後書きと補足説明、ちょこっと後日談です(ネタバレ注意)




 ユリーカです。ここまでご覧いただいてありがとうございます!


 久しぶりのファンタジーもの、めちゃくちゃ気合い入れて仕上げました。オチは決まっていたので勢いでガーっと行きました!が!勢い余って短編のつもりが10万字越え。見積甘くて面目ありません!

 さくやんのトラウマで手こずりましたが、他は結構楽しんでかけました。ハッピーエンド(ですよね?)になって良かったです。


 本編で書き切ったつもりですがもう少し補足ということで裏設定公開します。このままでいい!という方はここで撤収お願いします。


 ネタバレ含むので本編未読の方はご注意ください。

 続きをご覧の方は下へスクロール下さい。













































【朔弥】


 朔弥の家庭環境は不遇ですね。


 朔弥は父に見た目もスペックもそっくりですが、幼少期の孤独のせいで誰からも肯定されないまま成長。自己評価の低い子になりました。ホントはなんでも出来たすごい子なのですが。とにかく父が出来すぎました。子どもの頃は出来て当たり前と大人が朔弥を褒めず放置したのが原因です。

 義母から父はすごいと言われ続けた結果、朔弥は父に酷いコンプレックスを持つようになります。好きになった女性が父を好き、ここらが劣等感のトドメとなりました。一応父親には愛情はあったのですが大きくなった息子との距離を取りかねて、再婚時そこら辺の不器用が出ました。

 ギリギリまで再婚を待ったのは父の判断です。咲も合意し、朔弥好みにキッチンをリフォームして朔弥に戻ってくるよう手紙を書き続けていたのですが‥‥。入籍こそしてませんでしたが一緒に暮らしていたので朔弥が思うほど二人に悲愴感はなかったです。


 あの事件の後自宅を離れ朔弥は全寮制男子校に転校。朔弥は男女共にモテました。しかしそこも無自覚(またはモテるわけないと自己否定)。寮ではオカン気質を出して餌付け、後輩たちの面倒を見ていたため慕われたようです。賑やか好きで面倒見が良いのは孤独嫌悪の裏返しです。


 上に立つ者のカリスマ資質もあり人が集まりましたが、大学では女近寄んな!オーラを出していたためケバい女性陣は遠巻きでした。ですが女友達はいました。豚丼弁当旨いと言ったのは食い気のメシ女友達です。そのポジをそのまま大精霊たちが受け継いでます。父に女性が群がっていましたが、実は半分がそういった友人関係でした。今の朔弥の状況に通じます。


 そんな朔弥もルキナに褒められ肯定され愛されて少しずつ自信を取り戻していましたね。無事覚醒できてからはチート炸裂です。


 13で恋愛精神年齢が止まった朔弥に10歳のルキナはちょうど良かったようです。女性の色気も父の離婚のせいで嫌気が差していたので。

 中精霊二人が13、14歳に設定されたのも無自覚に自己投影した結果です。ロリ趣味ではないです。


 常世はもういいと言っていたのは朔弥のトラウマからの逃避です。そうは言っても常世での生活には思い入れはあります。トラウマを受け入れられたことでむしろ素直に懐かしめるようになりました。のちに城の一部を改装し家族の部屋やゲストルーム、大食堂まで作り小精霊も呼んで賑やかに暮らしました。


 



【ルキナ】


 ルキナは頑張りましたね。外伝でも明かされましたがルキナは最初から朔弥大好き。朔弥のカンが鋭ければわかったかもですが。いや無理か。気づきポイントが何度かあったのに全部埋め立ててましたし。ヴァルナだけがルキナの想いに気が付いてました。


 裏設定は光源氏です。光源氏(朔弥)が義母を恋慕い義母に似ていると思い込んだ少女(ルキナ)を育てるという。源氏物語ではそこそこ時間が経過してますが攻めるルキナのガッツで二ヶ月で成人、そして朔弥略奪成功です。

 鬼と遭遇した時も朔弥の心の闇を理解し、立ち向かおうとする朔弥に任せとけ!と光属性最強魔法でぶっ飛ばして見せました。男前でポジティブシンキングルキナ、ものすごく強いですね。さくやん、頭あがんないだろうなぁ


 ルキナには一応前代の記憶もありますが、代替わりなので母親の記憶みたいな感じ。万年生きた大精霊でメンタル強ですが中の人は10歳の恋する純情少女です。見た目は大人で両想いなのに二人とも純情じれじれ奥手。しばらくイチャコラどまりです。朔弥と一緒にこれから中身も大人になることでしょう。恋愛偏差値の低い二人、いわゆる子作りはもう少し後になります。


