古本屋に、転売でひと稼ぎできる本を求めて行脚する一人の男。 最近めっきり成果が得られずに焦る気持ちはあったろうが、目敏さは一級品のようで、彼は大したこと無さそうな古本屋で、売れば高価な本を発見してしまう・・・! それを二束三文で手に入れようと画策する男と、店主の少女とのやり取り。 秀逸なオチにそう来たか! と膝を叩く一作です。