犬にアホ呼ばわりされた日
与方藤士朗
第1話 柴犬のチビ、大欠伸(おおあくび)の顛末
今から約30年程前のお話。
当時私は、20代前半の勤労学生でした。
昼間は、印刷会社に正社員として勤務していました。
~ 実はその後いろいろあって、正社員として勤務したことはありません。
・・・ ・・・ ・・・・・・・
さて、この私、夕方から大学に向かうべく、自転車に乗って、さあ、大学へ向かおうとしておりました。
ちなみに自宅は、大学の近くでした。
その印刷会社の隣は、電気屋さんでした。
そこには、1匹の柴犬が飼われていました。
その名は、「チビ」。
チビという名前にもかかわらず大きな犬という例もあるそうですが、そのワンちゃんは、さほど大きくなく、見事に、「名」は「体」と比例していました。
さあ、さっそくスピードを上げて・・・。
そう思った、その瞬間!
通りかかったチビさんの犬小屋の前で、チビさん、大欠伸をされました。
あ、~~~~~~~、ほ。
私が、チビさんの目の前を通った、そのときのことでした。
あ、アホ? ま、マジでぇ~?
こ、これは、気のせいなんかじゃ、ねえな・・・。
ビビりました。
まじ、ビビりました。
わし、アホや!
・・・ ・・・ ・・・・・・・
世界犬類にまで、私はアホと思われているのか・・・!!
・・・ ・・・ ・・・・・・・
あのチビさんの欠伸は、マジでビビった。
今思い出しても、あれはちょっと、ね・・・。
犬にアホ呼ばわりされた日 与方藤士朗 @tohshiroy
★で称える
この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。
カクヨムを、もっと楽しもう
カクヨムにユーザー登録すると、この小説を他の読者へ★やレビューでおすすめできます。気になる小説や作者の更新チェックに便利なフォロー機能もお試しください。
新規ユーザー登録(無料)簡単に登録できます
この小説のタグ
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます