「猫」短編企画にご参加いただきありがとうございます。
時折差し込まれる聞き慣れない横文字(猫の名前も)、いまにもリアルに漂ってきそうなアイリッシュコーヒーの香り、あるいは洗練された文章も手伝って、舞台は日本のどこかであるはずなのに西欧やラテンの国での出来事のような印象を持ちました。
風の影シリーズのカルロス・ルイス・サフォンの文体に少し似ているような。
妻の死と向き合った老マスターはその十年の歳月でその悲しみや寂しさを上手く風化させていくことができたようですね。
そして主人公の優しさと気遣いに感謝しつつも、もしかするとその気儘な移動式古書店の旅に妻を連れて行ってほしいと願ったのかもしれません。
読後、作品全体にシャブランが気まぐれな足跡が付けられているように感じられてとても軽やかな気分になりました。
瀟洒で秀逸な作品を読ませていただきありがとうございました。
作者からの返信
お褒めにあずかり恐縮です。
ご閲読ありがとうございました!
ぽかぽかとした気持ちになりました
とても素敵でした。
このかたの旅路を見ていたい気持ちです
作者からの返信
少し古い作品ですが、ご閲読ありがとうございました。
つ ☕💕