第3話 高熱!高熱!また高熱!!
2月4日 入院2日目
(少々ばっちい話があるので、お食事中の方などはお気をつけください)
この日、朝6時から、抗生物質の点滴を受けた。
早朝なので、夜勤の看護師さんが担当だ。
本当にお疲れさまである…夜中に発熱して大騒ぎしたりもあったので、本当に申し訳なさでいっぱい…
朝食はあまり美味しいとは思えなかったが、とりあえず食べた。
食パンが2枚出たのだが、1枚ぶんしか食べられなかった…
朝食を食べてしばらくは良かったのだが、朝6時の点滴から3時間ほど経ち、また熱が上がってきた。
またしても保温パッドと重ね布団にくるまり、がたがた震えているしかなかった。
(ロキソニンも飲んでいたが、必ず熱が下がるというわけでもなかった)
この日の、2人部屋から4人部屋に移ったが、土曜日だったせいか、他のベッドに患者さんが全くおらず、この日も気兼ねなく過ごすことができた。
昼食の時間になり、配膳がきたが、起き上がれないし食欲もない。
重ね布団にくるまりがたがた震えているばかりで、昼食は手をつけないまま戻された。
午後2時にも抗生物質の点滴があり、この時にはそれほど体調もしんどくなかった。
熱はいったん下がり、さすがにおなかが減ってきた。
実は、昨夜入院する際、コンビニに寄って、GODIVAのチョコテリーヌを買っていた。
それがまだ手をつけずに冷蔵庫にある。
ラッキー!
というわけで、チョコテリーヌを食べたのだが、これがいけなかった。
それからさらにしばらくして。
夕食がきた。
ひと口食べた。むせた。
むせて…
そのまま、おなかの中のものまで、けろけろっと戻してしまった…
(おやつに食べたものも全部だ!)
まぁとりあえず大騒ぎである。
看護師さんを呼び、後始末してもらった。
本当に…本当に申し訳ない…!!(泣)
結局この日の夜も、何も食べられなかった。
夜10時の点滴の時、看護師さんに
「すみませんが、食事を、重湯とかにできませんか?」
とお願いしたのだが
「土日は栄養士さんがいないので、栄養士さんが来てから決めたらいいんじゃないですか?」
とさらっと返されてしまい、結局流動食にはしてもらえなかった。
そしてこの日の夜中も、高熱を出した。
39度を超えてしまったので、まず、新型コロナとインフルエンザの抗原検査をし、そして、血液の感染がないかを見るらしく(敗血症とかなんですかね?)特殊な血液検査のため、夜中に採血をすることになった。
それが、2箇所、別の血管から採血して2本検体を用意しなければならず、しかもボトルのようなものにかなりの量の血液を採らなければならないという、何だかドラキュラの実験室のような検査で、思わず看護師さんにも
「ドラキュラの実験室みたいですね…」
と言ってしまった。
看護師さんはちょっと吹き出していた…
そして、明けて2月5日の早朝。
大量出血祭が始まった…
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