想像力をつける

私は物語の読み聞かせを子供にしています。

絵本を読むことが多いのですが、寝る直前は暗いので当然本は読めません。

まぁスマホで読むことはできますけど。

でも、覚えている話をつらつらとします。


最初は『桃太郎』や『おむすびころりん』といった昔話を何となくで話していました。

でも、昔話をしっかり覚えていなかったり、同じ話を繰り返して飽きてくるんですよね。


そのうち『ブドウ太郎』や『おむすびころりん竜宮城』に変わっていきました。

物語の大筋は変えずに、時々無茶苦茶になりつつ話していたんですが、どうしても話が長くなってしまいます。

話している内に寝てくれればいいのですが、結構起きているんですよ。

それに『みかん太郎』『なし太郎』『ドラゴンフルーツ太郎』……フルーツのレパートリーもなくなってきますし。


そうしている内に『へんてこな物語』が始まりました。

今連載しているのがそれです。

これは寝かしつけの時に即興で作っていた物語です。


読み聞かせ用なので平仮名は使っていませんし、子供には難しい単語も出てきます。

○○ってどういう意味?なんてたまに聞かれますが、話の途中で言葉の説明をしたりします。

童話なら簡単な言葉を選ぶべきかもしれませんが、これはあえて易しい言葉にしていません。

嘘です。

できないだけです。

けれど、それはそれで知っている言葉が増えてくれたらいいなと思っています。


へんてこな物語は、必ずへんてこな○○というキャラクターが登場して、普通はできないようなことをします。

ただそれだけの話です。

ちゃんと挨拶をしてほしいなとか、想像力がつけばいいなとか考えることはありますが、基本的にこの話に深い意味はありません。

寝るときに一度読み聞かせてみようかな、いつも同じ話は飽きたな、なんて方にそっと薦めたい、そんな物語です。


そして、毎回違うタイトルの話をしているのですが、たまに同じようなストーリーを話してしまいます。

話している途中で、あっなんだかこれ、話したことあるかも……となるんです。

想像力がつけば――なんて考えても、まずは自分の想像力を広げないといけませんね。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る