第20話 第1章 異世界到着 16
名前 ユグ・ドラシル 年齢 28
種族 人族 性別 男
第1職種 冒険者 LV1 銅ランク
冒険者職種 ーー LVーー ー― LVーー
体力(HP)10
魔力(MP) 15
技力(SP)10
筋力(STR) 3
器用(DEX) 5
持久(VIT) 4
敏捷(AGI) 5
知力(INT) 7
精神(MND)4
幸運(LUK) 7
所持スキル
ーー
所持魔法
生活魔法 解読
魔法効果継続 生活魔法・解読
これが俺のステータスか。 パラメータから判断すると魔法使いタイプだな。 それに冒険者職種ってなんだろう。 一番下には魔法効果継続に解読と書いてあり、その横にガキが持ってた魔法時計の絵が載っていて数字が11で1色目が流れている状態だった。
パラメーターの下にスキルと魔法の一覧が載っていた。 1個づつ無料で貰えるらしいので今のうちに選んでおこう。
まずは武器スキルからだな。 スキルは全部黒色の文字だ。 武器は短剣を持ってるので、それを活かして剣術を取るべきか‥‥‥ だが、後々は魔法がメインになることを考えると杖術を選ぶのも良いかもしれないな。 これはラーテイと相談して決めるべきだな。
生活魔法は全て取るとして、無属性魔法は他に防御魔法、補助魔法、回復魔法、時空魔法、召喚魔法があるらしい。 補助・時空魔法が黒色文字、防御・回復が黄色文字、召喚魔法が青入文字だった。 属性魔法は火、水、風、土、光、闇の6種で光と闇が赤文字で、残りは黒文字だった。 魔法は召喚魔法、君に決めた! 値段によっては自腹でいくつか取得しても良いかもしれない。
その様な事を考えているとラーテイ1人だけが礼拝堂にに戻って来て、再び俺のステータスウィンドウを覗き込みながら話し始めた。
「先ほど、ここに居た7人の神父にも赤文字で解読の魔法がステータスウィンドウに出現しました。 あと、掌院ケッセル、神父リーリアス、シスターマルレシアにも赤文字で出現したようです。 今、掌院ケッセルが枢機卿台下と大司教台下と随行した聖騎士2人にも確認している最中です。 もう、神殿から戻られた後なので、明朝の定時連絡時に確認の報告が来るそうです。 これでユグ様と会話した人物に出現するのか、ユグ様の会話を聞くだけで出現するのかが分かります。 あとは発動条件が分かれば魔法辞書に新魔法として登録されます。 発動条件が分からずに1年が過ぎるとオリジナル魔法として登録されます。」
発動せずに俺だけが使えるならば、確かにオリジナルだな。
「それでは続いて生活魔法を付与していきます。 『世界を照らす光の神よ、彼の者に力を与え給え』」
ラーテイが呪文を唱えると、ステータスウィンドウの魔法欄の生活魔法の横に書いてある『
「ユグ様、無料で付与を希望するスキルと魔法は決まりましたか?」
「一応決めたんだが、ラーテイの助言を聞いてから確定しようと思ってな。 まずは武器スキルなんだが、俺は短剣を持ってるから剣術を選ぶべきか、何れ魔法を主体に考えると良いスキルが他にあるのか聞きたい。」
「魔法主体の攻撃を考えるとしても、低階層では費用対効果で武器のみで戦うことになると思われます。魔法使いを目指す人は杖術や拳闘術を取得する人が多いですね。
ここでも資金の差が出るんだな。 資金には余裕があるし、武器スキルは杖術にしよう。
「武器スキルは杖術にする。 魔法は召喚魔法にしようと思ってる。」
「召喚魔法ですか。 人族で召喚魔法が青文字や黒文字の人は滅多に居ないのですよ。 黄色や空白な人が大半なので、私には判断は付き兼ねますね。 青色と言っても熟練度の上昇には幅が有るのを留意してください。 他の人より熟練度上昇が微小に多い場合も有れば、2倍、3倍と言う場合も御座います。 知り合いに召喚魔法を取得している人が居ませんので助言は出来ません。 大成している人物でも召喚魔法の使い手は居ないように思われます。 どちらかと言うと、上位の亜人や上位の魔族が持ってるイメージが強いですね。」
まぁ、常人より上りが良いなら問題ないだろう。 俺は近接戦闘には向いてないと思うので、召喚した生物に期待したい部分もある。 所詮は無料で手に入った魔法だと割り切れば良い。 使えない魔法なら属性魔法の4種のうち、どれかを取得すればいいさ。
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