第2話 見知らぬ、天井(4年ぶり2度目)
(表題、なぜ「4年ぶり2度目」なのかは、追々書くことにして…)
2月3日の夕方5時過ぎに救急外来に来て、入院が決まったのは夜7時過ぎだった。
確かに腹痛はひどかったが、まさかそのまま入院とは思っていないので、とにかく何も持ってきていない!
パジャマ類は貸出があるし、院内のコンビニでもたいがいのものは買えるが…
実は私は重度の不眠症で、毎晩薬を飲まないと眠れないのだが、その薬を一切持ってきていなかった。
(その他の持病の薬も含む)
自宅で母が待っていたので、救急のベッドから電話をした。
「あーもしもしお母さん?
とりあえずこのまま入院になったから…今日帰れないから…とりあえず薬とか持ってきて…」
「あらー…」
そして母に、持ってきてもらいたいもの(下着類など)をお願いし、看護師さんにも母が来る旨を伝えた。
その後も、腹部レントゲンやCTの検査があったりした。
やがて母が来た。
その日は節分。
母、家で作っていた恵方巻を、折詰にして持ってきてくれた…
その夜は何も食べられないことを覚悟していたので、とてもありがたかった!(泣)
そして、検査なども一通り終わり、病棟に移動した。
病棟内には母は入れないので(感染症対策で、入院患者とスタッフ以外は病棟に入れない)、母とは救急外来で別れた。
病棟に行くのに、車椅子に乗せられて、ひええ…となったが、とにかくそれくらい客観的にはまずいのかなと思わされることになった。
病棟に移動すると、看護師さんが貸出のパジャマ類を貸してくれた。
夜10時からは、抗生物質の点滴があった。
そしてこの日から、毎日きっかり8時間おき、夜10時〜朝6時〜昼2時〜夜10時…というルーティンで、抗生物質の点滴を受けることになった。
この日は点滴を受け、母の恵方巻を食べ、薬を飲んで夜を迎えた。
ベッドが2台の部屋にひとりで泊まったので、居心地は悪くなかった。
気になったのは、推しのテレビ番組の配信がその日が期限だったのが、見られなかったこと…
(1週間期限があったんだから早めに見ろって話なんだが)
とにかく痛い、発熱、帰れない、テレビ番組も見られない、つらい夜の始まりだった…
その日の夜から高熱を発した。
寒気でがたがた震えていたので、保温パッドのようなものをベッドに入れまくり、布団もかぶりまくって、やっと眠れたという感じだった。
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