KAC20231_本屋 あの短期間でこれを!!

KAC企画での作品は、777文字の影響もあり掌編が殆どです。
そんな中本作は一万字を越える意欲作、しかも面白い。
いやあ、参りましたね。

一度書籍化したがその後燻っている男とそれを支える彼女の物語。
腐る彼を懸命に支える展開は、恋愛小説としか思えませんでした。

ですが登録はホラー。
更に読み進めると彼の苦悩と葛藤のシーンが始まります。
読み応えある描写に引き込まれつつ物語はラストへ。

ほえええ~。そう来ますか。
狂気、偏愛、オカルト。そしてあのおじさんは……。
様々な余韻を残すラストが素晴らしい作品です。

是非是非~

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