小説家になろう
鬱病鬼面
小説家になろう
うーん、うっぷんがたまっているんだよなぁ。
そうだ、ひさしぶりに小説でも書いてみるか。
んじゃ、えーっと、どんなストーリーにしようかな。
「ゴニョゴニョ」
あれ?書いたはずの文字が表示されていない。
なんでだろう?あ、もしかしてこのキーボードが調子悪いのかもしれない。
うーん、もうちょっと頑張って入力してみよう。
「あふぃー、はは、むぇぇー」
なんだこれ、おかしいぞ。俺の打った文字がこんな形になるなんて、ありえないだろう。もしかして、このキーボードに何かしらのウイルスが仕込まれているのかもしれない。
でも、まぁいっか。何が何でも小説を書きたいんだ。どうせ読んでくれる人はいないだろうけど、それでもいい。書きたいんだから。
「あのぉ、うんち、ぶりぶり」
なんだこの文章は。全く意味が分からない。
でも、どこかで見たことがあるような気がする。
もしかして、以前に書いた小説の一部分が、この文章に化けたのかもしれない。
でも、もうどうでもいいや。このまま書き続ければ、何かしらのストーリーが出来るはずだ。そうすれば、それはそれで、面白い小説になるかもしれない。
「ぐにゃぐにゃ、ばりばり」
なんだこれは。これ以上は書けない。この小説、全く意味が分からないし、気持ち悪い。でも、俺は書き続けたい。何故か分からないけど、それが俺の本能なのかもしれない。
終
小説家になろう 鬱病鬼面 @chamsmart
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