽羅と言えば、1183年。源平合戦、倶利伽羅峠の戦いがあった所です。

木曽義仲(きそ・よしなか)による「火牛の計(かぎゅうのけい)」。

牛の角に火を付け、追いたてる先方で、源氏が平家に大勝した戦いです。

その時、多くのお堂や寺宝、記録などが焼失しました。

その後、源頼朝によって再興されました。


倶利伽羅は、平家物語により全国的に著名となったそうです。





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