第3話「激突」

ある場所で殺しては殺す

ハチャメチャでメチャクチャなやり取りが行われていた


ローズマリナ「ふ!」


凍らせ砕く


死祐「これで何回目かなぁ?208回目くらい?」


ローズマリナ「…飽きたわ」


死祐「あれ、やめちゃうのお姉さん」


ローズマリナ「恐らくなにしても無駄なんでしょうね」


死祐「結構粘った方だよお姉さん」


ローズマリナ「相性最悪ね、幻術か何かの能力かしら?」


死祐「いや、もっと単純な能力だよ。俺死んだの、で生き返ったの」


ローズマリナ「は?」


死祐「俺って能力のせいで死なない体になってんのよ、まぁ死んでるんだけどw」


ローズマリナ「全くもって意味が分からないわ」


死祐「ごめんなぁ、何て言うんだろうなぁ?死なないけど死んでて生き返って、でここにいる」


ローズマリナ「あなた説明って言葉知ってるかしら?」


死祐「あはぁ、傷つくなぁwまぁ俺が悪いかw」


ローズマリナ「…」


死祐「すねないでよ!能力知りたいんでしょ?教えたげるよ!その代わり…俺付いていっていいかい?」


ローズマリナ「何故そこまでして私にこだわるの?」


死祐「ピンと来たから!俺の相棒に相応しいなぁって」


ローズマリナ「置いていくわ」


死祐「なぁ!ちょ、待って!!」


ローズマリナ「好きにしなさい、あなたの人生でしょ。私に選択権を委ねないで」


死祐「あいよ、つーことで能力教えちゃうね!俺の能力は瞬速蘇生、死んだ瞬間生き返ってんのよ。だから俺は死なない」


ローズマリナ「なるほど」


死祐「お姉さんの能力は?」


ローズマリナ「お姉さんて言うのやめてくれないかしら?ローズマリナよ」


死祐「んじゃぁローズマリナさん」


ローズマリナ「ローズマリナよ」


死祐「ローズマリナ様」


ローズマリナ「ローズマリナよ」


死祐「ローズマリナちゃん」


ローズマリナ「殺すわよ?」


死祐「物騒!!」


ローズマリナ「私の能力…絶対零度よ」


死祐「絶対零度!いい能力だねマリナちゃん」


ローズマリナ「さよなら」


死祐「置いてかないでぇ~!」


ローズマリナは妹を探してることを死祐に話しました

もちろん死祐は協力してくれます

数日二人で探しましたが手がかりすら掴めず生きているのか不安に思うローズマリナ


死祐「全然見つからないねぇ!結構歩いたし探したよねぇ?何日経ったかも覚えてないし」


ローズマリナ「リリア…」


死祐「落ち込まないの!マリナが諦めても俺が探すから」


ローズマリナ「キモいこと言わないでくれる?惚れると思ったのストーカー」


死祐「すっごい傷つくんだけど!もうストーカーじゃないよねぇ?!俺のことそんなに嫌いなのぉ?!」


ローズマリナ「バカなこと言ってないで探しなさい」


死祐「あいよ、お嬢様」


そして月日は流れた

おそらく約1年~2年は経っただろうか

ラグナログが終わり世界戦争、神魔戦争が終わり

色々な出来事が過ぎたある日のこと…


ローズマリナ「死祐、行くわよ」


死祐「お、手がかり掴んだっぽいね」


ローズマリナ「えぇ、リリアはチームOYNにいるらしいわ」


死祐「何それ?何かの軍?」


ローズマリナ「知らないのね、と言っても私も詳しいわけじゃないけど。神の血筋がいるチームよ」


死祐「あぁ~ロイヤル・オメガ・レジェンドだっけ?名前なが!」


ローズマリナ「そう、ラグナログでは準優勝し、世界戦争では首領を倒し、神魔戦争では神、悪魔、人や動物、全ての頂点に君臨したクトゥルフを倒した男よ」


死祐「なんかめちゃめちゃ詳しいんですけどw」


ローズマリナ「その話題でうるさかったのよ、周りが」


死祐「本当かよ」


ローズマリナ「とりあえず…ん?」


?「こっちに美味しそうな匂いのお店があったデス」


?1「あぁうるせぇなぁ、ひっぱんじゃねぇ!」


死祐「ちっちゃい子と目付き悪い不良だ、兄妹かな?」


ローズマリナ「…」


死祐「マリナ?」


ローズマリナ「可愛い」


ローズマリナは可愛いものが好きでした


死祐「て言うかあれ、シヴァルビア・グルゼリアじゃん!」


シヴァルビア「あ?誰か呼んだか?」


フローラ「気のせいデス」


死祐「じゃぁあっちがフローラって子か」


フローラ「む、呼ばれた気がするデス」


シヴァルビア「気のせいだろ」


死祐「いや呼んだよ!めっちゃ呼んだよ!この距離なんだからさすがに気づけよw」


シヴァルビア「あ?誰お前」


死祐「よく聞いてくれた!俺の名は…」


ローズマリナ「ローズマリナよ」


死祐「マリナさんんん?!!」


シヴァルビア「ローズマリナ?知らねぇな」


ローズマリナ「当然よ、あなた達が大会や戦争してるとき、私たちは地底にいたもの」


死祐「それでも揺れとかはスゴかったけどね!地上でどんな戦争してたのよあんたら」


シヴァルビア「…」


フローラ「シヴァルー、早くするデス!」


シヴァルビア「うるせぇなぁクソガキ、あっち言ってろ!」


ローズマリナ「…」


フローラを見つめるローズマリナ


フローラ「な、なんデス!」


ローズマリナ「何が欲しいの?お姉さんに言いなさい」


フローラ「子供扱いするなデス!フローラの方が絶対年上デス!」


シヴァルビア「30代のロリババアだからな」


フローラ「殺すデス!」


死祐「お姉さんよりお姉さんだ!見た目と全然合ってねぇw」


ローズマリナ「あなたは黙ってなさい」


シヴァルビア「で、俺に何のようだ?」


ローズマリナ「用なんてないわ、そこを退いてちょうだい」


シヴァルビア「ムカつく態度だな、てめぇがどけ!俺の通り道だ」


ローズマリナ「めんどくさい男ね」


シヴァルビア「めんどくせぇ女だな」


ズドーーーーーーーーーーーーーーン!!!!


大地が割れ凍る


シヴァルビア「アヒャ、退屈してたとこだ!女だろうが容赦しねぇぞ!!」


ローズマリナ「上等よ、手を抜いたら死ぬと思いなさい」


ぶつかり合う二人


死祐「あらら、珍しく感情的になっちゃって」


フローラ「シヴァルー、殺しはダメデスよぉ!!」


シヴァルビア「オラァ!」


凍らせられるシヴァ


ローズマリナ「ッ!」


それを破壊して突っ込んでくる


シヴァルビア「ぬるいんだよォ!」


ズドーーーーーーーーーーーーーーン!!!!!


大地が割れる

そして凍る

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る