有能達

紙の本になりなよ

　この度、友人というのもおこがましい気はしてきたのだが、草ちゃんこと草森ゆきさんの著作『不能共』がKADOKAWA？　角川？　カドなんとかさんから書籍化出版されると発表がありました。めでたい！　愛たい！　んなぁああああああ！

　取り乱しました。私、草森ゆきさんには氏の企画で行った「アングラ森小説大賞」で大変お世話になりまして、今日が草森ゆきさんのおかげで成り立っていると言っても決して過言ではありません。ですからその草森さんの書かれた小説が紙の本になるというのは恐れながら我が事のように嬉しいのであります。ついでに私事ではありますが、私この度見事、書籍化の話は一切ございません！　原石ーーーッ　磨いてくれ誰かーーーッ

　取り乱しました。ところでこの『不能共』についてですが、私なんと！　読んでいません！　ちょいちょーーーーッいと思われるやもしれませんがこれにはワケがありまして、さわりだけは読んだんです。嘘じゃないよ。先っちょだけ。ね？　いいでしょ？　というのも直感ですよ、直感ですけれどね。本作は何度も話題に上がって読まれの波動を感じる作品だったので私としては「紙になるんじゃあねいか？」とね思ったわけです。後付けだろってあなた！　石を投げるのはダメよ！　血が出るよ！　えー、だったらですねせっかくなら紙で読みたいなと思ったので止めたわけです。いい話だろ！　耳かっぽじって聞けよ！

　そんなこんなで月日は流れ、なんとなったわけですよ。本に。痺れたね。クラゲに刺されたかと思ったわ。いや、ほんとにおめでとうございます。約束したからさ勝手に。予約した。買った。読むよ。ついに。泣いてる。ほんとさ。

　タイトルに有能達などとふざけたパロディとお思いの方、違いますよ。私の周りにはねまだまだ「紙の本になりなよ」って方がいらっしゃるわけです。名前はいちいち挙げませんけどね、そんな有能達よ。早よ。頼むよ。楽しみにしてます。最後になりましたがもっかい言わさせてよ。草ちゃん、おめでとね(キス顔)(逮捕)。