 ルキナはのちに、歴代妃でダントツトップ、大精霊を四人産み落とす快挙を成します。



【ニクス、ヴァルナ、ファウナ】


 ここは相変わらずです。のちにこの三人の誰かが新たに守護精霊の命を受けて下界に送られますが。しょっちゅう精霊界に戻っては朔弥メシを食ってます。


【ヴァルキリー】


 あの後どうなったか、ここでは書かないでおきます。別伝で書き起こせられればと思っています。


【ヒカル、ミズキ】


 お世話コンビ。今後出世します。二人はこれからもシェフ&執事(近侍)と侍女頭として城を取り仕切ります。その後作られる中精霊たちの取りまとめ役でもあります。

 なんだかんだと自然破壊してましたがそこも二人で修復。「城の周りに湖が欲しいなぁ」という朔弥の淡い希望に応じ、朔弥の“天地創造”の力を借りて城の周りに湖を創造、湖城に作り替えます。優秀ですね。

 当初設定では二人とも喋れたのですがセリフが面倒で無言設定になりました。感情豊かなので意思疎通問題なしです。


【ヨナ】


 ヨコヅナ白ほ‥。皆まで言うな笑


 こちらも相変わらず。朔弥のペットポジションキープです。覚醒した朔弥は色々できるようになりましたが、お出かけにはヨナを呼んで空を飛んでいます。朔弥的には鳥に乗っている感じがいいというか?たまにギャルの姿で朔弥のゴハンももらっているようです。ヨナは行儀がいいので朔弥ゴハンのお返しに巨大魚の雑魚を取ってきてプレゼント、それに朔弥が絶叫したとかしなかったとか?

 ルキナとも関係は良好。子守役として生まれ出た大精霊たちの良き遊び相手となりました。朔弥ファミリーに可愛がってもらって幸せだったようです。



【主要メンバー神様設定】


◆大山朔弥

神: 木花咲耶姫(コノハナサクヤヒメ)(日本)女神

水、安産、山、農業、海運 

天皇家の始祖で日本神話史上最も美しいとされた女神。父は山の神、大山祇命(オオヤマツミノカミ)。姉は石長比売(イワナガヒメ)。姉は無限の命、妹は有限の命の象徴。


◆ルキナ

神:ルーキーナ(ローマ)女神

光、出産、月 時にユーノと並び称される女神


◆ニクス

神:ニュクス(ギリシャ)女神

夜 原神で多くの神の母


◆ヴァルナ

神:ヴァルナ(インド)男神 

水 司法 元はアスラ族(鬼神)


◆ファウナ

神:ファウヌス(古代ローマ)男神

家畜 田畑 森 多産 ファウナは女性名呼び


◆ヴァルキリー

神:ヴァルキュリア、ワルキューレ(北欧神話)女神

軍神、精神



 性別は無視ください。属性優先で集めたのですが偶然にも6人中3人が安産多産系、一人原神です。ニュクスは一人でたくさん子を成しました。

 朔弥は全属性持ってますが作中では水と相性がいい感じです。精霊界が緑多くなったのも朔弥が農業を好んだのも咲耶姫の属性です。



【後日談として】


 この後精霊界は順調に発展します。


 朔弥は多くの小精霊を成し覇王として精霊界の安寧にも努めます。精霊力も強く支配者としてのカリスマもあったためでしょう。妃は一人でしたが王としては類を見ない2000年を超えて長生きした(普通の王の寿命は500~1000年程度)ことで在位中の精霊界は黄金期となりました。おくりなは光と緑あふれる世界を創った光陵王。


 ただ習慣は変わらず、頻度こそ減りましたがキッチンでの料理はやめられなかった模様。かつて料理で喜んでもらえたという成功体験が故です。自身の食欲は落ち着いたのですが餌付けした大精霊もいましたし。愛妻、ヒカル、ミズキと共にキッチンに立ち続けました。これが長生きの秘訣だったか。


 のちに子供(大精霊)もできてルキナと幸せな家庭を築けたようです。最終的には六人家族の子沢山という。ここでやっと忘れてた精力強が出ました。

 ルキナ同様、朔弥は特製ゴハンをしっかり食べさせ四人の娘を立派に育て上げました。





 ここまでご覧いただいてありがとうございました。今後の励みになります!

 またご縁がありましたらよろしくお願いします!


 ユリーカ


 


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【完結】この度召喚されて精霊王になりました。 ユリーカ @Eu_ReKa

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