あのね

第1話ちびたんあのね

お母さんが分からない

私は虐待を受けていて

何回か死にかけてるから

普通の家庭が分からない

だけど

ちびっ子3人が生まれて

みんな

私の作ったご飯を美味しいそうに食べている

それだけで

ホカホカする

子供はね

ギフト持ちだった

この世界では

障害と言われてるけど

見える世界は違うんだろうな

だけど

私の周りにはママ友が一人もいない

そう

だって

島国差別大国だし

だけど

煩わしい人間関係がなくて楽

ある日

子供の目が死に始めた

毎日

毎日

帰ってくると

ポリポリ

大根を齧る娘

給食は？

ない

へ？

学校はありますと

娘は大根ポリポリ

ある日

娘は病院で倒れた

原因はイジメだった

だけど

学校は認める事は無かった

何年も話し合いをしたが

言われたのは

相手がイジメだと思えばイジメですよ、これ以上は訴えられますよ

逆に息子は

集団リンチに

小学生3年

私は秒で警察に電話した

救急車も

怪我はたいしたこと無かった

障害をもっているだけで

差別する親

母子家庭だからと

下に見るヤツ

罪には問えないが

一生警察に残ると言われた

被害届

私はきっちりだした

次の日

学校の話し合い

私の娘の時は話し合いが無かった

加害者を守る

今回も

グダグダ言っていた

妹のブランコの邪魔をしたと

だから

私はとびきりの笑顔で

ブランコの邪魔をしたら

年下の子供を傘で撲殺する

家訓の人たちなんですね

加害者家族は

被害者家族には分かりません

問題が起きたら学校に先ず連絡すべきだと

みっともない

犯罪者には

刑罰でしょ？

被害届は受理されたので一生警察に記録残ります

うちの息子は怖かったと

犯罪者集団リンチするサイコパスにそんな

感情があるわけないでしょ

と笑った

うちの子の方が傘で殴られ追いかけられ

怖いんじゃ

うちの子は犯罪者ではないんで

犯罪者の気持ちは分からないですね

息子の手を握り

犯罪者家族は

謝罪も知らない

素敵な家訓ですね

ムカつく弱い相手には

武器を持って

集団暴行

あと1年していたら

少年院に遅れたのに残念

素敵な家訓ですね

犯罪者どうし

気が合う事

学校もそういう方針のようで

謝罪や

改善策の提示もない

善より悪を大切にと言う事ですか

ゆったり笑って

子供達に

楽しかった？

殺人ごっこ？

私は職員室をでる

ケーキ屋でケーキを買う

次に

ピザ屋で

ピザを買う

不登校の娘と

傷だらけの息子と3人で食べてから

部屋に籠る

涙が止まらない

ごめんね

ごめんね

ママが普通じゃなくて

守ってあげれなくて

ごめんね

ごめんね

苦しい

呼吸が出来ない

私は私が嫌い

子供に

差別される要素を作ってしまった

だけど

それも込みであの子たち

大切な

お花

宝物

夜加害者家族が

菓子折りと

誓約書

見事に破いてやった

帰ってから弁護士は頼んでいたので

特約に入っていたから

お金も

これから先は

弁護士と話してくださいと

病院には

毎日毎日

行った

アザが消えても

ちょっと痛いというと

母子家庭でも

なんでも

最弱母でも

子供は守る

後に慰謝料と謝罪が

バカバカしい

気持ちのない

謝罪

もう

人間が怖い

夜しか外に出れなくなった

ボロボロ

ねぇ

神様

障害があるだけで

同じ人間ではないのでしょうか？

人は醜い

私はこの日から18年他者とはプライベートでは付き合わなかった

するのは

営業トーク

お母さん強くない

あなた達と笑顔でいるために

心を守るだけでいっぱいいっぱい

夜はよく泣いた

本を読んでは泣き

静かに沈んだ