不安

「ねぇ、今日遅かったね」


そういう彼女は少しふて腐れていた。

「うん。新しいプロジェクトが始まったからね」


そう言うと


「新しい女の子と遊ぶ気持ちはどう?」


と言われた。


俺は急いで今日あったことを思い出す。


「あ、」


そう言えば今日同じプロジェクトメンバーのよく分からない女に言い寄られてプロジェクトメンバーでランチに行った。


「あれは言い寄られちゃっただけなの、なんなら録音聞いてみれば?」


「聞いてたよ。ちゃんと」


「だけどまだ不安なんだ」


と言うと怯えているのか小さな声で「うん。」と言った。


俺は「じゃあ」と前置きをして


「俺の愛受け止めてみる?」

 

と聞くと彼女は素直にベッドへ俺を連れていった。

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