朱い要塞。そこは少なからずの人が、近づきたくないにも関わらず、攻め込まなければいけないところ。なんとも近寄り難いオーラをはなっています。なにゆえ美術館という素晴らしい場所の中に、そんな異様な雰囲気の場所があるのか。確認しに行ってみてください。
「美術館」と表現するの、とても良くわかります。私も、そうだったなぁ……全く同じような感覚で訪れる場所でしたね。とても共感しながら読みました。そして、「赤い要塞」も……うん、なんとなくピッタリな表現ですね。本好きの方ならきっと共感出来ると思います。是非、読んで見てください。
ショッピングモール内の「美術館」に、恐ろしい赤い要塞。その赤い要塞は、美であると共に、畏怖を抱かせる。果たして、赤い要塞の正体とは? 巧い比喩表現が効いていて、思わず唸らせられた一作。 短いながら、良くまとまっていて、ハッとさせられるオチも秀逸。 是非、御一読下さい。