第79話「第二部までの登場人物紹介」
ラスタン・スネーク 第二王子オズワールの軍師 次期参謀次官 二十九歳
灰色の髪、猛禽を思わせるギラついた眼が印象的な男。
下級階層から最高学院に入り、第二王子の軍師となった経歴はどこかハルトにも似ている。
付いた先が精彩に欠ける第二王子であったためか、これまでは目立たぬ立場ではあったが、王族であり王国南方軍の将軍でもあるオズワールの軍師にまで平民が抜擢されたのは、異例の出世と言ってもいい。
謀略に長ける参謀であり、第二王子と同じく日陰の地位に甘んじていたが、英雄ハルトの活躍の影で策謀を張り巡らし、南方戦線で着実に戦果を重ねて権力を握る機会を伺っていた。
シャルル王太子の死後、新しい王太子となったオズワールの元で、権勢を振るうこととなる。
座右の銘は、
新たなるタレント『権謀術数の主』の持ち主であり、ライバルであるハルトを打倒するためにその力を使おうとするのだが……。
ダルトン 代官 四十歳
エルフを虐げている巨漢の悪党。
ハルトに焼き殺される。
肥え太ってたのでよく燃えるんじゃないかと思う。
ラファイエット・シャバニアック 三十二歳
さらりとした金髪の髪の美丈夫。
金糸の装飾が施された白いマントを翻す、目にも鮮やかな純白の騎士鎧。
白騎士、高位貴族にして英雄、民衆のカリスマ。
シャバニアック伯爵家の子息でありバリバリの高位貴族であり、本人も参謀本部の高官であったが、有能であるがゆえに今の貴族政治の腐敗に疑問をいだくようになる。そうしてラスタンとの出会いによって民衆の側に立って革命を起こすことを決意する。
革命の英雄になりたいという野心はあるものの、僭主制ではなく民主制を選択しようとしたのは、本来的には良い人なのだろう。
だが、その急進的な行動は結果的に民を苦しめ国をさらに荒廃させることになる。
改革派貴族の
プファルツ プファルツ傭兵団団長 三十八歳。
黒剣のプファルツとあだ名される、一万五千をかかえる大傭兵団の団長。
大柄でガッシリとした身体つきの大きな頬傷が特徴的な黒髪のベテラン傭兵。
ラスタンに大将軍にしてやるとそそのかされて、自費も投じて騎兵一万騎を集めて戦ったがハルトの策略によって敗れ去る。
フンデル公爵
門閥貴族派の代表的存在。
領地は王都に近く、十万もの兵を動員できる力を持ちながらラスタンの内乱の時に助けにこなかったため立場が悪い。
苦し紛れにミンチ伯爵を王国南方軍の将軍に押し立てるなどしたが、王の怒りを買ったために復権は上手くいっていない。
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