このエピソードも切ないです…
朝吹さん、一つ気になったことが。
【みずさかずき】とは【水盃】ですか?
あえて、平仮名表記にされているのかな、と。
それから、お酒じゃなく、水であることに
何か意味があるのかな…とか、
いろいろ気になってしまいました。
(ややこしい読者ですが朝吹ファンなのです)
作者からの返信
【みずさかずき】は【水盃】です、あってます。
たまたま参考にしていた資料に、「みずさかずき」とわざわざカッコをつけた上でひらがな表記されていたので、そのままそう書きました。
水盃であってるので、脳内で変換して大丈夫です。
その資料では読者が水盃を知らないと想ってカッコをつけてひらがな表記したのかもしれませんね。
水盃とは、お別れの際にお酒の代わりに水を入れた盃を交わすことです。
出征前にはやってました。戦争中は事実上のサヨナラです。特攻隊の出撃前にもやってるはずです。
「海の底にいるように見えた」
もう生きて会えないと分かっていて思い合う者たちがこのひと言にものすごく悲しく表現されていると感じました。
戦死した者も、夫のように生き残った者も、みんな報われませんね。子どもの寝顔を見てまだ笑うことを覚えていたと気づかされるところも胸が詰まります。
作者からの返信
桂圭介さん
カクヨムコンお疲れさまでした~。あのシャンパンカラーのエッフェル塔が頭から離れません。東京スカイツリーもいろんな色にお着換えをしますが、白金色のエッツフェル塔はテンプレのような、「これぞ巴里」な感じです。
ひと昔前の時代を舞台にすることが多いのですが、それはあの時代を肌感覚でとらえることが出来るのは最後の世代かなと考えるからです。もちろんわたしとて歴史として振り返って見る視点なのですが、百年前とほぼ変わらないような田舎の風景、畳の生活、火鉢などは親戚の家を通してぎりぎり知っています。
その中にひときわ強く、戦争の間の数年間というのがビビットにあって、こちらはそこを少し切り取ってみたものになります。